[ポレポレ農園主のトレンドライン]

2016年1月10日〜1月16日

2016/1/10(Sun) ポレポレ自慢( 洗濯 編 )

いちご狩りの開園前は、それなりに忙しい。。。
6時半の夜明けとともに収穫し始める。
途中の7時〜7時半には、翌日のいちご狩りの予約電話をお受けする。
“電話合戦”だ。間違いのないようにと緊張する時間帯である。
そして、収穫したいちごを事前のご注文内容に応じて詰めた後、
当日のお土産用も詰める。
9時前にもなると、いちご狩りのご予約の方々が到着し始め、
受付開始となる。いつも目が回るようである。

この日のいちご狩りのハウスの最終チェックを終えて、外へ出たら、
若いお母さんに呼び止められた。
「おはようございます。ごめんなさい。お忙しい時間に。
さっき、子供がトイレで少しおもらしをしてしまって、、、」
― そうですか。大丈夫ですよ。すぐ、掃除しますから。
「いえ、勝手に水洗いしてあそこに干しておきました。ホントにごめんなさい」
― えぇ〜本当だ。 こちらこそ綺麗に洗っていただいて、すいません。。。

[写真]お客様が洗って干してくれたミニーマウスのトイレマット

( ぱたぱたー by 農園主 )

2016/1/11(Mon) 自分を問う

 「社会には常識があり、それは窓枠みたいなもの。
 そこからはみ出すのは許されないが、
 それでもそこからはみ出す信念があるなら、まっすぐ生きるべき。
 自分は、大人の常識に妨げられてできなかったから」
 新成人に向けたミュージシャン長渕剛からの言葉だ。

多分、その真意は、
周囲との摩擦を起こしてでも突き進んで行け、という意味ではなく、
“素直” に生きて行こうということであろうか。
二十歳をだいぶ過ぎると、何となく分かるような気がする。

( 明日から by 農園主 )

2016/1/12(Tue) 氷雨

終日、しとしと冷たい雨。
クリスマス・イブ以来の降雨である。
これまで暖かい穏やかな日々が多く、絶好のいちご狩り日和が続いていた。
それが何やら当たり前になっており、その有難みを忘れかけていたような気もする。
偶然、本日は休園日であったが、暖房機が日中に度々稼働し、
「ゴォー」という音をたてる度に、冬本来の寒さを実感させられた。

( 明日は開園、陽が出てほしい by 農園主 )

2016/1/13(Wed) LOVE

「オシッコ、オシッコォ」
農園のトイレの方から小さな女の子の声が聞こえて来た。
「もう少し、早く言ってくれれば良かったのに」
お母さんがそう言って慌てている。服を脱がせようとしているのだろうか。
 「オシッコ、オシッコ。。。モレチャッタ。。。」
間に合わなかったようである。

「あらら。そんなにアランと遊ぶのが楽しかったの?良かったねぇ」
優しいお母さんの声である。
きつく叱る声を予期していたので、ハッと驚いた。
 「よっぽど楽しかったのね。こんなこと珍しいね。良かったわね」
続いておばあちゃんの声もした。

( なんとシアワセな by 農園主 )

2016/1/14(Thu) プロジェクト す( まだまだ編 )

“いちご酢”の試作を続けている。嫁さんが仕事の合間を縫って、せっせと。
ご来園された方々の多くが気付くようになるほど試作の瓶の数も増えて来た。

[写真]試作中のいちご酢の瓶が並んでいる様子

試飲されたお客様の反応はとても好意的。
と言っても勧められて試飲したものを「まずい」とはなかなか言いにくいのも人情だ。
ジャンプするほどの反応がほしくて、試行錯誤をしているのだ。
酢の物が苦手な人間であるが、唯一、気に入っている酢がある。
市販されていないので、“秘密の酢”とも言えるかも。
これが果たして“いちご酢”に合うのかどうか。。。
もう少しで、試作が出来上がる。

( とっても楽しみ by 農園主 )

2016/1/15(Fri) 三郎畑( ブロッコリーの様子 )

暖冬で野菜農家がとても苦労している。
育ちすぎでいいものが出来ないとか、一気に収量が増えて収穫し切れないとか。
天候に左右されるのは農業の厳しさであるが、醍醐味でもある。

[写真]三郎畑(ブロッコリー)の様子

当園のブロッコリーは、暖冬でも慌てることなく、じっくり生育しているようだ。
三郎さんが植える時期を少し遅らせたことが功を奏したと思われる。
「たまたまだよぉ」と言うに決まっているが、
いやいや、計算通りに違いない。

( 凄いね by 農園主 ) 

2016/1/16(Sat) ポレポレ自慢( 指導 編 )

当園のいちご狩りは10時から始まる。
ご予約の皆さまに受付ハウス内にお集まりいただき、簡単な説明をしてから、
いちごのあるハウスへご案内する。そして、そこから一斉スタートとなる。

― さぁ、それでは受付で丸バッジと引き換えにカップを受け取ってください。
皆さまをハウスの方へ誘導しようとしたら、

「あの〜、今日はいちごの摘み方の説明がまだですよ」
当園をこよなく愛していただいているお得意様からだ。

― あっ、そうでした。ありがとうございます。それでは、代わりにお願いできます?
説明を代わりに頼む無茶振りだったのだが、

「皆さん、いちごは尖っている方を逆さまにすると簡単に採れます。
いちごを引っ張るといちごが潰れたり、枝が折れますので、引っ張らないでね」

よっぽど私よりも上手な説明なのであった。
ハウス内で他所の子供たちに色々教えてくれている常連の方々はとても多い。

[写真]“かなみひめ”のいちごハウスの様子

( おせっかい大歓迎 by 農園主 )