[ポレポレ農園主のトレンドライン]

2012年 4月22日〜28日

2012/04/22(Sun) ポンプ その2

購入したポンプの試運転。例の全楊程35mのポンプである。

井戸は清水だが、念のため、吸い込み口にストレーナー(異物避け)を付けた。
アルミのメッシュで作る。手作り感満載は免れないが、何とか役目は果たせそうである。

刻字

ガソリンを入れて、リコイルスターターの紐を引っ張り、エンジンスタート。
勢いよく出る煙とともに、期待していない箇所から水が吹き出る。うん?
ホースとの接続部分の締め付けネジが甘かったようだ。
ネジの目が潰れるくらいに締め直し、
再スタート。
水は、50mホースの先から勢いよく出た。

( ウォーター! by 農園主 )

2012/04/23(Mon) 先生からの贈り物

[刻字]苺

刻字 「苺」 
菊池邑僊(きくちゆうせん)作 

味わいのある作品を創作して頂いた。
このポレポレ農園の羅針盤を
ご来園の際は、皆様にも是非、お楽しみいただきたい。

( 感激の極みなり by 農園一同 )

2012/04/24(Tue) ホースはブラックで

ホームセンターに行くと、ホース売り場はカラフルだ。
青、緑、黄色など。ガーデニングが好きな人は迷うと思う。
先日、育苗用に50mホースを買った。
黒色である。

イエローとか、カラフルで元気が出そう、と思ったのだが、
なんとなく予感がして、師匠に聞いた。
「色って、気にした方がいいですか?」
「黒しか使えないよ。藻が生えちゃうから」
黒色以外のホースは日光を通すので、ホース内に藻が生える。
これが詰まる原因になる。
ホームセンターで、ホースのノズルがよく売り切れになっているのは、このためだ。

黒以外は実用的ではない。
しかし、カラフルなホースを使って、庭に散水することが気持ちいい人は、そうすべき。
その場合、ノズルは先端部分が開けられ、掃除できるものを選ぶのがコツである。

( イチゴ農家のガーデニング講座 by 農園主 )

2012/04/25(Wed) 草刈について 語るときに 僕の語ること

草刈を始めて2日目になる。
刈り払い機という、25ccのエンジンをつけた簡易な機械を使う。

刈払機

草刈は、病害虫の防除が目的。
雑草(名は未確認)が、イチゴの病気を保有する可能性も指摘されている。

作業は単純そのもの。雑草をひたすら刈るだけだ。
適度な音量のエンジン音で、一層、外界と遮断された気分になる。
マラソンをしている気分に近い。
と言ってもフルマラソンは一回の参加しかないから、
その準備に真剣に走っていた時の感覚である。

村上春樹は、
著書「走ることについて 語るときに 僕の語ること」で書いていた。
「僕は走りながら、ただ走っている。僕は原則的には空白の中を走っている。」
要は、何も考えていない。大作家でも同じらしい。

草刈が少し違うのは、途中で止めても、そこまでの仕事量が、
形となって残っていること。ほんの一時期だけかもしれないが。

「僕は草を刈りながら、ただ刈っている。僕は原則的には畑の中を刈っている。」

( 雑草魂、手を焼く時もある by 農園主 )

2012/04/26(Thu) ゴスペル

1歳半になる甥に会った。4ヶ月振りである。
正月に会ったときは、父親である弟の過保護が原因と思われる、
人見知りがとにかく激しく、気難しい子供に見えた。
弟以外の誰が抱いても、すぐに泣くので近所では、
「泣き虫そうちゃん」と呼ばれていた、という。

わずか4ヶ月でも、別人になるものだ。
大人しく、口数は少ないが、こちらの話していることはほぼ理解している。
だから、目で意思疎通はでき、よく笑う。こうなるとかわいいものだ。
音楽には特によく反応する。
ビリー・ジョエル、ロッド・スチュワートは、気に入ったようだ。
極めつけは、ゴスペル。映画「天使にラブソングを」のサントラが好き。
「♪ハー♪レー♪ルー♪ヤー!」に合わせて、両手の握りこぶしを突き上げ、
「ヤーヤーヤーヤー!」と踊りながら歌う。
泣き虫から「ゴスペルそうちゃん」に脱皮した瞬間であった。

( 人は変われる by 農園主 )

2012/04/27(Fri) 電柱 その2

農地に立っている電柱が、少し傾いている。(4月13日 電柱)
直してもらえないものか、東京電力に相談していたところ、
対応について説明したいと、昨日「ご連絡」あり。畑に集合となった。

担当の方2名は、「電気設備の技術基準」という、
経産省の省令が書かれている資料を持参され、
電柱(正式には「支持物」という)の立て方を物理的に説明してくれた。
やや専門的で、途中は完全に置いていかれたが、
要は、この支持物も基準通りに立てられているということだった。
しかし、30p程度とは言え、傾いてしまったのだから、
そもそも、その基準がどうなのか?
よく見ると、資料の表紙には、「原子力安全・保安院 作成」とある。

「・・・。」

最初は、および腰に見えたが、最終的には現場が、英断をしてくれた。
「農園に来られるお客さまの安全のために、今回は直しましょう。」

( そうこなくちゃ by 農園主 )

2012/04/28(Sat) ポイ捨て

畑の用水路に、ゴミが捨てられていた。
スーパーの袋に入っていたようだが、カラスに突かれ、散乱していた。
前日の夕方から早朝の間に置かれたのか、
やり切れない気持ちで、ゴミを集める。
プラスティック、カン、生ゴミ、空きビン、、、分別もできないらしい。
「プラ・カン・ビンは月曜日、燃えるゴミは火曜日だったな」
と考えている自分がいる。
ゴミの中身は、その人の人間性を表すものなのだ、と変に勉強にもなった。

汚れた街の犯罪率が高いことは、立証されている。
畑の草刈がもう少し早くできていれば、こういう輩も躊躇したかもしれない。
その点は反省しよう。

しかし、犯人に告ぐ、
「2回目はない。証拠がここにあるのだから。」

( 領収書をいっしょに捨ててはダメでしょ by 農園主 )