2012年 5月20日〜5月26日
元に戻る
ホーム
2012/05/20(Sun) シーズン終了します
いちご狩りシーズンが終了する。
師匠の農園も今日までである。
シーズン中に何度も来園された方が、たくさんおられた。
農園冥利に尽きるというもの。
来シーズンは、ポレポレ農園のスタート。
イチゴの味も農園の雰囲気も、そして君津のことも、
トータルに気に入っていただけるようにしたい。
「居心地がいいから、また来たいね」
その声をもらうために、今の準備の時間がある。
栽培技術は無論のこと、
サービスの内容も考えていかなくてはいけない。
「低いレベルのサービスしか経験していないと、
レベルの高いお客さまはどういう時に満足し、感謝、感激してくれるのか、
雲をつかむようにしか感じない」
(国友隆一著 「帝国ホテル王道のサービス」)
自分で身銭を切って、そういう体験をしなさい、ということらしい。
( どこに遊びに行こうかな by 農園主 )
2012/05/21(Mon) 家メシ道場
最近、気に入っている料理本のタイトルである。
サラリーマン時代は興味がなく、台所に立ったことはなかったが、
この1年は平日の夕飯を作るようになった。
今や苦ではないので、好きな方かも知れない。
腕前は、料理用語に慣れてきた程度。
水を「ヒタヒタ」にするとか、塩「少々」とかに対して、
それって、具体的に何グラムですかっ!と思わなくなったレベル。
当然、残り物で料理をチャッチャとは作れないので、
初級の域は出ない。
この本がすごいのは、手順が全て3つしか書かれていないこと。
だから、やってみようと思わせる。
「黄金チャーハン」は、レパートリーに完全に組み込まれた一品。
ポイントは、「卵は最初にご飯に混ぜておく、卵かけごはんの要領で」
これで、ごはんが簡単に具合よく、パラパラになる。
誰でも、チャッチャとできるのである。
( 単行本サイズなので、買い出しには必携 by 農園主 )
2012/05/22(Tue) 仏像彫り
義父が数年前から熱心に彫っている。
1本木から、立体的に彫り上げていく。
元来、手先が器用な人とは言え、出来栄えには驚く。
以前、義父と仲間たちの仏像作品展に行ったことがある。
見事な作品が並ぶ会場の中、見学に来られた年配の女性がいた。
静かに仏像に向かって、手を合わせる姿が印象的だった。
ポレポレ農園のロゴを使った看板彫りを義父にお願いしている。
来園者の記念撮影のスポットになれば、と願っている。
( その時は、ピースサインでもいい by 農園主 )
2012/05/23(Wed) 東京さ、行くだ
久し振りに上京する。
最高裁、書店を巡って、資料を集めた後、
夜は高校の友人たちと会うことになっている。
君津では、生活に困ることは何もないが、
大きな本屋がないことが寂しい。
どんな本でも、今やネットで購入はできるものの、
手にとって、あっちの本、こっちの本を見ることが面白い。
インクの臭いを嗅ぐのである。
( なぜかトイレに行きたくなる by 農園主 )
2012/05/24(Thu) 皇居ラン
昼休みの時間であったが、相変わらず多くのランナーが走っていた。
かつては、週末に3周していた!時期もあるから懐かしいコース。
1周約5キロ、高低差25メートルである。
すぐ脇の新宿通りの交通量はさておき、
お堀の緑と高層ビル群が、融和するなんとも不思議な景色で、
気持ちがいいのだ。
一方で「何が楽しくて、わざわざ苦しい思いをするのか、理解できない」
よく聞く声である。しかも、マラソン大会に参加すれば、大抵1万円くらいは取られる。
「なんで?」と聞きたくなる方が普通だ。
320キロを走りぬく鉄人が書いている。
(ディーン・カーナゼス著 「ウルトラマラソンマン」 )
「多くの登山家は、遠征に出発する前は、彼らの気持ちは高ぶり乱れているが、
ひとたび山に向かえば、カオスの向こうから澄み切った集中力が出てくる。
頂上に辿り着くという明確なゴールが。
山頂に到達するか、失敗するか、二つに一つ。
明快この上ない。」
「実際の人生では、物事はそんなに明快ではない。
ゴールはしばしば曖昧で捉えがたい。
ほとんどの人は、自分が何を成し遂げるように求められているか、
はっきりと知らない。」
鉄人も答えを探して走っているという。
再チャレンジしてみようか。
( 君津のあぜ道はスベリそうだ by 農園主 )
2012/05/25(Fri) 最高裁 訪問日記
昭和28年の判決資料を閲覧しに出かけた。
建設業法20条の解釈を調べるためである。
三宅坂の角にある石造りのイカツイ建物である。
予約してあるが、正門からは入れない。
西門の職員通用口から、ガードマン6人に出迎えられて入所。
閲覧は裁判所内の4階図書室。エレベーターを乗り継いで上がる。
予想以上に古い建物だが、エレベーター内は小ぎれいだ。
途中、1階で大きなホールが見えたので、
「これがイカツイ建物の正体か」と思い、こっそり近づくと後ろから
「ちょっと、ちょっと!」
警備員が飛んできた。入ってはいけないらしい。
図書室は、国内外の大量の文献があり、圧倒される。
係りの方の案内で目当ての資料はすぐに見つかる。
古びたページは、すっかり茶色に変色、めくると、
破れそうだ(少し破れたかも)。
コピーは許されたので、機械のある1階までエレベーターで降りる。
4階から見下ろす吹き抜けの大ホールは美しい。
十数ページのコピーを持って、再チャレンジ。
今度は、堂々と大ホールへの石段に向かってみた。
「ちょっと!」
やはり、入ってはいけないらしい。
資料を無事、返却したところで、係りの方に聞いてみた。
「あのホールには入れないのですか?」
「予約した見学ツアーの方には開放しております。」
「今日は無理なのですね。業務では、どんな時に使うのですか?」
「いえ、使用しません。」
「えっ、ではホールの使用目的は何ですか?」
「何でしょうね。。。」
そのまま笑顔で見送ってもらった。
最高裁でも不明瞭なことがあるようだ。
( 次回の閲覧はガードマンの格好で by 農園主 )
2012/05/26(Sat) ニンジン
先週会った高校時代の仲間から、ポレポレ農園の応援メールが届いた。
同級ではあるが、彼はずっと前から自らの事業を営んでいるので大先輩になる。
以下紹介。
自営と言う名のマラソンには、ゴールが無い。
目標はあっても、ゴールは無い。
ゆえに、皆一斉にゴールを目指しているサラリーマンを横目に、
時として自分が何処に向かって走っているのかを見失ってしまうのだ。
そこで目標を設定するのだが、これがまた結構難しい。
近すぎる目標では、モチベーションを維持するのが難しく、
遠すぎる目標では途中で息が切れてしまう。
さて、どうしたものか・・・
答えは、「ニンジン」
馬の鼻先にぶら下がっているアレである。
遠くのにんじんは諦めてしまうが、鼻先にぶら下げると走り続けると言う。
(嘘か本当かは知らないが・・・)
つまり、達成出来そうで出来ない位の目標をその都度設定して、
それに向かって走っていればいいのだ。
かくして、自分は届きそうで届かないニンジンに向かって、
時には全力で、時にはダラダラと走り続けているのである。
(最近は専らダラダラが多いようだが・・・)
それから、自分の脳裏に農園主妻を乗せて懸命に走っている農園主と、
その背で絶妙な距離感のニンジンを操っている農園主妻の姿が、
鮮明に映し出されている事は言うまでもない。
(5月の屋根は日差しが強い by アンテナ職人)
恐れ入る。
( 続編も頼みたい by 農園主 )
トップに戻る
元に戻る
ホーム