[ポレポレ農園主のトレンドライン]

2012年 6月3日〜6月9日

2012/06/03(Sun) リゾート感覚

育苗ハウスの天井に、遮光ネットを設置した。
太陽光線を50%カットできる。
海辺のリゾートで、パラソルをつけたような感じかも知れない。

遮光ネット(天井部のみ遮光しているところ)
《天井部のみ遮光しているところ》

遮光ネット(左側を遮光しているところ)
《左側を遮光しているところ》

これから暑くなると、イチゴのランナー(つる状の茎)の出現が鈍り、
子苗の採苗ペースが落ちる。
また、水分が蒸発し、ランナーが部分的に焼ける場合もある。
遮光は、そのための対策。
人間の作業には、90%くらいカットしてもいいのだが、
光合成のためにそうはいかない。

ついでに、ハウスの南側のビニール壁に窓(1m×3.5m)を作った。
風通しが良くなり、ハウス上部にこもった熱気が抜ける。
こちらは、ビーチでそよぐ海風のような感じか。

( トロピカル・カクテルは。。。井戸水  by 農園主 )

2012/06/04(Mon) ホタルの写真

小さな光が「ゆらり」と飛ぶ。
オスの寿命は3〜4日、メスは1日長い程度。(「ホタル百科」より)
1年でふ化するメスに対し、オスは2〜3年かかる。
やっと出てきて3〜4日の命である。

発光は、オスとメスとの通信手段らしいのだが、
詳しいことは全く解明されていないのだそうだ。

三舟山のふもと(三舟の里)で多くのホタルが見られることを聞き、
日没前から出かけた。ポレポレ農園のすぐ近く。
撮影意欲が涌く被写体に興奮する。
あの「ゆらり」感を何とか撮りたいのだが。。。

ホタルが飛んでいるところ
(ISO400 F4.0 24秒露光)

( ほとんど、真っ暗闇 by 農園主 )

2012/06/05(Tue) 格言

「これをやったら、速くなるとか、分からないよ。
結果が分からないことに挑戦するのが楽しい。」
北島康介のインタビュー記事(日経新聞)である。

凄い。
当方は、分からないことだらけで不安いっぱいの毎日である。
イチゴが話してくれないから、心配事は尽きない。

北島康介は言う。
「周りにガタガタ言われない。ダメだったら、全て自己責任。
失敗の原因を分析するのも楽しいしね。」

これまた凄い。
成功しても、失敗しても、後で分析できるような仕事の進め方をしなさいと。

ちなみに、彼はコーチの話も半分は聞き流すのだそうだ。
これは、無理だな。

「 細かいことは気にしない 」

( この師匠の言葉が一番効く by 農園主 )

2012/06/06(Wed) チップソー

あっという間に伸び放題の雑草たちである。

師匠とトモ子さんに聞かれる。
「草は大丈夫?」
「ボーボーですよ」
苦笑いしながら答えると、
「草刈りも仕事のうち。病気や虫が出るよ。」
と二人からやさしい教育的指導が入る。

サバンナを超え、もはや小ジャングルになり始めた畑の草刈りを再開する。
マメに刈っておけば、負担も小さかったはず。
年間計画を立てておくべきだった、仕事なのだから。

気づくと、先シーズン後半から使っている草払い機の刃(チップソー)は、
チップが全てなくなり、切れない。ホームセンターで買った安物だ。
ならば、と今回は師匠推薦の最上級チップソーを買ってみた。

チップソーの全体写真
(直径23p、36チップ付の全体写真)

チップソーの拡大写真
(チップの拡大写真)

うん、サラサラ刈れる。しかもチップは長持ちすると評判だ。
これぞ、職人仕様。

( 仕事道具はケチらないこと by 農園主 )

2012/06/07(Thu) 総選挙

朝食時には、NHKのテレビニュースを流している。
いつも新聞を読みながらなので、全部を見ているわけでもない。

「あなたにとってのAKB48とは、何ですか?」
「昔から変わらず、青春です!」
テレビから聞こえてきたセリフに、びっくりして画面を見た。
ファン投票で1位に選ばれたメンバーのコメントだった。

実は、この「青春」という言葉は、気になるもののひとつである。
自分達と同世代のヒーロー、キング・カズ、こと三浦知良選手が
使っていた言葉だからだ。

「成功よりも成長したいという気概でことにあたる人が、
ずっと青春を生きるんじゃないかな」

うまく言えないが、おじさん達には、シビレル響きなのだ。

彼女たちのダンスは、これまで学芸会の演目(失礼)という印象しかなかったが、
「青春」のコメントで、一気に他のメンバーの名前も覚える気にさせられたのである。

( 前田敦子さんは、どの人? by 農園主 )

2012/06/08(Fri) オイスターソース

銀座に好きなカレー屋があった。
今も店はあるのだが、君津の住人にとっては遠い存在だ。
それでも、時々食べたくなる黒いカレー。
早稲田や御茶ノ水にある真っ黒で、辛いっ!カレーもいいが、
ここの辛さは、ほどほどで、そのかわりコクが深い。
秘訣は牡蠣エキスにある。
夜はオイスターバーで生牡蠣を食べさせる店が、
ランチだけ特製カレーを出しているのである。

その牡蠣カレーに、市販のジャワカレー(辛口)で挑んでみた。
圧力鍋で肉と野菜を煮込む。鶏肉、骨付きがいい。
野菜は圧でトロトロになるので、ある程度の形を残したければ、
相当大きく切っておく。特にジャガイモは。
そして、火をつける前にオイスターソースを加える。中華ソースである。
さらに、砂糖投入。これで一口目の出だしは甘く、それからジワッと辛くなる。
しかも照りも出る。
狙いのコクは、店の深さとは比べ物にはならないが、及第点はもらえる、と思う。

( たまにはカツカレーも。でも揚げ物はできない by 初級者 )

2012/06/09(Sat) 隣の芝

ガソリンエンジンで走る自走式の草刈機を市から借りてきた。
刈り取った草を同時に細かく粉砕してくれる強力な助っ人である。

[写真]自走式草刈り機

軽トラックの荷台にちょうど載るサイズ。それなりに大きく、しかも重い。
自分が草払い機でやる仕事量と較べると40倍くらいのスピードでこなしてくれる。
ただし、平地に限る。
キャタピラーが付いているが、その重みで土手や斜面は走れず、ぬかった土地では動けない。
ワンポイントのみに特化した助っ人なのである。

昨日は、得意な平地だったので、W杯の予選ピッチと同じくらい見事に仕上がった。
それを撮ろうとカメラを構えてみたら、隣の芝の方が圧倒的に青い。

[写真]農園の周りの田んぼ風景

今の日本で、一番美しい田んぼの風景がポレポレ農園の周りに広がる。

( 思いっきり日焼けしました by 農園主 )