[ポレポレ農園主のトレンドライン]

2012年 6月10日〜6月16日

2012/06/10(Sun) ランナーピン

さて、このオレンジ色の物体は?
プラスティック製で長さは5センチほど。

ランナー留め

昨日から、子苗をポットに植え付け始めた。
土に活着させるために、このランナーピンを使う。
ピン留めの要領で苗の根元(クラウン部分)を押さえていくのである。

ランナーを留めたところ

言うは易し。親苗からすでに5、6本のランナー(ツル状)が出ており、
まるで配線コードがコンガラガッっているような状態。
これをきれいに並べていくのであるから、脳と体の両方をフル回転させる作業。

( 知恵の輪か by 農園主 )

2012/06/11(Mon) 整理整頓

子苗のポット受け作業の第一ラウンドは、2日かかった。
なんとか1,300苗ほどを植え付けたが、
最終目標は、育苗ハウス1号で5,500苗以上。

現時点で、親苗からランナーは5〜8本出ている。
これから10本までに増やし、5苗づつを採苗したい。
作業は、まだまだ続く。

(作業前)
ランナー受け(作業後)

(作業後)
ランナー受け(作業後)

( 自分の部屋はいつも作業前 by 農園主 )

2012/06/12(Tue) リスクテイク

リスクに見合ったリターンがあるか、天秤にかけて判断する。
相場の世界だけではなく、日常的なことである。

スーパーでは、キャベツの半個売りは、1個の値段の半分よりも高い。
でも、半分の方が新鮮なまま使いきることができる利点もある。
どっちを選ぶか、主婦と主夫は、日々リスクテイクの繰り返しである。
(ちなみに、今日は新鮮な?見切り品を買った)

キャベツ(見切り品・半額)の写真

リスク・リターンが示されないままに、重要なことが決まろうとしている。
「原発を止めたままでは日本社会は立ち行かない」
わが国の総理は、「国民の生活を守るために」 リスクテイクしたいらしい。

再稼動しないと、企業活動(経済活動)に支障が出て、雇用に影響があるという。
この場合のリターンは雇用が確保されるかも、という期待になる。
一方のリスクは、モンスターを国内に54基も飼い続けること。
原発が制御不能なモンスターであることは、自明となった。
事故が起きたら急に停止できない。炉心が燃え続け、メルトダウンが起きる。
たとえ無事故であっても、その燃えカスは地中に埋めて、100年単位で監視することになる。

( 割と明白なリスク・リターンの関係だと思う by 主夫 )

2012/06/13(Wed) ミセス・ワタナベ

数年前にイギリスの経済誌「エコノミスト」が、
日本の個人投資家のパワーを特集したことがある。
主婦やサラリーマンを中心としたFXトレーダーは、
集合すると、相場を動かす大きな存在となった。
それを 「ミセス・ワタナベ」 
と記事ではユーモアを込めて名付けたのである。

君津図書館で本を借りてきた。
「円高の正体」 安達誠司著。
人並みに関心はあるので手に取ったら、
おもしろいものを見つけた。
まだ、読んでいないので、内容ではない。
この本に貸出票が挟まっていたのだ。
前に借りた方のものだと思われる。
返却予定日の下欄に、その他に借りた本が記載されていた。
「家庭画報」 とある。
君津の ミセス・ワタナベ を見たような気がした。

( 自分がいっしょに借りたのは「病害虫百科」 by 農園主 )

2012/06/14(Thu) ペイオフ

ポレポレ農園建設に補助金の申請をしている。
承認されれば、資金は「決済用普通預金口座」に振り込まれるという。
公的な資金であるため、利息がつかない口座にするらしい。

近くの農協の支店に行くと支店長が自ら出迎えてくれ、応接室に通してくれた。
 「決済用口座を作りたいのですが、、、」
 「伺っております。農園準備の件ですね。」
 「そうです。ところで決済用口座って何ですか?」
 「ペイオフの対象にならずに全額保護される預金です。その代わり無利息です。
 企業は1千万円の預金保護では到底足りませんので、ご利用が多いです。」
 「そうなんですか。」
 「今回の開設では、おいくら入金されますか?」
 財布をみたら1万2千円。
千円と言いたいところを話の流れから、
 「1万円で!」
またまた〜とは支店長は言わなかったが、桁が違ったか。

( これでも気張ったほうだ by 農園主 )

2012/06/15(Fri) イチゴ部会

君津市と周辺3市(木更津・袖ヶ浦・富津)の農家でつくる
君津イチゴ部会がある。
会員26名。ポレポレ農園も準会員として参加している。
昨日は、生産者4名のハウスを訪問し、育苗状況の視察会があった。
師匠の苗は毎年視察対象になる。見本とされるからだ。
県の研究員が参加するので、その講評を聞ける場でもある。

道中、今の悩みを先輩農家の方々に聞いて回った。
「葉の色が薄いのですが、、、」
「ダニが出ているのですが、、、」
「肥料なんですけど、、、」
「うどんこ病の対策ですが、、、」

まるで、相場で負けている時のディーラーのよう。
勝っている時は誰の意見にも耳を貸さないが、
負け出すと、途端に人の意見がほしい。
努力だけで報われるとは限らないので、拠り所がほしくなるのである。

この世界は少し違う。
「何事も経験だよ。その熱い気持ちは、必ずイチゴに伝わるから。」
皆が口を揃えて言ってくれる。努力は報われるものだと。
残念ながら、まだ片思いのようだが、いつか実ると信じて、
ひたすら世話をするのみである。

( ブレないのは、師匠がいるから by 農園主 )

2012/06/16(Sat) 彫り始め

義父の創作活動が、始まっている。
先日、新木場の木材屋(業界では有名な店)で、
素材が選び出された。一枚板である。
これが、ポレポレ農園の看板に生まれ変わる。

義父から、作業風景といっしょにコメントが届いた。

ポレポレ農園の看板(下書きの状態)

字入れが結構大変、形を整えある程度のところで決心決定。
サイズを板に合わせて少々大きくした。
彫り始めて見たが、結構な力仕事。
根性・体力続かず、一寸やっては一休み。
遅々としているがそのうち完成するでしょう。
2・3日はせっせとやってもそのうち気が向いたら・・・そんな恐れも無きにしも非ず。
この夏には届けるようにしたい。

父の日に父からの贈り物。

( 慌てて酒贈る by 農園主 )