2012年 7月1日〜7月7日
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2012/07/01(Sun) 通訳
イチゴの言葉が、なかなか聞き取れない。
だから、水遣りの加減が気に入ってもらえない。
昼間はぴんぴんしていた葉が、夕刻になると元気をなくした。
あれっ? 慌てて、土に指を刺しこむと乾いている。
湿度の低い晴れの日が続き、予想以上に乾きが早い。
テンション・メーターを登板させることにした。
水を満たした計測管を土中に刺すだけ。
乾いていれば管の先(陶器製)から、水が土中にしみ出る。
管の水が引っ張られることで、メーターが動く仕組み。
誤訳も多かろうが、目安にはなると思う。
最後は、「指刺し」確認。
( 少しヒンヤリ程度 by 農園主 )
2012/07/02(Mon) 沖縄の海
君津市の油絵同好会の一枚。
市立図書館のエントランスに展示されていた。
大変気に入ったので、了承をいただいて写真を撮らせてもらった。
学校での美術の成績は、5段階の「3」にずっと安定していたので、
特別絵心があるわけではないのだが、この絵は特別だ。
海水の温度や質感、潮の香りまでして来そうなリアリティは、
君津にいながらフェルメールを観賞した気がする。特に光の加減。
作者の女性は、この構図の絵を描くのは3回目だそうだ。
「毎回少しづつ、水の表現が変わってきており、その度に良くなっている。」
絵の仲間の評価であった。
本人があいにく不在で話ができなかったが、是非、お聞きしたいことが2つある。
「今回の絵は、満足ですよね。それとも4回目がありますか?」
それから、
「モデルは、どなた? ご本人。。。ですか?」
( 気になって仕方がない by 農園主 )
2012/07/03(Tue) 鶺鴒(セキレイ)
白黒ツートンの愛嬌のある小鳥である。
田んぼの周りで結構見かける。水辺に多く生息するらしい。
チチン・チチンと鳴きながら、波長を描いて低空飛行するが、
その時に、尾を細かく上下させながら飛ぶのが特徴。
波長が合ったのか、突然ハウス内に飛び込んできた。
まだ、子供のようで色がはっきりしていない。
苗の様子をじっと見渡した後、無言で、ハウスから真っ直ぐに飛び去った。
千葉周作(北辰一刀流)の有名な剣の構えに、
竹刀の剣先を常に揺らして変化にいつでも対応できるようにする、
「鶺鴒の尾」がある。全日本選手権でも見かける基礎的な構えだ。
イチゴの育苗にもこの構えで臨めってことか。
( 冬の稽古がつらくて、長続きしなかった by 元小学生剣士 )
2012/07/04(Wed) 善次郎
ポレポレ農園の近くに日本酒と焼酎の酒造会社がある。
酒蔵を見学し、試飲することができるので、
観光バスが、盛んに立ち寄るところだ。
店のご主人が、
「ポレポレ農園をツアー会社に紹介できるよ」
と言っていると聞いたので、早速、伺った。
ご主人は、東京、神奈川の旅行会社に直接営業して、
ツアー内容も企画している。
シーズンには、いちご狩りのリクエストが多いとのこと。
「君津で、お客様が喜んで遊んでくれるのが一番」
元市会議員の熱い経営者である。
「善次郎」は、この店の芋焼酎。
名前の由来は、君津に初めてさつまいもを導入した方の名からとったと言う。
安政のころの話だそうだ。
実は、ポレポレ農園の地主の先祖でいらっしゃる。
不思議なつながりである。
( 今時分は冷たいお茶割りがいける by 農園主 )
2012/07/05(Thu) 仕事の資質
例えば、宇宙飛行士に求められる資質は何か?
「ストレスに耐える力」
「リーダーシップとフォロワーシップ」
「チームを盛り上げるユーモア」
「危機を乗り越える力」
「宇宙飛行士選抜試験」(光文書新書)にある。
決して特別な条件ではなく、普通のサラリーマンと共通している。
もし、違いがあるとすれば先にある「夢」の普遍性かも知れない。
宇宙戦艦ヤマトは、地球人の夢なのだから。
ちなみに、宇宙飛行士には、少し変わったストレスがあるそうだ。
騒音。船内の機械音は終日やかましく、難聴になるほど。耳栓がいるらしい。
そして、臭い。風呂に入れない。体臭とトイレの臭いと機械の臭いが融合している。
帰還してハッチを開けると整備担当者は鼻が曲がるらしい。
ヒーロー達も結構、苦労しているのだ。
( 周りで、牛糞肥料が臭うことはある by 農園主 )
2012/07/06(Fri) 精進
羽生棋聖が、歴代最多のタイトルを獲得した。
彼が著書「判断力」で面白いことを書いていたを思い出す。
「将棋のプロは、たくさんの手が読め、先のすべてを見通して、
一手一手指していると思われがちだが、実際にはそうではない。
十手先の展開も読めない。そういう五里霧中のなかで1つ1つの
決断をしていっている。」
1つの局面で、80通りくらいの指し手があるそうだが、
そこから選択する時、長考しても迷う。
「最後には、どうにでもなれ! という心境で、決断することも
結構ある」と彼は書いている。
天才棋士でも「えいっ、やー」なのだと知って、
ディーラーという仕事をしていた当時、とても親しみを感じた。
昨日のインタビューでは、こう答えている。
「序盤の作戦は日進月歩だし、そういうものを追いかけるのは、
何年やっても面白い。」
( 一流への道は果てしない by 農園主 )
2012/07/07(Sat) 地ならし
ハウス工事は順調に進んでいる。
心配された梅雨の影響は今のところなく、職人さん達は休む暇もない。
現在は、いちご狩りをする本舗ハウスを建てている。育苗ハウス1号の目の前だ。
幅6m×長さ57mのハウスを3棟並列し(3連棟と言う)、広さは1000uになる。
骨組みがおおよそ出来てきたので、次の準備にかかり始める。
地ならしをしてもらった。3連棟の北側に建てる4連棟の準備である。
広さは同じ1000uになる。
3連棟とは用水路を隔てた場所になり、2つは、受付ハウスを挟む格好で建つ。
ポレポレ農園HPの絵がわかりやすい。
地元の方々も、「まだ建てるのっ?」とうれしそうに驚き、
「イチゴ待ってるよ」と言ってくれる。
( 半年も先だが、心強い by 農園主 )
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