2012年 7月22日〜7月28日
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2012/07/22(Sun) 道普請(みちぶしん)
雨模様ながら朝8時に軽トラックが続々と集結する。
今日は、道普請と呼ばれる地区の協同作業の日である。
そもそもは、普く(あまねく)人々に請う(こう)という禅宗の言葉で、
力を合わせて作業に従事するという意味。
そこから、集落で合意して作業に従事することを指すようになったそうだ。
この日の作業は、農道を含む道端の草刈りであった。
ポレポレ農園の周囲は道路面が約300mある。
これをみんなに刈ってもらえるから、「助かるっ」という訳にはいかない。
それどころか、皆さんにご迷惑をかけてはいけないという思いで、
前日に慌てて、一気に刈り上げたのである。
(道普請は、プレッシャーでもある by 農園主 )
2012/07/23(Mon) 大地は誰のものか
ロシア政府から農地を安価で借りた中国人が、自前のトラクターで耕し大豆を播く。
半端ではない。100ha〜5000haを耕す。
半年間を異国の掘っ立て小屋ですごし、朝4時から夜中の12時まで働き続ける。
収量を上げるだけが目的であるから、肥料と農薬を大量使用する。
「家族を養うためにどんどん面積を増やす」中国人同士が競って働く。
NHKのドキュメンタリー、ロシアの農地を耕す中国人の話である。
我が国は、TPP対策として外国に対抗できる大規模農家(10ha以上)を
今後の担い手として農業の再生を目指している。
耕作放棄地を集約しようという狙いはわかりやすいが、規模で誰と何を競うのか。
桁が違うのは明白で、この競争では勝負はついているのである。
( 我々にしかできないことがある by 農園主 )
2012/07/24(Tue) 「なぜか、晴れやか」
年間200安打の連続記録が11年目で途切れた昨年、彼から出た言葉である。
200本を「特別な数字」とこだわり続けていたから、
さぞかし悔しい思いをしているだろうと想像したが、
出てきたのは、意外な心境だったことを覚えている。
それまでの偉業に対する達成感か、
あるいは、すでに次の挑戦が始まっていたからこそ出た言葉だったのか、
凡人には計り知れない。
今回の移籍会見で彼に一段と魅かれたところがある。
背番号「51」を偉大な番号として遠慮した場面だ。
この番号は彼にも特別だろうが、君津の片田舎のファンにもそうなのである。
勝負強い巧打者の姿は、当時の思い出と重なる大切な記憶。
引退したバーニーの「51」は永久欠番になるはずだ。
( 偉大な番号を背負って草刈をする by 農園主 )
2012/07/25(Wed) イチゴのようなトマト
トマトベリーは、イチゴのように先の細い格好をした小玉トマト。
糖度は9度に達し、肉厚で食感がいい。
プチトマトとはまた違う新世界である。
これは、仲間のカラー農家からいただいたもの。
カラーの花は、夏場がシーズンオフ。
その時間を利用して様々な作目に挑戦している。
カラーの根は1年中が水中にあり、豊富な水が命。
一方で、水分を切って糖度を高めるトマトに挑戦しているからおもしろい。
( ハウスには西瓜もあった by 農園主 )
2012/07/26(Thu) 真空管
赤坂見附の駅から歩いて1分。わかりやすいところにある。
店に上る階段には、懐かしいレコードジャケットが並び、もう心が浮き立つ。
扉を開けると、イケメンたちが出迎えてくれる。
初めて来たはずなのに、すでに常連気分にさせてくれるから不思議だ。
70年代、80年代の音楽を聴かせるこのBarは、高校時代の友人が経営する。
彼女は、自らのコンサルタント会社を持ち、様々な業界で社長業をこなしている。
いつ寝ているかは誰も知らないくらい、仕事に夢中になる姿勢は昔から変わらない。
人にパワーを与える。 しかも美人だからファンは多い。
店のスタッフの方達も彼女を慕っているからか、
店内では客と店員の区別がつかない程の連帯感が生まれている。
だから、この「親空間」の居心地がいい。
危うく、君津行きの最終バスに乗り遅れそうになった夜である。
( 人に自慢したくなる空間 by 農園主 )
真空管に行ってみたくなった方は、ホームページ をご覧ください。
2012/07/27(Fri) 57m
茹だるような暑さが続く。
日中は11時までの仕事が限界。正午またぎはとても無理だ。
今朝も5時過ぎから1000uの3連棟のハウス内の草刈りを始め、
その後、刈った草を集めた。
ハウスの全長は57m、とても手作業では収集し切れない。
草の山は、軽トラの荷台3回分にもなった。
明日からは、高設栽培システムの組み立てが始まる。
まずは、ハウス内に防草シートを全面に敷くことになるので、
そのための事前準備である。
ちなみに、来月にも4連棟分の同じ仕事が待っている。
( 汗が、つくづくしょっぱい by 農園主 )
2012/07/28(Sat) ビートル
夕食時にどこから入り込んだか、食卓に飛び込んできた。
この夏、初めてのカブトムシの来訪だ。
よほど水分がほしかったのか、きゅうりの切れ端から離れない。
熱中症寸前だったのか。
テレビでは、知らぬ間に始まっていたオリンピックの開会式の様子が
ニュースで伝えられている。
ビートルズの名曲「HEY JUDE」をポール・マッカートニーが、熱唱していた。
( 夏は、やっぱりカブトムシ by 農園主 )
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