2012年10月7日〜10月13日
元に戻る
ホーム
2012/10/07(Sun) お祭り気分
今朝、いつも通り水遣りをしていたら、隣の田んぼの
のぶ子さんが、赤飯とサトイモの煮物を持って来てくれた。
今日は、地域のお祭りで、みんな朝から、文字通りのお祭り気分。
「神輿の担ぎ手が少ないから、担ぎに来て」と真顔で頼まれる。
秋の収穫を感謝するお祭りは、昔は決まった日取りだったという。
平日の時は、学校は子供を早引けさせてくれたらしいから、微笑ましい。
それが、最近では、10月1週目の日曜日になっている。
農家の減少、若手や子供の減少、食文化の向上、
様々な時代の変化の結果である。
それでも、新興住宅地の子供たちが、
お囃子の練習に参加するようになってきたそうだ。
確かに、暑い時期の週末毎に、稽古する太鼓や笛の音色が聞こえていた。
神輿は雨で中止になったが、子供たちとベテランの合奏は、
農園まで心地よく響いた。
( 来年は担ぐぞ by 農園主 )
2012/10/08(Mon) 紅ほっぺの緊張
「紅ほっぺ」は、師匠もいち押しの味のいい品種だ。
ポレポレ農園でも主力の品種になる。
最近では、スーパーでも見かけるようになった。
ただ、こういう店では仕方のないことだが、棚もちをよくするために、
早摘みで仕入れているので、本来の味ではない。
完熟を自分で摘んで食べると、ちょっとした衝撃を受けるはず。
「紅ほっぺ」は、苗場から移して定植すると茎がサッと赤くなる。
もともと、茎の赤い品種ではあるが、一層鮮やかな色が出るのである。
これは、新しい環境になったことで、ストレスを受けていることの現われ。
数日後、根が活着してくるとその色も落ち着いてくるから、面白い。
まるで、イチゴ新規就農者の定植前後のようである。
( 赤より青くなっていたかも by 農園主 )
2012/10/09(Tue) アランのこと(誕生編)
昨日、茨城県の牧場でオスのヤギが、ようやく生まれた。
今年は、猛暑のせいで例年よりも秋口に生まれる頭数が、
少なかったらしい。
彼は、角を取る(除角という)手術の後、1ヵ月後には、
農園にやってくる。
動物を飼う大変さを覚悟の上で、決めたことである。
名前は、もう決まっている。
「アラン・グリーンスパン」という。
サラリーマン時代の古い友人の名を拝借した。
アランの役割は、
農園に来たお客様の接客とエンターテイメントが主担当になる。
それから、草刈りの補助も大いに期待している。
頼むぞ、マエストロ。
( 彼とも濃いつき合いになるだろう by 農園主 )
2012/10/10(Wed) チューブ
「本舗ハウスに定植した12,000株にどうやって水遣りをするの?」
よく聞かれる。
昨日までは、ホースを引っ張り、2時間位かけて手で潅水していた。
定植後の土の隙間を埋めるためと、株それぞれの生育を確認するためには、
大切な作業である。
今日から、潅水チューブを使ってみる。
株の根元にチューブを這わせ、ポンプで点滴状に潅水する。
1株に200〜300ccの水が落ちるように計算し、タイマーで制御するのである。
( それでも最後は、土中の指刺し確認が大事 by 農園主 )
2012/10/11(Thu) のぼりを上げる
明日から3日間、近くの三舟山で「枝豆収穫祭」が始まる。
オーナー制になっており、割り当てられた区画内で自由に収穫できる仕組み。
豆は「小糸在来」と呼ばれる幻の地元の在来品種だ。
これは美味しい。枝豆でもこれだけ味の差があることを知る。
コクがあり、ビールに合うだけでなく、おやつにいい。
この収穫祭に、毎年、1300世帯、4000人が集う。
ポレポレ農園の前の道を通っていくことになる。
だから、県の農業事務所の方や地元の方々が、
「いい機会だから、宣伝しなさいよ」とアドバイスしてくれる。
そこで、のぼり、チラシ、ポスターの3点セットを急遽準備した。
確かに、マーケティングの常識では、チラシの効果については厳しいとされる。
問い合わせにつながる確率は2%、さらに成約となるとほぼゼロに近いという。
さて、枝豆好きはイチゴ好きか、ワクワクする試みである。
( 枝豆は大豆です by 農園主 )
2012/10/12(Fri) 小糸在来
「枝豆でしょ」というなかれ。
ファンが毎年増えているのには、理由がある。
君津市の小糸川流域で守り育てられてきた「幻の大豆」とされ、
名前の由来となっている。
枝豆としては、10月中旬から11月上旬までが収穫期になり、
甘味が強く、丹波の黒豆並みの最高水準とされる。
ほのかな香りも特徴的だ。
「枝豆、取れたから」
この時期は、様々な方からのおすそ分けで、玄関は山積みになる勢いである。
( 美味しっ by 農園主 )
2012/10/13(Sat) 舞茸(まいたけ)
原木で栽培する舞茸(まいたけ)をいただいた。
「雪国まいたけ」も贅沢な部類に入る人間からすると、
明らかに違う食材に映る。
手にした瞬間、香りと重さを感じる。
原木栽培での舞茸は、菌床と異なり、年に1度しか採れない。
9月から10月の間に降雨と気温(15℃以下)の条件が合致すると、
発生(発芽)し、1週間位で収穫になるそうだ。
知る人ぞ、知る。
だから、予約でいつも完売してしまう貴重な一品なのである。
「バター炒めにビール、それから、まいたけご飯かな」
栽培した方のお勧め料理で、至福の夜になる。
( 旬に敏感、これが贅沢 by 農園主 )
トップに戻る
元に戻る
ホーム