2012年10月28日〜11月3日
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2012/10/28(Sun) コルレオーネ
地域の交流会(呑み会)に誘われるまま顔を出した。
見渡すと、年齢は一回り以上も年上の重鎮ばかりだったが、
たいそうな歓迎をいただく。
その中に、イチゴの生育だけではなく、販売方法までも、
ずっと親身に心配してくれているなじみの農家もおられた。
80歳、いつも笑顔の野菜作り名人だ。
実は、ただ者ではなかった。
話をしていると、その間ずっと、悩み事を持ちかけてくる人が後を絶たない。
地域の水利のことやイノシシの保証のことなど。。。
次々、相談に来るのであった。
「ドン・コルレオーネ」は、地域の顔役として揉め事の仲裁を務め、
そして最後までファミリーを守る「ゴッド・ファーザー」として、
映画では描かれていた。
「大丈夫だよ、ポレポレ農園は。」
いつもの言葉が、今日に限っては響きが違った。
「おまえさんの農園は、なんとかするから。」
( お願いしまっす by 農園主 )
2012/10/29(Mon) 銀座で牡蠣
実家は東京にあるが、それでも上京するのは三ヶ月に一度位。
おかげ様で、すっかりお上りさんである。
久しぶりに銀座に行くのだから、旨いランチに寄りたい。
足は、まっすぐ「牡蠣カレー、牡蠣フライのせ」に向かう。
オイスターバー・楸(ひさぎ)の定番メニューだ。
期待が大きいと大抵は失望するのが常だが、
ここは、前よりも旨くなったと感じるのだから凄い。
ただ、残念なことがひとつある。
デザートのヨーグルトを残してしまうことだ。
美味しいらしいのだが、
後味の牡蠣のコクをしばらく引きずりたいので、
今だ、手がつけられないでいる。
( 料理人は幸せ配達人 by 農園主 )
2012/10/30(Tue) サンディ
ハリケーン「サンディ」が北米を襲っている。
NY証券取引所が、悪天候を理由に営業時間を短縮したのは、
ニューヨークが猛吹雪に襲われた1996年1月8日以来だそうだ。
不幸にも、その日は当地に居合わせた。
朝からの大雪。駅までいくのに難儀したが、幸い電車には乗れた。
と言うのも、後発の電車から電気系統の故障で、次々と途中で動かなくなり、
大勢の通勤客が車内に午後3時過ぎまで閉じ込められることになったからだ。
通勤の足が平常に戻るまでに1週間かかるほどのパニックであった。
その朝、ディーリングルームに出社していたのは、ほんの数人。
米国人にとっては、「会社よりも近所の雪かきの方が大事」と、後から聞いた。
長靴と防寒具に身を固めたボスが、
私の姿(スーツとネクタイ)を見て
「いいネクタイだ」とウィンクして帰って行った。
何やら、合点が行った。
台風や大雪の時、会社にいくべきか、休むべきか。
何を着ていくべきか。
簡単なことだった。何でも、自分が決めればいい。
それ以来、会社生活は変わったかもしれない。
電車に閉じ込められた方々には、申し訳ないが、
忘れられないパニックである。
( 台風にも名前をつけたらどうだろうか by 農園主 )
2012/10/31(Wed) 再検査
先日不合格だった消防検査の敗者復活戦。
前回は、暖房機の設置位置と灯油管の不備が指摘された。
今回は、施工業者だけでなく、暖房機メーカーも立会い、
万全の体制で臨む。勿論、指摘事項は改善済み。
甲斐あって、
「基準に適合している。」 お墨付きをいただけた。
あこがれのファイアーマンの仕事は、最後まで手抜きをしない。
灯油がこぼれた後もしっかり、臭い確認するのであった。
( 流石だ by 農園主 )
2012/11/01(Thu) 一番花
章姫(アキヒメ)が、咲き始めた。
今朝、小さな白い花が朝露に濡れていた。
開花が本格化するのは、来週以降になりそうだ。
イチゴの花を知る人は少ない。
イチゴの花びらの数(花弁数)は、普通5枚なのだが、
一番花はそれ以上になることが多く、10枚以上のこともあり、
花弁数が多いほど果実が大きくなるとも言われる。
また、花は一輪だけで終わるのではなく、
一番花を先頭に、花房には15個ほど次々と花が咲くのである。
( 見頃は、今月中旬 by 農園主 )
2012/11/02(Fri) 冬支度
マルチングを始めた。
高設ベッドの土の表面をマルチと呼ばれる薄いビニールで覆う作業。
土中温度を下げないための冬支度である。
両側の白色のマルチと真ん中の黒マルチをホッチキスでとめていく。
白色を使うのは、日光の反射で実の色付きを促進するためとされるが、
赤い実がこの白いマルチにとても映える。
その景観は、鮮やかで美しく、ワクワクと心浮き立つ世界なのである。
( 来週中には仕上げるぞっ by 農園主 )
2012/11/03(Sat) 君津とケニア
日中の最高気温は25〜30℃前後、朝晩は18〜13℃前後。
ケニア、マサイマラ国立公園の早朝はヒヤッとする寒さだ。
ここ君津の早朝と、その匂い、朝日の輝く色、どこか似ている。
最近は、ハウス内に入るとホッとする朝になってきた。
気温が3℃くらいは違うからだ。
日中は中に入れなかった夏場の暑さを思い返すと、
季節の廻りを、文字通り、肌で感じる。
この時期のイチゴは、朝晩10℃前後、日中25℃前後が適温とされる。
晩秋の気候を楽しめるのもわずかだ。
( 急げ、マルチング by 農園主 )
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