2012年11月11日〜11月17日
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2012/11/11(Sun) 転校生
「学校中で評判ですよ。子供たちは、その話題で持ちきりですから。」
近くにある貞元小学校の先生が教えてくれた。
アランのことだ。
思い返せば、小学校のころに皆の注目を浴びることは、
(憧れるものの)容易ではなかった。
習字でたまに銅賞(金賞はない)を取ったり、リレーの選手になったり。
残念ながら、いずれも瞬間的な話題だ。
丸1日注目されるのは、転校生になった初日くらいのものである。
アランが来て、1週間が経とうとしているが、
日に日に訪問者が増えている。老若男女を問わずだから凄い。
( 何度か転校生になったことはある by 農園主 )
2012/11/12(Mon) パープル・ファーム
日の出時刻が、段々と遅くなっている。
最近は6時過ぎだから、夏と1.5時間違うことになる。
ちなみに、日の入りは4時半まで早まっているので、2.5時間も違う。
合計4時間の差は、労働時間としては大差だ。
しかし、この夜明け直前のうす紫色の美しさは、いつでも変わらない。
やれることを今日もやるだけ、と言い聞かせる。
( 基本せっかち by 農園主 )
2012/11/13(Tue) かなみひめの開花宣言
章姫(アキヒメ)、紅ほっぺに続き、かなみひめが開花した。
残るは、やよいひめ。これも出蕾は見えるのでもう直ぐだ。
じゃじゃ馬娘の「かなみひめ」は、相変わらず大人しくしていない。
2週間前まで、やよいひめにつく夜盗虫の駆除に気をとられていたら、
「かなみひめ」は、ハダニに攻め込まれている。。。
来週には、天敵を投入するので活躍を期待しているが、
「ハダニ・ショック」で表情が冴えない。
葉が小さくすくんで、ツヤがないのである。
防除は無論だが、葉の肥大化を促したいので、
カルシウム(Ca)を付与する。
Caは、人間同様、植物も細胞の構造の維持に不可欠なのだ。
( 骨太で行こう by 農園主 )
2012/11/14(Wed) ミツバチに学ぶ
蜜や花粉を集めるのは、大人になったミツバチだ。
働きバチは、さなぎから羽化した日数によって働く仕事が変化するという。
最初は巣の中にいて掃除や給餌の担当、そして、日齢約10日から門番を経て、
外勤となり、イチゴの蜜を集める。
寿命は30日というから、その大半の時間を使って受粉を助けてくれている。
この働きバチは全てメス。頼もしいところは人間社会と同じ。
ちなみに、女王バチはフェロモンを分泌して巣内のハチの行動を支配しているという。
(「ミツバチ学」 菅原道夫著)
だから、女王バチがいなくなると、巣内のハチは統一した行動ができなくなるのだそうだ。
( これも人間社会と同じか by 農園主 )
2012/11/15(Thu) 千葉Walker
本日発売の本誌にポレポレ農園の紹介記事を掲載いただいた。
千葉県内でイチゴ狩りのできる農園の紹介コーナーだ。
表紙は多少気になるが、農園としての初露出は素直にうれしい。
電話での取材ながら、記事は丁寧に仕上がっている。
ただ、提供した写真が平凡だったことは、反省。
イチゴはまだ一度も実っていないので、
園内の写真と頼まれると青々してしまうのだ。。。
また、別誌(「ぐるっと千葉」)の方からも、
来週に直接取材に来たいとの連絡をいただいた。
ありがたいことだ。
次回はいい写真になることを期待。
( 広報担当はアラン by 農園主 )
2012/11/16(Fri) 重ね着
「スカート」をはかせ始めた。
高設ベッドの足元にぐるっと厚手のビニールシートを張り巡らす。
土表面のマルチングに続き、土中温度を保つための作業だ。
テレビの街頭インタビューで、フィリピンからの留学生が面白いことを言っていた。
彼女は日本に来て、気に入ったことが2つあるという。
「雪」、南国では見られないからとにかく感激するらしい。
「冬の重ね着」、おしゃれができて何よりうれしいのだそうだ。
視点が変われば、冬の印象もこれだけ違う。
( 寒くなっても仕事着はワンパターン by 農園主 )
2012/11/17(Sat) にお積み
大豆の天日干しである。
葉が枯れた大豆を束にして積み上げていく。
ここまで、見事に積み上げる人は稀だ。3メートルは超えている。
鳰(にお)は、「カイツブリ」という水鳥のことを言い、
子育てをするときの巣に似ていることが語源とも言われる。
最近では、機械で大豆を乾燥させる生産者が多いそうだが、
「天日干しだと味が全く違いますよ」
豆腐屋さん達が教えてくれた。
ただ、当の作り手(米つくりでも有名な人)は、
「特別なことはしていないよ」といつも通り。
職人は、同じことを言うから不思議である。
しかし、よく聞けば干す場所も、
「風通しはあそこがいいからね」
広い畑の中でも長年の経験から定まっているのであった。
( 脱帽 by 農園主 )
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