[ポレポレ農園主のトレンドライン]

2013年1月13日〜1月19日

2013/01/13(Sun) かくし味

「(いちご狩りの)復路の車中で娘婿の株が上昇
沢山のHPからポレポレに決めて偉いわ〜と」

昨日、三世代で来園されたご家族からメールが届いた。
お孫さんの存在を忘れて堪能していただいたとあり、
感激している。

実は、いちご狩りのイチゴにはかくし味があるようだ。
いっしょにいる好きな人が笑顔になると、自分も微笑む。
美味しいと言って喜べば、自分もうれしくなる。
家族の仲の良さが、味を倍増させているのである。

( 腕はまだまだ未熟 by 農園主 )

2013/01/14(Mon) 零度

[写真]雪景色のポレポレ農園

農園の辺りで雪が積もるのは、40年に4〜5回と聞いていた。
首都圏では交通渋滞でパニック、とテレビで知る。
ハウス内の暖房機も終日フル稼働である。

「雪だからこそ、ハウス内のいちご狩りでしょ」
こちらが戸惑うほどの来園者の数と皆様の明るさであった。

フェイスブックで「ポレポレ農園」のことを聞いて来園されたというご家族は、
「昨日は晴れで釣り。今日は雪でいちご狩り。」
お母さんは笑う。
その脇で子供たちは、
「積〜もれ、積〜もれっ」と言って雪合戦の準備をしている。

( 雪は、負の面ばかりではないようだ by 農園主 )

2013/01/15(Tue) Hungry?

開園以来、昼食は。。。食べていない。
気が付くと、飲まず食わずで3時過ぎということもしばしばなので、
夕食の楽しみは人一倍だ。

[写真]お客様から差し入れていただいたシューマイ

外苑前で歯科医を開業されている方から差し入れをいただいた。
「イチゴに負けないくらい美味ですよ」
横浜の中華街で一押しの焼売だそうだ。
偶然にも、焼売は大好物である。
ジワッとした肉汁にほのかに甘い下味、
これに醤油と練りからしを加えたハーモニーは、
確かに絶品。

( 負けるもんかっ by 農園主 )

2013/01/16(Wed) コンサバ

「コンサバに言って。。。」
銀行に勤めていた頃、よく耳にするフレーズだった。
英語の「コンサバティブ(保守的)」から来た和声英語と理解してる。
意味は、「慎重に言って。。。」という使い方がされていた。

連休最終日の大雪の予報をはずした気象庁が、釈明に追われている。
予想が難しかったと弁明しているが、予想が常に困難だということは周知。
そうではなくて、心配なのは雪の可能性がある度に、
「コンサバに言って。。。豪雪と考えてください」
と予報されることである。
晴れてはずしても、誰も文句を言わないだろうから。

( 大胆に当てにいってほしい by 農園主 )

2013/01/17(Thu) てんやわんや

開園初日から贔屓にしていただいている方がいる。
直売だけでなく、お孫さんとのいちご狩りを含めて、
頻繁にご来園いただく。

[写真]受付ハウス内でのイチゴの直売

初日に来園された時の印象が強烈だった。
味見された後、
「いいですね。あるのはこれで全部ですか?ならば全部もらいましょうか」
よちよち歩きの我々にどれほどの勇気を与えてくれたことか。

この人には不思議な力があるようだ。
いつも混むのである。
本日のご来園直後も案の定、他のお客様の来園が続き混雑となった。

「いつも、流行っているね」
そう言って帰られた。
いえいえ、あなたが来園された時に限ってなのだが。。。

( 福の神? by 農園主 )

2013/01/18(Fri) たかがイチゴ

直売用に今が旬である「やよいひめ」を用意している。
試食された近所のご婦人が「おいしいわね、これ頂戴」とお買い上げいただく。
会計しながらこの方が、少し恥ずかしそうに言う。
「うちの主人が、珍しくフルーツを食べたのですよ。」
「この前のこちらのいちごが気に入ったみたいで。」

嬉しい話なのだ。散歩の途中で二人で寄ってくれたらしい。
「ありがとうございます。どの品種でしょうかね?」
後ろで仏頂面で座っているご主人を振り返りながら、
「かなみ。。。だったかしら?」

[写真]完熟したかなみひめ

こんな予感もして、少しだけ収穫してあった「かなみひめ」。
ふたつの品種を入れた箱を持って、ご夫婦が楽しそうに帰られた。
その後姿が、いいのであった。

( されどイチゴなのだ by 農園主 )

2013/01/19(Sat) 生きとし

いちご狩りのたくさんの来園者がお帰りになった後、
明日の準備のためにハウス内に入る。
もう夕暮れに近い。
ふと、ベンチを見ると、活けてあった。
いちごを採ろうとして、折ってしまったのか。
いちごを大事に扱っていただいた気持ちが伝わってくる。

[写真]水を入れたコップに挿したいちごの果房

いちごの実は、引っ張ると果房が折れてしまうことがしばしばある。
そうなると、その果房につく実は養分が届かず、美味しくなくなる。
やさしく、もぎ採ってもらうことがコツだ。
子供たちにも食べ物を大事に無駄なく食することを体験してほしい。

( 生けるもの by 農園主 )