2013年2月24日〜3月2日
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2013/02/24(Sun) 桃の味
お待たせしている「かなみひめ」の2番果がようやく始まった。
とは言え、実の数はまだまだ少量。
ただ、実は大きい(大きすぎる)ので、
カットフルーツにしての直売が好評である。
来週末からは、いちご狩りへ本格的な再デビューができそうだ。
「桃のようないちごがあるって聞いたのですが、、、」
「静岡からこれを食べに来ました」
「かなみひめを食べに三回目です」
この品種は、病害虫に弱く収量も少ないので農家泣かせなのだが、
その味を気に入ってくれる方は多い。
来シーズンも苦労しようと覚悟を固め。。。つつある。
( じゃじゃ馬娘と長い付き合いになりそうだ by 農園主 )
2013/02/25(Mon)
アランのこと(食欲旺盛 編)
隣の畑では、麦の青さが目立つようになった。
今朝も身に染みる北風の冷たさだったが、季節の歩みは着実である。
雑草も知らぬ間に、ちらほらと青くなってきたらしい。
アランもご覧の忙しさだ。
最近の好物は「豆がら」「りんご」、それに「玄米」。
バランスはいいはずだが、少し、お腹周りが出てきたようにも。。。
( 食べ過ぎの生後6か月 by 農園主 )
2013/02/26(Tue) 不意打ち
日参しているホームセンターが近所にある。
「農業資材館」という別館があり、大変充実した品揃えだからだ。
お世話になっている店員は多い。いつでも対応は親切で頼りになる。
駐車場の警備員もすっかり顔見知りである。
しかし、日常品を扱う「生活館」では普通の買い物客のはずだ、と思っていた。
トイレットペーパーを買おうとしてレジに向かうと
「ポレポレ農園の方ですよね!」
レジ係の方の元気な声に不意を突かれて、ハッとする。
農園のユニフォームを着ていたからか。
「先週、いちご狩りに行きました!」
「あ、ありがとうございます。。。」
気の利いたことも言えず、タジタジだったが、
地元に愛される農園、が夢であるからうれしくもある。
( その名は、ジョイフルホンダ by 農園主 )
2013/02/27(Wed) イチゴなり
昨年11月ころの章姫(あきひめ)は、
期待していたよりも株が小さく、葉の数も少なかった。
「少し、生育が遅いかも」
師匠も気にしていたほどだ。
その後、なんとか追いついたのだが、スタートが遅かった分、
逆に、今から盛りを迎える2番果の具合がとてもいい。
見応え、食べ応え、ともに充実している。
「禍転じて、かな」
師匠がそう言って笑う。
馬の調教の世界では、無理に追わず、
馬の行く気に任せて走っている軽めの状態を「馬なり」と言う。
( イチゴの潜在力任せ by 農園主 )
2013/02/28(Thu) 春の人事
新聞は便利なところもある。企業の人事欄である。
「あっ、来た〜」
かつての職場で、新人時代にブービーとメーカーを熾烈に競ったライバルが、
昇進したことを知る。(2012年3月4日ブログ記事 「永遠の壱(イチ)」)
本人は、「役職なんて意味ないだろ」と言うだろうが、
紙面を見て心が躍った。彼を評価できる組織にも安心する。
米国から帰国したら、いちごをつまみに祝い酒といこう。
( 通過点だよね by 農園主 )
2013/03/01(Fri) 春、到来
「バカがきたけど、いる?」
師匠の奥さん、トモ子さんから電話があった。
「すぐ行きま〜す」
今年もやって来たバカ貝の季節である。
毎年、トモ子さんが分けてくれる。
いわゆる「アオヤギ」のことであるが、正式名称は「バカガイ」である。
まずは、さっと湯通しした後、口が開いたら水洗い。
砂を落とすこの作業は、何度も繰り返すので、結構手間がかかる。
しかし、旨いもののためには労を惜しまない。
これは、イチゴから教わった鉄則である。
後は、醤油、酒とみりんで味付けし、
トモ子さんから誕生祝にいただいた「ハッピーコール」で焼けば出来上がり。
( いくらでも食べられるから不思議 by 農園主 )
2013/03/02(Sat) ニッポンの未来
大学院生20人が卒業旅行のイベントで来園された。
工学系の研究室なだけあって、全員男子。
聞けば、一流のメーカーに就職する人が多いそうなので、
将来の日本を背負っていく若人たちである。
「甘〜いっ、うまい」
はしゃいだ歓喜から始まり、ハウス内からは笑いが絶えない。
しばらくすると、5人ほどが輪になって食べたヘタの数を数え始める。
ガッツポーズをしている彼は勝者なのだろう、満面の笑みだ。
いちごの後は、皆でアランとじゃれ、竹馬で遊ぶ。
いつもの小学生達とほとんど同じ行動パターンである。
しかも、目の輝きも同じだ。
童心を忘れていない彼らには、無限の発想力が秘められているように見えた。
( 将来は安心 by 農園主 )
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