[ポレポレ農園主のトレンドライン]

2013年3月10日〜3月16日

2013/03/10(Sun) いとおしい新顔

「いちご狩りのシーズンはいつまでですか?」
よく聞かれる質問のひとつである。
5月のGW明けまで頑張るつもりだとお答えすると、
 「その後は。。。何をするのですか?」
これも必ず聞かれる。

[写真]来シーズンのイチゴの親苗たち

一昨日、来シーズンの親苗が種苗会社から届いた。280苗。
この苗たちから、来シーズンに必要な12,000株を育てていくので、
これからの2ヵ月間は、育苗と収穫が重なることになる。
だから、いちごシーズンは14か月。

( ようこそ by 農園主 )

2013/03/11(Mon) 14時46分

2年前、揺れるパニックの中、
工場内で自分の部下を誘導し避難させた彼は、この世を去った。
極度のストレスが原因だったかもしれないが、
寝顔のような安らかさに見えた。

今を精一杯生きること。それが彼の鎮魂と考えている。

( いちごを食べてもらいたい by 農園主 )

2013/03/12(Tue) 嵐を呼ぶ男

二度目のご来園になる方から、届いたメール。
この方の最初のご来園は1月の大雪だった。
そして、二度目の先週末は、ものすごい強風。。。

「前回の雪の中で食べた苺が忘れられず、
苺が食べられないと言う人を今回は連れて訪れました。
やはり、美味しい。
苺がダメだと言う人は、どんなに練乳つけても、
酸っぱくて食べられないと言っていたのに、
最初に渡した、やよいひめを食べた途端、
このイチゴは美味しいと30個位食べていました。」

スーパーのいちごは、完熟前に収穫し出荷するので、
酸っぱいのは無理もない。
農園に来て、いちご本来の味を知っていただけたのは、幸運。
まだまだ、ご存じでない方も多いからだ。

( 次回の来園は、晴天でありますように by 農園主 )

2013/03/13(Wed) へのへのもへじ

完熟した「やよいひめ」を見つけるキーワードである。
いちごは、完熟すると、ヘタがそっくり返ったり、
ヘタの下の果肉が盛り上がったりする。
やよいひめの場合は、果肉がしっかりしていることから、
果肉が盛り上がると、その膨張に表面がついていけず、
白くひび割れを起こす。
この文様を農園では、へのへのもへじと言っている。

[写真]完熟したやよいひめたち

一見すると、傷に見えるかもしれない。
しかし、糖度は抜群。
いちご狩りでは、このサインを探してほしい。

( 醍醐味 by 農園主 )

2013/03/14(Thu) 農家のやよい会計

明日の期限前に確定申告を提出してきた。
膨大な領収書の整理から始まり、計理処理の下調べとその問い合わせ、
自費購入した計理システムへの入力とレジ出力との照合。。。
終わってみれば、知らないことを知る楽しさはあったが、
その労力負担は、決して軽くはないのが実感である。
会社人の頃は、上場企業の貸借対照表や損益計算書を
それこそ舐めるように見てきたのだが。。。

近所での最近の挨拶は、「何月分まで終わった?」となるので、
苦労は皆同じようだ。
そして、苦労の先にあるのは、税金を「支払う」行為であるから、
自営業者は、税金の使い道に厳しくなるのは当たり前かもしれない。
それがもしどこかで飲み代に使われていたとしたら、そんなショックはない。

( 当園は来年から威張りたい by 農園主 )

2013/03/15(Fri) ママ友

平日に、お母さんとお子さんのグループでの来園が急増している。
ポレポレのコンセプトは、ママさんとお子さんに受け入れてもらっているらしく、
嬉しい限りである。
驚くべきは、ママ友のネットワークである。

君津市内の方が、ママ友たちと再来園いただいた。
facebookで前回のいちご狩りを紹介したら、盛り上がったそうだ。
この日も「ヤギさ〜ん!」ママたちが見守る中で子供たちが叫び続けている。

ネットの普及で、口コミのスピードは想像を越える。
ディーラーにとっては情報収集力が生命線だが、
その相場情報よりもよっぽど早いかもしれない。。。

( ママさんたちは凄腕のディーラーかも by 農園主 )

2013/03/16(Sat) 恒例行事

高校のラグビー部仲間との付き合いは、四半世紀を超える。
毎年12月30日には、高校近くの居酒屋に三々五々集合することになっている。
この2年は、残念ながらイチゴの準備でご無沙汰だ。
今後も日程的にイチゴのシーズンが忙しくなる時期なので、
出席は難しいかもしれない。
しかし、この会がずっと続いていれば、いつかは皆に会える。

高校のハンドボール部の同期だったという、女子グループが来園。
それぞれの大学を卒業する今年、卒業旅行のイベントだという。
久しぶりの再会にテンションはマックスの美女たち。
これを機会に是非とも、毎年の恒例行事にしてほしい。

( いづれはお子さんを連れて by 農園主 )