[ポレポレ農園主のトレンドライン]

2013年4月7日〜4月13日

2013/04/07(Sun) 4月の風

[写真]受付ハウス内から望む君津市上湯江の風景

受付ハウス内から望む君津市上湯江。
春の嵐は収まった。
南風はまだ少し残っていたが、気持ちのいい日になった。

いよいよ春休みは終わり、新学期が始まる。
異動で新天地に赴任するビジネスマンもいる。
落ち着かない時節ではあろうが、
新しい風は、フォローに違いない。

( だから、マイ・ペースで by 農園主 )

2013/04/08(Mon) Imagine

今朝、収穫したイチゴ。

[写真]ハート型のイチゴ(紅ほっぺ)

♪Imagine all the people
Living life in peace♪
(さあ想像してごらん、
みんながただ平和に生きているって)

それから終日、なぜかこの名曲を口ずさんでいた。
当園でそんな大それた活動をしているわけでは、
もちろんない。

このイチゴを今日来園されたご家族にプレゼントした。
2歳にならないお嬢さんは手に取って、
「とっ!」
そう言うと、にっこり笑って帰って行った。
ありがとう、という意味らしい。

( ピース by 農園主 )

2013/04/09(Tue) カリサーク

英国の帆船 「カティサーク」 が今朝、農園の受付ハウスに停船。
製作に10年の歳月がかかった大作がついに登場した。
GWに向けて、農園の新しい顔になるはずだ。

[写真]受付ハウスに停船した帆船・カティーサーク

偶然にも市内に住む英国人(小中学校の英語教師)の
ご家族が来園。帆船を見るや、
「ワォ!カリサーク(カティサークがこう聞こえる)」
「ハンド・メイド デスカ?」
早速、親子で大喜びだ。
息子さんの入学式の帰りに寄ってくれた親子3人の胸には、
「ご入学 おめでとう」のワッペンがついていた。
週末には家族でサイクリングをするらしく、
当園が前々から気になっていたという。
「アタラシイ、デスネ。シッテイマス」

来日して13年になる先生は、私の転身に興味深々。
「must be Change of Pace」と勝手に納得している。
本当は、ペースは今も昔もあまり変わっていないのだが。

[写真]帆船・カティサークに掲げられたポレポレ農園旗

( 旗にも注目 by 農園主 )

2013/04/10(Wed) わらび2013年

この味の季節が、やってきた。
近所の方が裏庭で採った蕨(わらび)をきれいに茹でて持ってきてくれた。
実は、昨年もいただき、君津で知った美味のひとつである。

[写真]今が旬のワラビ

マヨネーズと醤油を少しつけていただくのもいい。
卵とじもよし、である。
教えてもらわなければ、気付かない地味な草なのだが、
気持ちのいい歯ごたえと粘りのある食感が、口の中に広がる。
それを湯上りのビールで、心から迎えてやるのである。

( 明日も働くぞぉ by 農園主 )

2013/04/11(Thu) 酥(そ)

平安時代の煉乳(れんにゅう)、コンデンスミルクのこと。
朝廷に諸国から献上させていたというから驚く。
ちなみに当時は無糖だったという。

来園される予定の方から、電話で時々聞かれる。
「レンニュウありますか?持参してもいいですか?」
そういうマイ煉乳派の方々からも、当園で用意している煉乳は評判がいい。
「これ、どこで売ってますか」と。

[写真]ポレポレ農園の煉乳

見ていると、煉乳のお代わりは男性の方が圧倒的に多い。
バニラ味を好むのは、マザコンなのだそうだ。母乳の名残らしい。
そういうことか。。。

( アイスはバニラ味を選ぶことが多い by 農園主 )

2013/04/12(Fri) 別腹

「どんだけ食べるのって感じですよ」
介護の付添の方がそう言ってびっくりしていた。
この3日間は、近くにある高齢者の介護施設から、
おじぃちゃん、おばぁちゃんが連日来園されている。
聞けば、いつもご飯は用意した90グラムも残すという。
イチゴが別腹なのは、年齢には関係ないらしい。
「やよいひめ」は、高齢者には粒が大きすぎるかと、
心配したが無用だったようだ。

[写真]大粒のやよいひめ

アランは、機械や道具に興味があるので、
おばぁちゃんの車椅子にすぐ寄っていく。
案の定、手すりや車輪をとりあえず噛んだりしている。
ちょうど、おばぁちゃんが撫でられる位置だ。
「あれ、毛は結構硬いのね」と嬉しそう。
アランに癒されるのも、年齢には関係ない。
「また来年ね」

( お待ちしてます by 農園主 )

2013/04/13(Sat) 嫁の奮闘

育苗ハウスで親苗たちに水遣りをして、受付ハウスに戻ると、
嫁が何やら両手を振り回すジェスチャーを交えて騒いでいる。
指差した方を見ると、投げ出された虫取り網の中に
スズメバチが入っているではないか。
どうやら、大げさなジェスチャーは捕獲の様子だったらしい。

すかさず、スズメバチを踏みつぶしに行った。これは師匠譲り。
このハチは、大事なミツバチを襲うからだ。
春先は巣作りの時期なので、その攻撃性はそうでもないが、
秋口は数匹で巣箱をあっと言う間に全滅させるから恐い。
ミツバチたちは、アランと同じように守るべき家族だから。

( よくやった by 農園主 )