2013年4月28日〜5月4日
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2013/04/28(Sun) Fun to Drive?
予想以上の渋滞になってしまったようである。
特に東京方面からは、首都高〜アクアラインで事故もあったと聞いた。
予定より遅れて到着される方が多数おられた。
「5キロ進むのに、3時間かかりました。。。」
到着してため息をつくお母さんの脇では、
「いちごぉ、、、(まだある?)」
小さなお嬢さんがつぶやく。
朝一番よりは、さすがに実の数は少なくなってはいたが、
皆さん笑顔でハウスから出てくる。
そして、アランと仲良く戯れ、最近準備したシャボン玉で
楽しそうに歓声を上げる。
「帰りですか?また混んでいるでしょうけど、大丈夫ですよ。。。
運転するのは私ではないですからねっ」
この日のお母さん達の決まり文句であった。
( 頑張れ、お父さん by 農園主 )
2013/04/29(Mon) 走って?
「連休なので、昨日も渋滞が大変だったようです」
予約の皆様には、念のためお知らせしている。
「大丈夫です、近くなので。走っていきますから」
冗談だと思ったが。。。
開園時間を少し過ぎた頃、本格的なランニングスタイルの
ご夫婦が入って来た。
「ごめんなさい。暑くて予定より少し遅れちゃいました。
でも、いちごがご褒美なので楽しかったです」と奥様。
本当に走ってきた。
5qの距離を走って、いちご狩りに来られたのである。
実は、我が家のご近所がスタート地点だった。
市民ランナーは、マラソンをサブ・フォー(4時間以内)で走ることが、
目標であり、憧れである。
このご夫婦、主人は2時間台、奥様は3時間台。
スーパーカップルであった。
「やよいひめが美味しかった」
そう言って、やっぱり、二人で走って帰るのであった。
ちなみに、ご主人は剣道部だったそうだ。
「最初は遅かったから。。。段々速くなるのが楽しくなって」
やる気を起こしてくれる。
( 走って?通勤 by 農園主 )
2013/04/30(Tue) 3つのなぜ
夕刻前、受付ハウス内で仕事を終えて友人夫婦と談笑していた。
そこへ小学生の女の子が、モジモジしながら入って来る。
「あのぉ、インタビューしてもいいですか?」
雑誌やラジオの取材経験はあるが、この手は初めてだ。
近所にある貞元(さだもと)小学校の5年生。
「貞元自慢」について調べるのが宿題で、
当園を選んでくれたというから、頑張って協力しようではないか。
「なぜ、この土地を選んだのですか?」
「なぜ、4つの品種を作っているのですか?」
「なぜ、アランはいるのですか?」
いい質問ばかりだ。
「陽当たり、おいしい水と空気があって、イチゴの成長(光合成)にいいから」
「いちご狩りに来た時に楽しかったでしょ。色々なイチゴの味があって、だから。」
「草刈りを手伝ってもらいたいから」
懸命に彼女はノートに書き留めていく。
出来栄えには満足そうであった。
「発表する日に授業参観に行ってもいい?」 聞いてみたが、
「う〜ん、無理かな」 にべもない。
( 先生、花まるを by 農園主 )
2013/05/01(Wed) アイメイト
イチゴの生る本舗ハウスと受付ハウスへの動物の出入りは、
ご遠慮していただいている。
家族同然のアランも入れない。
受付ハウス内に座るこのワンちゃん、アイメイト(盲導犬)である。
ハーネス(胴輪)をはずした状態では、ご主人の膝に抱かれて、
うたた寝をするくらい思いっきり甘える普通のワンちゃんだ。
しかし、それを付けた途端、仕事モードに変身する。
イチゴ狩りをするご主人の足元を確認し、下からじっと見上げる。
イチゴを食べようともしなければ、子供が近寄って来ても、
真剣な顔は変わらないから、たいしたものだ。
「ワンちゃんはお仕事中だから邪魔しちゃダメよ」
お母さんが窘める。知っている人は知っている。
目の不自由な方にとっては、一心同体の関係。
しかもその関係には緩急があるのが、何とも素敵である。
( アラン、頑張ろ by 農園主 )
2013/05/02(Thu) 空飛ぶブタ
農園に置いてある凧が、人気だ。
簡単なビニール凧ではあるが、結構高く上がる。
時には子供たち同士で順番待ちになっていることもあるが、
みんな仲良く譲り合っている。
「今度はブタにしよっ。高く飛ぶから」
「えっ、いいな。でもヒヨコでもいいか」
凧の作りは同じなので、ブタ神話は偶然だろうが、
高さを競うこの単純な遊びは永遠であり、
だから、お父さんの方が夢中になっていることもある。
( マイ凧の人もいる by 農園主 )
2013/05/03(Fri) 社会の主役
田植えが忙しい時期だ。
あちらこちらで、家族総出の大仕事が始まっている。
苗場から苗を運び、次々と田植え機に積む。
段取りのいる作業を指揮しているのは、
どの家でもおじいさん達だ。
田植え機を操るのもそうだから、頼もしい。
当園では、3世代でご来園されるご家族も多い。
主役は、イチゴを楽しみにするお孫さん達。
喜んで支払をするのはおじいさん達。
ここでも、頼りにされているのがわかる。
「高齢化社会」というと何やら将来を悲観する響きと感じていた。
人口構成上は、確かにその言葉通りになっていく。
でも、暗い社会を暗示するものではないことがわかる。
知力、体力、財力全てで、他世代を上回っているから、
社会の主役は、まだまだ彼らなのである。
( 次世代よ、続きましょ by 農園主 )
2013/05/04(Sat) 花も団子
農園に咲くシロツメクサで、花の冠を編んだ方がおられた。
お嬢さんと看板の前で写真を撮って、そこに置いていってくれた。
その後、ここで写真撮影しようとするご家族は喜ぶ。
「あら、懐かしいわね」と大抵のお母さんは花冠を手に取って微笑む。
そして、お子さんの頭に載せての記念撮影になる。
この花の葉っぱがクローバー。
花も葉っぱもアランの大好物である。
皆様がお帰りになった後は。。。
( 彼のご褒美に頂きます by 農園主 )
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