2013年5月26日〜6月1日
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2013/05/26(Sun) サボテンの花
本日をもって、今シーズンのいちご狩りの営業を終えた。
昨年12月に初めてできたイチゴの赤い実を見た時は、
思わずグッとこみ上げるものがあったが、
それからあっと言う間の5か月間であった。
サボテンの花が咲いた。
開園祝いにBAHATI (バハティ) からいただいたものである。
「よく頑張った」と労ってくれているのかと思いきや、
花言葉は、「燃える心・秘めたる熱意」だそうだから、
「明日からは、来シーズンの準備に取り掛かれ」という意味のようだ。
( 言われなくてもっ by 農園主 )
2013/05/27(Mon) ドウガネブイブイ
目下の最大の悩みは、コガネムシである。
随分と呑気な、と思われるかもしれないが、
彼らはイチゴの葉を食い荒らすだけでなく、
その幼虫は、根を食い散らすので被害は深刻なものになる。
朝昼版と1日何度も、育苗ハウスへ捕獲に向かう。
害虫の名は、コガネムシ科ドウガネブイブイ、
カナブンと似ているが、頭の格好が丸いところが特徴だ。
子供のころは、ただの地味な昆虫と思っていたのだが、
イチゴ農家になれば、害虫になってしまうから、
なんとも身勝手な話ではある。
ちなみに、カブトムシも同じコガネムシ科になる。
指で掴んだ感触はカブトムシと似ているが、
違うのは、ブイブイはすぐ死んだふりをすること。
葉から落ちて、ポトッ、コロッと平気で仰向けになるのである。
( お互い必死なのだ by 農園主 )
2013/05/28(Tue) 「農」を考える( 値決めについて )
株式、為替相場が大荒れだそうだ。
目立たないが、債券相場も相当激しい。
「何をいくらで、どれだけ買うのか、売るのか」
ディーラーは常に判断を求められている。
きつい仕事に違いないが、
企業経営者は、比較にならないスケールの判断を要求される。
損失限度額やリスク保有量を自ら決めるからだ。
翻って、農家。
皆が個人事業主だから、同じことが求められているはず。
「イチゴをいくらで、どんな方々に買っていただくのか」
市場の価格は参考にするが、自分の生産コスト、労働力と利潤から値決めをする。
その努力を続けなければならない。
市場価格の商品はスーパーに並ぶ。それと何が違うのかが問われる。
価格の設定は、経営の意思表示でもある。
シビアだが、商人からすれば当たり前の話かもしれない。
( 農家一年生の実感だ by 農園主 )
2013/05/29(Wed) 農家と2頭のオートバイ
農家とオートバイの相性は、よくないと言われる。
農家は、晴れの日は仕事で、雨の日は休みになることが多いが、
雨の日はオートバイにも乗れない、というわけである。
残念なことに、イチゴ農家はもっと悪い。
シーズン中はハウス内の仕事だから、雨だろうが大雪だろうが、
いつも仕事はできる。無休である。
だから、この半年はに乗れなかった。。。のである。
今日の午後、久しぶりにドキドキしながらエンジンをかけた。
「キュリュキュリュ、キュリュ」
「キュリュ、キュリュ」
心地いいトルク音が、何時までたっても聞こえてこない。
心配した通り、エンジンは休眠してしまったようだ。
仕方なく、JAFにバッテリーのチャージを頼むことに。
1150ccの大型バイクは、すぐさま息を吹き返したのだが、
もう1頭の250tのバイクは寝たまま。
明日、近所のバイク屋さんに連れていくことになった。
オートバイも、イチゴと同じように世話をしないとへそを大きく曲げる。
( スマン by 農園主 )
2013/05/30(Thu) FELIX
来月、引っ越しをすることになった。
農園の近くに越すことになるので便利になる。
今まで、何度も引っ越しは経験しているのだが、
その度に荷物が多いと引っ越し業者には感心?されてきた。
今回は頑張って整理して行こうと、早速衣服の選定から入る。
君津に来てこの2年で着ていない服は処分すると意気込むが、
やはり、気持ちの入っている物は捨てられない。
着心地のいい服は決まっている。それが古くても、よれていても。。。
27年前のTシャツもある。
まだまだ出てくる。
スキーウェア。イチゴのシーズンと重なるので当分は無用だが、いずれは。
テニスウェア。時間がないが、いつか再開したい。
ランニングウェア。機会あればマラソンに再挑戦したい。
こうやって、タンスの肥やしはそのままとなる。
( 次は書籍の山が待つ by 農園主 )
2013/05/31(Fri) 達磨開眼
本日、最後の収穫を終えて、レジを完全に閉めた。
シーズンの営業終了である。
開園時の目標であった、
「二人で皆勤賞を取る」は達成できた。
寒い冬の間、一度も風邪をひくことなく、元気に乗り切ったので、
プロとしての第一歩は踏み出せたと思っている。
( しもやけにはなった by 農園主 )
2013/06/01(Sat) アランのこと( 塩分 編 )
ヤギや牛の塩分摂取用に「岩塩」という
ミネラルを含む塩の塊(5s)が市販されている。
もっとも、この界隈でも使う農家は減ったので常備されておらず、
農協を通じて取り寄せてもらった。5s×4塊が最低ロットになる。
水といっしょに置いておけば、欲しいときに好きに舐めることができる。
牛の場合、大きな舌で舐めるので、
塊の真ん中がどんどん窪んでいくというが、
アランの小さな舌では、この塊がいつなくなることやら。
しかも、変なところからも塩分を吸収する。
草刈りでたっぷり汗をかいた日の腕が、特にお気に入りだ。
どんだけっというくらい舐めまくるのである。
( 塩分取り過ぎ by 農園主 )
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