2013年8月11日〜8月17日
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2013/08/11(Sun) 夏休みの宿題
農園から少し離れた小学校の先生から、先日お電話があった。
「3年生が夏休みの宿題で農園に訪問したいというのですが、
よろしいでしょうか?」
“君津の自慢を調べる”という課題で、
当園に来たい生徒がいるということだった。
もちろん、断る理由はない。
うだるような暑さの今日、子供たち2人が親御さんと共に来園。
皆で大汗をかきながらの勉強会となった。
「夏の間は、どんなお仕事をしていますか?」
「12月から食べてもらうイチゴの苗を3月からずっと育てているよ。」
「お仕事ではどんなことが一番難しいですか?」
「イチゴがしゃべってくれないことかな。のどが渇いたとか、
お腹すいたとか、皆みたいに言ってくれるといいのだけどね。」
育苗ハウスに案内すると、子供たちは、品種によって違う苗の
葉の色や形状を細かく見分けることができた。
純粋な観察眼には驚く。
苗を見学されたお母さんが「1年中大変なのですね」と言われたので、
「そうですね。でも、仕事ですから。
お母さんやお父さんのされていることと同じだと思いますよ。」
子供たちは黙って聞いていたが、帰宅した後は、
お父さん達は質問攻めになっているはずだ。
「仕事は、どんなことが一番難しい?」
( 来てくれた甲斐があるってもの by 農園主 )
2013/08/12(Mon) Music
植物は音楽を聴けるのか?
「クラシック音楽が、どうやら生育にいいらしい」
本当なら優雅な話である。
「レッド・ツェッペリンは、ドラム音が生育に悪影響がある」
ここまで来るとマユツバだ。
実は、どちらも真面目に検証した研究論文が過去にあるが、
データサンプル数が少なかったり、スピーカーの熱が生育に影響していたり、
残念ながら信頼に足る実験的証拠ではなかったそうだ。
アランは、仲間を呼び、仲間の声を聞きたい。
クロちゃんは、声は発しないが、周囲の音にはいつも警戒していたい。
進化の過程を考えても、植物に聴こえたい欲求はないと考えられる。
「真に科学的な研究によれば、いまのところ、いわゆる音楽は植物に
影響しないと言っていい」(「植物はそこまで知っている」ダニエル・チャモヴィッツ著)
これが現時点での解釈だそうだ。
( それでもこっそり踊っていてほしい by 農園主 )
2013/08/13(Tue) ウドの大木
お隣さんに植木屋さんが住んでおられる。
「庭の木、近いうちに刈ってやっから」
70歳を超えた親方が、先日そう言っていたと思ったら、
猛暑の中、生垣から庭の木までアッと言う間に、
小ざっぱり見事に剪定してくれた。
大家さんと懇意であることから、恒例行事になっているそうだが、
この景観を創るのだからアーティストだ。
初めて知ったのだが、刈った後の枝葉を片付け始めると、
これが結構な重労働なのに驚いた。汗がゲリラ豪雨のように流れる。
しかし、アランは狂喜乱舞。農園にはない草木に大喜びだった。
特にウドの葉が気に入ったようである。
( 大木でも役に立つ by 農園主 )
2013/08/14(Wed) 2時間コース
朝の水遣りに2時間かかるようになった。
2人で手分けしてこの時間なので、
育苗ハウス1号と2号の両方を1人で水遣りすれば、
4時間かかる計算だ。
暑さで土が乾きやすくなっている上に、
苗が育ち始めて土の表面が見えにくくなってきたため、
ポットに確実に水を入れる手間がかかるのが理由だ。
ホースを引っ張って、こっち側からかけた後は、
今度は向こうからとできるだけ苗の近くから水を遣る。
その後、アランのバケツの水を替える。
そして、クロちゃんのタライの水を替える。
( 最後にカルピスをいただく by 農園主 )
2013/08/15(Thu) 元気デスカ
連日の猛暑を楽しむかのように苗たちは元気だ。
葉先はピンと上を向き、肉厚で色つやともにいい。
「元気があれば、何でもできる」
育苗ハウスに入る度に励まされているようだ。
昨シーズンあれだけ苦労した「かなみひめ」の状態もいい。
水・栄養のバランス、そして病害虫の駆除、
去年の失敗が少しは活きているようだ。
ただし、この表情もすぐ変わりうるから、
油断大敵。。。なのである。
( この瞬間が楽しくもある by 農園主 )
2013/08/16(Fri) これ、いいね
最近、ちょっとした衝撃を受けた食べ物が、
ミニトマトのポン酢&砂糖漬けだ。
シンプルだが、朝のサラダの一品としてもいいし、
風呂上りのビールとのコンビネーションもいい。
酸っぱいものがあまり得意ではないのだが、これにはハマった。
中から小なりのトマトがお薦めである。
( 一口の食感がいいから by 農園主 )
2013/08/17(Sat) ぶらっと房総 ( 上総湊 海水浴場 )
居心地のいい静かな海である。
農園からは国道127号を車で20分ほど南下した距離だ。
海の透明度は特別高いわけでもない、砂浜も白くはない。
極めて、地味でローカルな海岸である。
何もない海なのだが、そこがいい。
人は少なく、波は穏やかだ。
つい、ぼぉーとしたくなる海岸である。
中2と3歳の甥っ子たちは、素足の砂の暑さに跳ね、
笑いながら、海に入っていく。
満喫の海なのだった。
家族連れが距離感と節度をもって、各々楽しんでいる。
だから、ゴミなど見当たらない。
市営のシャワー施設があるので、帰り道も爽快だ。
( たまには房総もいい by 農園主 )
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