[ポレポレ農園主のトレンドライン]

2013年9月22日〜9月28日

2013/09/22(Sun) ぶらっと房総 ( 千寿の湯 )

農園から房総スカイラインを走り、
鴨川へ向かう途中にある日帰り温泉である。

[写真]千葉・君津の濃溝温泉「千寿の湯」の湯船の様子

風呂は大きくはないが、そこがいい。
100%掛け流しの湯は、200m離れた山の上から引いている。
窓から見える渓谷風景が、ご主人の自慢である。
秋は紅葉、春には藤の花が湯船から楽しめる。

泉質は、重炭酸そうだ泉。
アトピー性皮膚炎に効能があり、県外からの訪問も多いという。
なるほど、いつまで経ってもほてりが止まない。
これが山の秋風に心地いい。

( 湯上りについ、うとうとする by 農園主 )

2013/09/23(Mon) 社会とのかかわり

「あなたを幸せにするものは何ですか?」
うまく答えられる気がしない質問であるが、
「TEDトーク」(J.ドノバン著)が分かりやすい。
TEDビデオのプレゼンテーションを解説する内容の中で、
この質問に対するアンケート結果が紹介されている。

・家族、友人、ペットとの交流
 ・自然とのふれあい
 ・ボランティア活動
 ・仕事を完璧に終わらせること
 ・コーチングや教育、執筆活動によって人にインスピレーションを与えること
 ・自分の内面を見つめること、知識を得ること
 ・マインドフルネス(いまこの瞬間に注意を向けること)
 ・健康
 ・肉体的快楽と運動
 ・自己表現
 ・安定した経済状態

 人の欲求とつながることが、相手の心を動かす近道とある。
だから、プレゼンのテーマ選びの肝はそこにあるという。
なるほど、どれも共鳴できる答えである。

( 農園の幸せ、また来たい〜っと言われること by 農園主 )

2013/09/24(Tue) ステンドガラス

前々から気に入っていたランプを譲っていただいた。
ステンドガラスに造詣があるわけではないのだが、
このランプは、農園の受付に置くと背景の赤いマサイクロスと
相性がいいような直観があった。

[写真]ステンドグラスのランプを受付カウンターに飾ったところ

淡いコバルトブルーが全体の調和を取っている。
そして、様々なガラスの色彩とのコントラストが
見る角度によって変化する。

[写真]ステンドグラスのランプ部分を拡大したところ

君津に移住する前からお世話になってきた方の奥様の作品である。
しつこく頼んだせいもあろうが、自信作を快く承諾いただいた。

( 農園で by 農園主 ) 

2013/09/25(Wed) 定植スタート

「おいCベリー」から植え始めた。
花芽分化が4品種の中で最初に確認されたからだ。
これまでの苗場から移動し、本圃ハウスに定植すると、
土しか入っていなかった空間が一変する。

[写真]本圃ハウスに定植した

まさに息吹が感じられるようになった。
次は「紅ほっぺ」の番であり、
そして「かなみひめ」「やよいひめ」と続く。
先は長いが、楽しみでもある。

( 舞台に上げるような高揚感 by 農園主 )

2013/09/26(Thu) 仕事中の顔

定植の仕事は、年に一度の大仕事になる。
短時間(できれば4、5日)でヴォリューム(12,000株)を
こなさなくてはならないからだ。
どのイチゴ農家にとっても、この時期が山場になる。

[写真]定植作業を手伝ってくれたお母さん達の軽トラックが農園前に集合した様子

当園では今回から地元のお母さん方に手伝ってもらうことにした。
みんな畑仕事のベテランだから、土いじりでは大先輩達である。
用意していたゴム手袋はSサイズではとても入らないくらい、
手も逞しい。「これは赤ん坊用かい?」と言われる始末だ。

始まる前は、「あたしたちにイチゴの手伝いができるかね」
みんな不安そうな顔をしていたのだが、
 「葉っぱは、これを取っていけばいいね」
 「植え方は、そんな感じね」
少し説明すれば、あっと言う間にLサイズの手が滑らかに動き出す。
こうなれば、お母さんたちの口も滑らかだ。
 「楽しいね、調子でてきたよ」
仕事のペースは、ドンドン速まり、笑い声は増々高まる。
こういう働き方も世の中にはある。

( しかめっ面からは何も生まれない by 農園主 )

2013/09/27(Fri) アランのこと( 2013 秋編 )

食べまくっている。
夏の間はあまりの暑さに昼間は休ませてきたが、
この時期はいつでも小屋から出たがり「ダセェ〜」と鳴く。
そして、ひたすら食べるので、
夕方のお腹はぽっくりと驚くほどの貫禄になっている。
尻尾を振って近づき、「ゲプッ」と言っているから相当だ。
しかし、そのお腹であっても駆けっこ競争をすると、
華麗なステップ、いや、スキップで疾走する。
それが山羊なのだ。

[写真]アランが農園の土手の草を食べ歩きしながらこちらに向かってくるところ

[写真]アランがこちらに向かってくる途中でよそ見をしているところ

[写真]アランが草を頬張りながらこちらに近寄ってきたところ

( うらやましい by 農園主 )

2013/09/28(Sat) "紅" ほっぺ

定植した後に、葉の枝が真っ赤になるのがこの品種の特徴である。
環境の変化にストレスを感じているらしい。
数日すると今度は順応して、色がサ〜ッと落ちていく。

[写真]本圃ハウスに定植された紅ほっぺの葉の枝が赤くなった様子

今晩は君津市の花火大会。なぜこの季節なのかはわからないが、
みんな数日前からわくわく楽しみにしていた。(我々も)
期待以上の打ち上げ数と色合いに、疲れもすっ飛んだのあった。

お母さん達の活躍で、定植作業はすこぶる順調に進んでいる。

( 昨年よりも多少の余裕がうれしい by 農園主 )