2013年11月10日〜11月16日
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2013/11/10(Sun) 再建へ その3
ハウスが再建された。
今回の失敗を糧に試みた新しい施策は2つ。
大口径のパイプをハウスの四隅に打ち込んだ。
杭のように内側から斜めに120cm打ち込み、外側に抜けるのを防ぐ。
さらに側面には、トンボと呼ばれる補強を入れた。
大口径のパイプを地中に這わせ、そこへスクリュー型のアンカーを2本打ち込む。
完璧ではないが、最善策ではある。
残った課題は、
ハウス内の風の流れと空気圧の調整について。
これからの研究テーマになる。
修理はまだ続くが、ビニールが張られたので、
イチゴたちは安心しているはずだ
寒くなる前にかろうじて間に合った。
外に裸のままさらされて2週間。
心なしか、葉が硬くしっかりしている。
雨風で筋肉質になったかもしれないので、今後の生長が楽しみである。
夕方になって大家さんから手料理をいただいた。
「お待ちどうさま」
いつもの優しい笑顔で配達してくれた。
再建祝いの宴が始まる。
( 明日からまた、頑張ろう by 農園主 )
2013/11/11(Mon) 葉よけ 2013年
葉よけの作業を昨シーズンよりも早く始めた。
株の勢いが旺盛で、大きい葉がばっさばっさと茂っているからだ。
エクセル線というポリエステル樹脂でできた黒いワイヤーを使う。
「紅ほっぺ」ならクラウン(根元)から15pくらいの高さに張り、
かき上げた葉を押さえる。
クラウン周辺の風通しをよくすることで、病害虫を予防する。
花もよく見えるので、ハチの往来も増えるに違いない。
( 仕様は師匠からの伝授 by 農園主 )
2013/11/12(Tue) これ、いいね( 自然薯とろろご飯 )
君津市清和地区の特産である自然薯、このサイズは短い方である。
皮付きのまますりおろすと風味がいい。
卵とめんつゆで味付けして、ご飯にかける、というより乗せる。
それほどのこってり感がある。
しかし、味はクリーミーでまろやか。とろろ特有の唇への刺激もない。
この時期は必ず食べたくなる。
まだ、2,3日食べられると思うだけで、うきうき。
( 幸せにするイモなのだ by 農園主 )
2013/11/13(Wed) 天敵カブリダニ
今年も農園に投入する。
イチゴの葉をいじめるハダニを捕食する、天敵カブリダニである。
海外から空輸されてきた助っ人をおがくずとともに葉の上に振りかけていく。
例え、費用がびっくりするくらい高額であっても、頼りにしている。
昨年の貢献度が高かったからだけではない。
減農薬による安心安全のためには、できることはやる。
これは君津のイチゴ農園の先輩方から学んだ姿勢である。
頑張って、退治して来いっ。
( ゆけ、カプセル怪獣 by 農園主 )
2013/11/14(Thu) 女王バチの子供たち
花数が増えて来たので、ミツバチの動きも活発になってきた。
ミツバチの寿命は約30日、新しい働き手を産み続けなければならない。
女王バチは、初夏の最盛期には1分に1個のペースで卵を産み続けるという。
分蜂の時に巣から飛び出し、他の巣のオスと交尾して一生涯分の精子を受け取る。
そして、卵を産むときには、精子を分配して受精するか、しないでおくかを決める。
受精卵からはメスが生まれ、未受精卵からはオスが生まれるのである。
興味深いのは、受精卵が働きバチになるか、女王バチになるかは、
待遇によって決まるということ。
「女王バチになる卵は特別な部屋に産み付けられ、
卵からかえると栄養価の高いいわゆるロイヤルゼリーをふんだんに与えられ、
女王へと成長する道を方向づけられる」 (「ミツバチの会議」 T・シーリー著)
運命を決めるのは餌なのであった。
( 働いてきたハチにこそ旨いものを by 農園主 )
2013/11/15(Fri) 花びら何枚?
イチゴの花びらは5枚が普通であるが、
それ以上になることはよくあり、枚数が多いほど大果になる。
生理的な実証は確認できないが、経験的な実感である。
10枚以上になることもある。
「やよいひめ」の花がついに咲いた。
昨年と同じくらい、いやそれ以上の大果になりそうな期待を持たせる。
( 4品種揃い踏み by 農園主 )
2013/11/16(Sat) 冬支度
高設ベッドにスカートをはかせた。
土の保温のために先日は白黒のマルチをベッドの上から被覆したが、
今回のスカートは、文字通り足元を覆う。
更に寒さが本格化してきたら、
今度はハウスのビニールを2重にし、暖房を入れることになる。
イチゴたちは、最低気温8度以上がご要望である。
( 本物の温室育ち by 農園主 )
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