[ポレポレ農園主のトレンドライン]

2013年11月17日〜11月23日

2013/11/17(Sun) 相撲サイズ

結実してから実が肥大していくと、
自らの重みで茎(果房)が折れることがある。
「お相撲さんみたい〜」
そう表現するお客様も昨シーズンおられた。

この果房折れの防止のため、発砲スチロールのマットを
花が咲いているうちに、下敷きのように入れる。
さらにその下には「のの字」の針金を支柱として使う。
関取りの重さはあなどれないのだ。

[写真]果房折れ防止対策と施した白マルチの上に、覆いかぶさるように咲くイチゴの花達

( 横綱いちごにご期待あれ by 農園主 )

2013/11/18(Mon) ハチの一刺し

嫁がミツバチに刺された。上唇のすぐ上を。
古い防虫ネットを片付けているとき、
その中に紛れていたハチにうっかり触ったのだろう。
ただ、処置が良かったので腫れずに済んだ。
ミツバチは、大人しいハチなので、
手で払ったり、うっかり触ったりしない限り、
めったなことでは攻撃してくることはない。

「ハ、ハチに、、、ここ刺されたかも。」
見ると針が刺さっていたので、それを丁寧に抜き取る。
傷口から毒を絞り出した後、水洗いして氷で冷やす。
口の周りでなければ軟膏を塗ればなおいい。

「ハチに刺されたらオシッコをかけろ!」
子供のころに聞いた。
昔は「アンモニアが効果がある」と医者のあいだでも信じられていたそうだが、
ハチの毒についての研究が進んだ今、この方法は実はまったく効果が無く、
かえって雑菌で化膿する可能性もあるという。

ハチは一度刺すと命を失うと知られているが、他のハチは何度でも刺せる。
これはミツバチだけの話である。

( 決死の覚悟 by 農園主 )

2013/11/19(Tue) アランのこと ( 告げ口?編 )

ハウスの再建工事で様々な業者が出入りしている。
こちらが黙っていても、細部までこだわった仕事をする職人から、
挨拶、後片付けすらできない、論外なプロ?も中にはいる。

今朝も昨日の仕事内容を点検し、その責任者に不備を申し入れていた。
「ここは当初のプランと仕上がりが違うようですが?」
「この資材の使い方はもったいないですよね?」‥等。

そこへアランが無邪気に近寄って来た。
口に針金をくわえて、得意げに見上げている。

「こういうものは必ず片付けてほしいとお願いしていたはずですがっ」
火に油とはこのことである。
アランは言葉がわかっているのではないかと思う節が時々ある。

[写真]の子ヤギ・アランの得意満面顔

( 都合が悪いときは知らんふりもできる by 農園主 )

2013/11/20(Wed) リサイクル

ハウスのビニールはリサイクルできる。
正確にはPOと呼ばれるポリオレフィンという素材である。
これが、プチプチなどに再生される。

農家が産業廃棄物としてコストをかけて処分しているものを
メーカーは「原料として売ってほしい」というのである。
再生事業はコスト高で宣伝効果だけ、と言われるが、
このビジネスは採算が取れている。

課題もある。
POが土などで汚れた部分は再生が難しいという。
利用できる部分とそうでない部分を農家が分別する必要がある。
しかし、回収方法を含めたフロー作りができれば、
関係者は総ハッピー、不用品が宝の山になる。

[写真]ハウスのビニールをリサイクル業者さんが回収しているところ

( 資源ごみの曜日をなかなか覚えられない By 農園主 )

2013/11/21(Thu) ランチの王様(イチジクとゴルゴンゾーラ のピザin 村のピザ屋カンパーニャ)

こんな山奥のこんな辺ぴなところに。
最近はこういう場所の方が受けたりするとは聞くが、
この店も平日ながら結構な賑わいである。
君津インターから35分、農園からは45分の距離。
古民家をうまくリフォームした居心地のいい店内だ。

[写真]君津・村のピザ屋カンパーニャ 

季節のPizzaをオーダー。
イチジクは糖度が最高のパナーネ、イタリア産ゴルゴンゾーラを使用。
はちみつを少しつけていただく。柔らかい生地に見事に包まってとろける。
ねぎマヨネーズのPizzaなどを合わせて注文すると、
甘辛の相乗効果を堪能できる。

注文してからの焼き上がりが早いのもいい。
窯に入れれば2分かからないそうなので、
生地をのばす時間を入れても「5分あれば」という。
間延びのないテンポなのである。

( 遠くてもまた行きたくなる by 農園主 ) 

※ 農園から車で約45分。
 ※ 店舗情報 : http://tabelog.com/chiba/A1206/A120603/12001153/

2013/11/22(Fri) ぶらっと房総 ( 鴨川館 潮騒の湯 )

鴨川シーワールドの目の前にある温泉旅館である。
農園からは1時間ほど、日帰り温泉もある。
値段は少々高い(1800円入浴料と2000円の館内利用券がセット)が、
手入れの行き届いた館内と風呂にてゆったりとできる。

[写真]鴨川館・潮騒の湯の露天風呂の様子

風呂は内風呂、外風呂が数種類あり、
社長のこだわりという箱蒸風呂が面白い。
木箱の中に座り、顔だけを外に出せるサウナだ。
サウナのムッとした蒸気を感じずに爽やかに汗がかける。
しかも箱の中にいると顔以外は自由が利かないせいか、
不思議な感覚になり、外界をいつもと違う視点で眺めることができる。
湯上りにビールが飲めれば、さらに夢うつつの空間になる。
泊まりがいいかもしれない。

[写真]鴨川館・潮騒の湯の箱蒸風呂の様子

( アワビも旨そうだから  by 農園主 )

※ 農園から車で約60分。  
 ※ 公式ホームページ : http://www.kamogawakan.co.jp/

2013/11/23(Sat)敵に塩?

晴れの日には本当によく働く。
花の中をくるくると周回し、となりの花に飛び、またくるくると。
彼女たちは(働きバチは全員メス)、エネルギー源として花の蜜を集め、
タンパク源として花粉を集める。
 しかし、イチゴの花の蜜は少ないのでエネルギー不足になりやすい。
そこで、砂糖水を補給する。
1:1の配分で砂糖を水に溶かしたものだ。
整列するように並んで餌を巣に持ち帰っていく。
ちなみにこの砂糖水は、先日「ハチの一刺し」に遭った嫁が、
丁寧に溶かして作ったものだ。

[写真]巣箱の前に置いた砂糖水に群がるミツバチ達の様子

( ミツバチに砂糖 by 農園主 )