2013/11/24(Sun) 結実開始
開花の早かった「おいCベリー」が結実を始めた。
この青い実がどんどん肥大化し、やがて大きな赤い実になっていく。
昨年は寒さと曇天の12月だったため、収穫時期は期待よりも遅れた。
時期を決めるのは、天の恵み、お天道様次第である。
「かなみひめ」にも結実がちらほら。
例によって、個性的な形になりそうな予感が。
( ピース? by 農園主 )
2013/11/24(Sun) 結実開始
開花の早かった「おいCベリー」が結実を始めた。
この青い実がどんどん肥大化し、やがて大きな赤い実になっていく。
昨年は寒さと曇天の12月だったため、収穫時期は期待よりも遅れた。
時期を決めるのは、天の恵み、お天道様次第である。
「かなみひめ」にも結実がちらほら。
例によって、個性的な形になりそうな予感が。
( ピース? by 農園主 )
2013/11/25(Mon) 脇芽(わきめ)かき
本流の芽を残し、その脇から出てくる芽を取り除いていく。
トマトやナス、ぶどうやイチジクでも同じような作業はある。
栄養の分散を防ぎ、味覚を向上させるだけでなく、
風通しを良くして病気を防ぐ目的がある。
本流を見極めるのは難しい。
脇芽が大きくなると、しっかりとした太い芽になり、
どちらが本物かほとんど見分けができないくらいだ。
出世競争にありがちな話である。
そこは、プロ、瞬時に見極めてさっさと選別している、
と言いたいところだが、うーん、と唸ってしまうことも多々なのだ。
イチゴの生命力からすれば、どちらでも元気に生長するはずだから、
悩む時間は、非効率的とも言える。
それでも、こだわってしまうのは、人間の勝手な思い込みのせいかも知れない。
( 生き残ったのが本流 by 農園主 )
2013/11/26(Tue) やさしい栄養学
植物に欠かせない養分は17種類とされる。
窒素、リン、カリは3大要素として知られているが、
その他の多量要素には、カルシウムやマグネシウムがある。
また必要量が少ない微量要素としては、鉄、マンガンなどがある。
「17番目のニッケル」(「土は土である」 松中照夫著)が見つかったのは、
26年前だそうだから、この分野の研究はまだまだ進化の余地がありそうだ。
当園の液肥混入機である。
灌水する時に、必要な要素を混入させる。
窒素はとりわけ、体内のタンパク質をつくるので最も重要な養分である。
窒素は、まず、根から硝酸イオンという形で吸収され、
葉でアンモニアからアミノ酸になり、タンパク質になっていく。
このアミノ酸に成る過程で気になることがある。
植物体内の炭水化物(光合成で生成)が消費されるのである。
炭水化物は、果実の糖分やビタミンCなどに成るため、
うま味のもとになるので、できるだけ蓄積しておきたい。
したがって、この消費を抑えるために、
アミノ酸を直接的に付与するようにしている。
( やさしくない?栄養学 by 農園主 )
2013/11/27(Wed) 農を考える ( 補助金について )
減反政策の廃止が決まった。
合わせてコメ農家へ一律支給していた補助金(個別所得保障制度)もなくなる。
もともとこの制度があっても、補助金が農家の手許には何も入らない、
そういう声はよく聞かれていた。
流通する間になくなるという。
補助金込みの値段でコメが取引されるからだ。
コメ取引をしたことはないので、確認はできないが、
本当ならば、補助金が本来の役割を果たされていなかったことになる。
当園では、開園時のハウス建築の際に千葉県と君津市から、
補助金(個別補償とは別の制度)を費用の一部分にいただいた。
工事の請負業者の選定は、入札価格によって決定するので、
補助金の使われ方は、“手続き上”公平、効率的なはずである。
しかし、もしである。
この価格が補助金を織り込んだ価格になっていたとしたら。。。
自費で全てを建設するのと何ら変わらず、
補助金分はどこかへ消えたことになる。
「補助金でハウスを作れば、そりゃ高いさ(値段が)」
普通に農家の間で語られることを、今は知っている。
「農業の構造改革をし、産業競争力をつける」 安倍総理も力説する。
しかし、補助金万能主義の限界は見えている。
その他の産業と同じように、普通に競争を促し、
普通に農家が選択できるようにする。
それが最終的に農家の経費を下げ、収入を増やすことになる。
「補助金をいっそのこと止めたらどうか?」
他産業からすれば当然の声かもしれない。
それが消費者の利益につながるのなら、反対する理由はない。
( 目標地点はそこ by 農園主 )
2013/11/28(Thu) 下駄
気温が下がってきた。
特に夜温は、ぐっと下がっている。
保温効果を高めるため、夜間はハウス内のカーテンを閉める。
暖房機もセンサーはON。8℃以下から稼働する。
気象庁の3ヶ月予報によれば、
12月〜2月の天候は、平年よりも晴れの日が多くなるそうだ。
気温は、平年より低くなる確率が40%、高くなる確率が20%、
平年並みの確率が40%、と発表されている。(11月25日付)
晴れてくれさえすれば、外気温が多少低くとも、
ハウス内の気温は十分上昇する。
当たってほしいものだが、
明日や明後日の予報もおぼつかないのに、
3ヶ月予報とは予報官も荷が重いに違いない。
どんなシミュレーションをしているのか、
知りたいような、知りたくないような。
( 当たれ by 農園主 )
2013/11/29(Fri) CO2
暖房機の代理店の方が、1年点検に来られた(そうだ)。
というのも、当方が不在だった夕刻に電話がつながらなかったので、
試運転をして帰られたという。勝手知ったるハウスである。
着信に気付いて折り返してみると、
「機械は問題ないです。
温風が葉に強く当たらないように向きを注意してくださいね。」
オランダ製のこの機械は、暖房機、兼、二酸化炭素発生機でもある。
千葉県内のイチゴ農園で導入したのは、当園が初めてだ。
機械はメンテナンスが大事なので、故障した場合の対応に
実績のないものは敬遠される。
従って、農業用暖房機は、数十年前から変わらない
旧来型のイカツイ機械(日本製)が、ずっと幅を利かせている。
「例の機械のアフターフォローはどうですか?」
他県のイチゴ農家からも質問をいただく。
光合成を活性化させて、少しでも味覚を向上させたい。
全国共通の思いである。
( 毎年の点検に期待 by 農園主 )
2013/11/30(Sat) カイゼン再開、急げ
当園の大きな目標のひとつは、
お客様にリピーターになっていたたくこと。
意気込みだけは、あの東京ディズニーランドにも負けない。
しかし、農園内には至らない箇所が数多くあるので、
カイゼンはできる限りのスピードで進めている、
はずだった。
着手したのは、雨よけアーケードの設置。
受付ハウスからトイレまで15mほどあるのだが、
雨の日は皆さまには走っていただいていた。
申し訳ない。。。
10月に入って設置作業を始めていたのだが、
例の台風ハプニングで中断。
すでに2ヵ月近くが経ってしまい、明日からは師走だ。
シーズン突入も近い。
資材や設置方法を何度も相談したJOYFUL(ホームセンター)の方にも、
とっくに、会いづらい。
( まずは、土台作りから by 農園主 )