[ポレポレ農園主のトレンドライン]

2013年12月8日〜12月14日

2013/12/08(Sun) 石巻名産 笹かまぼこ

仙台からかつての銀行の同僚が、前ぶれもなくやって来た。
2か月前に転勤になったという。
新天地は、被災した中小企業再生のための組織。
国により設立され、様々な金融機関から猛者が集まる。

震災から早くも1000日が経っているが、
中小企業の復興への道のりは、まだまだこれからだそうだ。
例えば、全壊した工場を再建するとすれば、新規の融資が要る。
しかし、これまでの借金があり、新たな借り入れができない。
こういうケースはたくさんあるそうだ。
なんとかできないか、それを救済するのが、
この組織(東日本大震災事業者再生支援機構)である。

金儲け主義ではなく、インフラとしての金融。
これこそ醍醐味かもしれない。
「ノルマ? あるよ。件数。ここでもあるのって感じだけど」
苦笑いしながも、地元の様々な職種の中小企業を訪問し、
助けるべき会社をすでに見極めているような顔つきであった。
 かつてボランティアで被災地に赴いた男が、
今度は仕事で復興に貢献することになったのである。

[写真]石巻白謙かまぼこ店の笹かまぼこ

( 野菜入り白謙揚げもいい by 農園主 ) 

2013/12/09(Mon) ぶらっと房総( 富津岬 )

地図を見るとわかるのだが、
房総半島(内房総)に棘のように飛び出ている岬がある。
農園から車で20分。

[写真]富津岬の最先端にある展望塔

先端に展望台があり、この上からの景色は楽しい。
北から西へ向かって、ぐるっと回ってみる。
アクアライン、東京スカイツリー、横浜ランドマークタワー、
横須賀の街が見え、水平線は東京湾の出口から太平洋につながるのがわかる。
さらに見回すと、再び房総半島の低い山並みになる。
地図をイメージすると「なるほど、その通りだ」
形状とスケールが実感できる。

( 上がる階段が少し怖いかも by 農園主 )

※ 農園から車で約20分。
 ※ 公式ホームページ : http://www.cue-net.or.jp/kouen../futtsu/map.html

 

2013/12/10(Tue) ぶらっと房総( 龍宮城 ホテル三日月 )

[写真]木更津・龍宮城ホテル三日月のお風呂の様子

この界隈では、一番スケールの大きい風呂である。
流れるプールのような風呂の他、海ぎわの外風呂も充実している。
東京湾を望みながら湯につかれるように演出されているところがいい。
18金の黄金風呂(一人用)が内風呂にある。
入るのが最初は気恥ずかしいのだが、つかってしまえば、
「あっぱれ、あっぱれ」秀吉の気分になれる。
龍宮城とはこういうところか。

[写真]木更津・龍宮城ホテル三日月の屋内プールの様子

併設されている屋内プールには、ウォータースライダー(滑り台)もあるので、
お子さん連れにもいい。無料タオルはあるが、水着持参は必須。

( 裸体での水泳は禁止だ by 農園主 )

※ 農園から車で約35分。
 ※ 公式ホームページ : http://www.mikazuki.co.jp/ryugu/

2013/12/11(Wed) 陽だまり

ハウスの中での仕事がうれしい季節である。
早朝でも12℃くらい、日中は28℃になるから、
思わず、ベンチに座って和みたくなる。
苗の生長が順調なので、眺めているとホッとする。

[写真]いちごハウスの通路に光がそそぎこんでいる様子

「村山とのさまざまなシーンは、縁側にできた小さなひだまりのように、
ぽかぽかと心を温めてくれる。それは私のこころにできた、苺畑なのかもしれない。」
(「聖の青春 大崎善生著」

棋士として、短いが壮絶な人生を送った村山聖は、
生きることの「厳しさと優しさ」を周囲に教えたとある。

( イチゴに教えられている by 農園主 )

2013/12/12(Thu) わずかな前進

「オムツを替えられる場所、ありますか?」
昨シーズン来園されたお客様から、時々聞かれた質問である。
今年は何とかカイゼンしたいと検討してきたが、
専用のスペースを作る場所(と費用)が思うようにならない。
しかし、小さなお子さん連れのご家族にも安心して来園いただきたい。
そこで、オフシーズンの間に、
親戚や友人、そしてお客様方に直接ヒアリングさせていただいた。( ご協力多謝 )
その結果、
「ベッドさえあれば、何とかなる」という声が圧倒的だった。

[写真]トイレ脇に設置したオムツ替え台(ベビーベッド)

寝心地は小さすぎて試せないが、頑丈なものを吟味した。
ママさん達にも安心してお使いいただけるかなと。

( オムツはご持参で by 農園主 )

2013/12/13(Fri) 紅色

[写真]今年一番の真っ赤なイチゴ

ようやく赤くなった。
最初に色がついたのは「おいCベリー」だ。
といっても、まだ数えるほどの粒だから、
売り出し開始は、再来週以降か。
いちご狩りは、もう少し先になりそうである。

初摘みのイチゴは、師匠に持参した。
今年もこうしてシーズンがスタートできるのは、
他ならぬ、師匠とそのご家族のおかげである。
一流の方々に見てもらうのは正直気恥ずかしいのだが、
これは、自分達のけじめでもある。

( 頂くのはいつも励ましの言葉だ by 農園主 )