[ポレポレ農園主のトレンドライン]

2014年3月9日〜3月15日

2014/03/09(Sun) 不断の友

「茶」は茶葉であり、飲料であるが、
「人に寄り添い、人を慰め、そして見守る何ものかである」という。
(「岡倉天心《茶の本》を読む」若松英輔著)
その「何ものか」は、姿を変えて様々なところに姿を現し、
例えば、花としても我々に語りかけてくる。

来園された方々から、感動の手紙をいただく。多謝。
「子供たちと家族みんなの楽しい思い出になりました。」
「いちごを見るとポレポレさんを思い出します。」

イチゴは、食べ終わったらなくなってしまうものではなく、
記憶として、思い出として、姿を変えて生き続けている。
茶道の心得はないが、
物と心を結ぶ「何ものか」を何となく感じる。

[写真]真っ赤に色づいた大粒の紅ほっぺにまだ白い小粒の実が寄り添っている様子

( いつまでも by 農園主 )

2014/03/10(Mon) ランチの王様( ゆずラーメン in 荒玉食堂 )

[写真]君津・荒玉食堂の

スープを最後まで飲み干さずにはいられない。
地元でかき集めたゆずがタップリ入った塩味で、
なんとも爽やかな風味である。
鶏ガラと豚バラの出汁をベースにしているので、
深味も効いている。

このお店のメニューは多彩、
チキンカツ定食、マーボ豆腐、てんぷらそば、
なんでも「あるよ」なのだ。
これは「マスターの趣味」なのだそうだが、
散漫になることなく、あらゆる分野が充実している。
裏メニューを探るのが楽しみなくらいワクワクするところなのだ。

― マスターの得意な料理は、本当は何ですか?
「オレっ? 専門はフレンチ。」

( 達人かも by 農園主 )

※ 農園から車で約6分。
 ※ 店舗情報 : http://tabelog.com/chiba/A1206/A120603/12032924/

2014/03/11(Tue) これ、いいね (いかにんじん)

「今日も一日お疲れ様でした。福島のお酒でチャージしていただければ。」
お客様からメッセージとともにいただいたのは、
福島の名酒と福島の郷土料理「いかにんじん」だ。
コリコリとしたニンジンにしっとりした「するめいか」が、
抜群のコンビネーションで、日本酒と合う。

[写真]福島の郷土料理 “いかにんじん”

作り方は意外にも簡単だそうだ。(だからこそのご紹介)
麺つゆをするめがヒタヒタになるくらいに入れて、半日ほどおく。
そこに細切りにしたニンジンを入れて2日ほどおくだけ。

福島では「いかにんじん用の細切りするめ」が市販で手に入るらしいが、
お子さんが日曜日の夕方にするめをチョキチョキして、
お手伝いするご家庭もあるそうだ。

( 余計に旨い by 農園主 )

2014/03/12(Wed) クロちゃんです ( 目覚め編 )

冬眠 からついに目覚めた。
5ヵ月振りの再会である。
本当は、「起こした」という方が正しい。
というのも、気温は春のように上昇してきたのに、
水中から上がって来ない。
心配で、濁ったタライの中を探したら、
のそのそと出てきたというわけだ。

[写真]冬眠から目覚めたカメのクロちゃん

少し甲羅が小さくなったように見えるのは、冬眠疲れか。
好物の乾燥エビにも反応は鈍く、首をすくめたまま。
まだ、寝ぼけているのか、早くも人見知りの本領が発揮されているのか。

( 兎にも角にも、無事の帰還である by 農園主 ) 

2014/03/13(Thu) カイゼン 〜 トイレのこと

農園のトイレは、作りにこだわった甲斐あって、
女性とお子さんには特に好評である。
皆様には気持ち良く綺麗にお使いいただくため、
少し手間だが、スリッパに履き替えてご利用いただいている。

しかし、寒い日の週末に、時々混雑してしまうのが、悩みの種だ。
どうやら、靴を履きかえるときに、
お待ちの方と入れ替わるのに時間がかかっているようである。
トイレの数はすぐには増やせないので、
次善策に、履き替えスペースを拡張してみた。

[写真]広くなったトイレの上がり口の様子(左手にあるのはおむつ交換用ベッド)

靴を脱ぐ人と履く人が、
「お先に」「どうぞ」
うまく譲り合っていただける場になり、
「どのいちごの品種がお好き?」「私はね。。。。」
そんな会話も生まれるといい。

( 社交場へ by 農園主 ) 

2014/03/14(Fri) 春の嵐

受付ハウスからトイレに向かう短い通路に、
雨よけのアーケードを昨年作った。
我々、素人二人とアランで悪戦苦闘しながらも、
いちご狩りのシーズンが始まる前に何とか完成し、
「いい出来栄え」と褒めてくれる方もおられた。

残念ながら、昨晩の春の嵐で倒れてしまった。
ついでに、パイプが受付ハウスのドアサッシのガラスを割り、
ビニールも突いて破るという、おまけ付き。
片づけと補修に追われた一日だった。。。
 次に作り直す時(シーズン後になるだろうが)には、
どこを補強するべきなのか。
仕事は尽きない。

[写真]倒れてしまった受付ハウス脇のアーケードの片付けが終わったところ

「失敗はすると思います。
でも、失敗は小さな軽微なものにして、
次の教訓につなげなければならない。
人生のアプローチと同じように。」

国際宇宙ステーションの新コマンダー(船長)、
若田光一氏の言葉を噛みしめている。
一歩進んで、一歩下がる。

( 二歩は下がらないぞ by 農園主 )

2014/03/15(Sat) 予約の電話

「ヤッター、やっとつながりました。
また、行けるのが本当にうれしいですー」

週末の予約は、前日朝7時から開始しているのだが、
電話がつながりにくい、そうである。
確かにこちらは電話を受けっぱなしなので、間違いない。
ようやく、つながっても既に定員になっていることもあり、
皆さまには何とも大変な手間をおかけし、心苦しい。。。

「うれしくて、、、その後これを折りながら、楽しみにして来ました」
プレゼントしていただいたのは、折り紙のいちごである。

[写真]折り紙で作ったバスケットに入った折り紙のイチゴたち

( そのかわり、期待以上にびっくりさせたい by 農園主 )