[ポレポレ農園主のトレンドライン]

2014年4月6日〜4月12日

2014/04/06(Sun) 本望

春休み最後の日曜日。
いちご狩りのハウスを最後に出られた女性がうれしそうにこう言われた。

「いちご、全部食べ尽くしちゃいました」
 ―えっ?

ハウス内を見ると確かにカラカラだ。

[写真]青いいちごの実だけが残ったいちごハウスの様子

 ―どれ位、、、いきました?
 「185個! 200個以上食べたこともありますよ。」
 ―え〜っ
 「いちごが大好きなので色々な所にいちご狩りに出かけていますが、 
  すごく気に入ったので、次は家族と必ず来ますね。
  皆100個は食べますよ、ウフッ」
 ―よ、喜んでお待ちします。
嬉しいような、こわいような。

( 是非 by 農園主 )

2014/04/07(Mon) 今は昔

農園の周辺では、トラクターが行き交うようになった。
水を張った田んぼの土壌を撹はんさせる。
この「代掻き(しろかき)」には、様々な目的があるそうだ。
肥料を混ぜる、雑草を排除する、地面を平らにする。

[写真]隣りの田んぼで代掻きをしている様子

かつては、鍬での手作業だったはずが、
牛馬での仕事になり、トラクターに。
毎年、同じような景色に見えても、少しずつ変化しているということだ。

( 昔のシーンも見てみたい by 農園主 )

2014/04/08(Tue) アランのこと( 昼休み編 )

穏やかで陽気のいい日が続き、
外で昼食を食べることができるようになった。
農園の草の上にシートを敷いて。

食後に寝転んで昼寝を始めると、アランも間に入ってくる。
彼も、眠って船を漕いでいるのか、
時々、角が胸にぶつかって起こされることもある。

15分くらい経ったであろうか、アランは突然サッと立ち上がり、
草むらに行っておしっこを済ます。
そして、そのまま草をせっせと食べ始めるのである。
寝転んだままのこちらを、ちらっと見て。

[写真]早く仕事をしようよと振り返るアラン

( はいはい、仕事始めますよ by 農園主 )

2014/04/09(Wed) 恒例行事

「今年は20個も食べちゃった。ごめんね。おほほ」
近所にある老人ホームの方々が、1年振りに来園された。
リピーター組のお婆ちゃん達は勝手知ったるもの。
 車椅子で初めて来られた方もおられ、最初は緊張気味であったが、
笑顔でハウスから出て来られた。
 そして、アランと触れ合うとさらに満面の笑みになる。

[写真]いちご狩りを終えてアランと一緒にくつろぐ老人ホームの皆様

( 皆、自然と童心に帰る by 農園主 )

2014/04/10(Thu) 春のギフト

旬の美味しい物がたくさん出てきた。
筍(たけのこ)もそのひとつだ。
近所の方々が、差し入れてくださる。
筍ごはん、鶏肉との煮物、刺身風にワサビと醤油でも。
だから、いくらいただいても余ることはない。
筍の下の方が硬くて、これがいい。多少えぐぐても。

[写真]近所の方から頂いた筍2本

( わらびも始まった by 農園主 )

2014/04/11(Fri) スタイリッシュ

「アランとイチゴの写真を撮らせてもらえませんか」
地元のヤクルトお姉さんからのご依頼は、
社員紹介(自分)のための写真撮影であった。
房総の雰囲気のある風景がご所望だとか。

[写真]ヤクルト400LT

お礼にいただいた。
この変わらぬスタイル。
そして久し振りにいただく味は、懐かしくも独特だ。
食道から乳酸菌が流れていくのを感じる。
カロリー30%オフ?健康飲料なのに?
進化しているような、昔のままでいいような。

( 80mlは抜群の適量 by 農園主 )

2014/04/12(Sat) グレート・ティーチャー

春らしい穏やかな土曜日。
高校時代の恩師が、お孫さん達を連れてのご来園。

先生は、教職を退職された後も地元の郷土資料館や城跡のガイドを務める。
日本史の先生だったので、この手の講義はお手の物だろう。
あのころ授業で使った穴埋めの自筆プリントが懐かしい。
最近は、城跡を保存するNPOを立ち上げることを計画しているという。
それだけではない。100キロマラソンを今でも挑戦し続けている。。。

[写真]野生のニホンサクラソウ

「いいものを持ってきたよ」
車から出されたのはプランターである。
野生のニホンサクラソウ(許可を得て採取)を株分けして増やしたもの。
「強いから、そこら辺に植えておけば大丈夫」

( 逞しいのである by 農園主 )