[ポレポレ農園主のトレンドライン]

2014年4月20日〜4月26日

2014/04/20(Sun) 幸せ配達人

君津に移住する前は、四谷三丁目に住んでいたので、
近所には、和洋中、世界各国の料理屋さんがひしめいていた。

農園からすぐの荒玉食堂、1店でこれらを網羅するかも。
裏メニューには、ガパオライス、グリーンカレー、タコス何でもあるからだ。
スッポン料理もあるらしい。
通いつめるほどに、その奥深さが少しずつ分かる。

豊富なメニューから何を食べようか迷っていると
「メニューを見るから決められないんだよ。食べたいもの言ってごらんよ。」
必ずマスターはそう言うのである。

開店1周年だそうだ。
記念の焼酎とランチを差し入れてくれた。

[写真]新玉食堂1周年記念焼酎とマスターからの差し入れランチ(タコスとライスカツスティック)

( 末永く付き合いたい by 農園主 )

2014/04/21(Mon) アランのこと ( 反省編 )

本当は農園内を放し飼いにしてやりたいのだが、
お隣の畑に入るといけないので繋いでいる。
ところが、最近は力が強くなったのか、時々、杭が抜けて
勝手に散歩をすることがある。
生来が臆病で遠くまではいかないため、大きな事件にはなっていないのだが、
先日は、農園の看板の足元にようやく咲いたキンセンカの花を平らげた。

[写真]アランがキンセンカの花だけを食べてしまった受付ハウス前の花壇の様子

「アランっ」
怒られる声には反応して逃げ出す。
振り返るとパンジーの花もなくなっているではないか。
 「こらっアラン、ちょっと来い」
そそくさと嫁さんのところに逃げて助けを求めている。
顔をコシコシと膝に擦り付けては見上げている。
 「助けて〜」と。

( 仕方がないヤツなのだ by 農園主 )

2014/04/22(Tue) 人の幅

高校時代の先生からいただいた「ニホンサクラソウ」が咲き始めた。
何とも可憐な花である。

「あのサクラソウ、本物というか、ニホンサクラソウよね。」
いつもご来園される近所の方が、うれしそうに入って来た。
― 珍しいものだそうです。野生のものだとか。
 「やっぱり、、、だって葉の形が違うもの」

[写真]真横から見たニホンサクラソウ
[真横から見たニホンサクラソウ]

[写真]真上から見たニホンサクラソウ
[真上から見たニホンサクラソウ]

 普通の園芸店で売られている「サクラソウ」は、
「プリムラ・マコイデス」と呼ばれる中国産のサクラソウ科であり、
どちらも花の形はほぼ同じなのだが、異種であるそうだ。

( 花のことを知っている人は、格好いい by 農園主 ) 

2014/04/23(Wed) 春の仕事

[写真]いちごの苗からランナーが2本伸びている様子

イチゴの根元から「ランナー」が伸び始めた。
このツルの先が地面に根を降ろすと新たな苗になる。
イチゴは、表面にあるツブツブの種(正しくはこの中に種がある)からも
繁殖はできるが、実際は、ランナーから子苗が増殖する方が圧倒的である。

しかし、今の時期は、イチゴの株には充実した果実を作ってもらいたい。
余分なところに養分を消費している暇はないので、ランナーは全て抜き取ることになる。
12,000株×1〜3本のランナー数。。。

( 手首が痛くなるわけである by 農園主 )

2014/04/24(Thu) スクランブル発進

「ケーン、ケーン」
農園の周りでよく響く鳴き声の主は、キジである。
赤と黒のコントラストが際立つオスの姿は、時々見かける。
ちなみにメスは茶色の地味な羽で「チョッ、チョッ」と鳴くらしい。

土手の草刈りをしていたら、バタバタと飛び立っていった鳥がいた。
その地味なメスだ。
見ると、丸い巣の中に卵が6個ほど寄り添うように入っている。

[写真]農園北側の草むらに作られたキジの巣の様子(6つの卵が寄り添うように入っている)

飛ぶのが得意ではないので地面に巣をつくり、4月頃から産卵する。
かろうじて巣を傷つけることなく、周りの草も刈らずに残した。
母鳥に気に入ってもらえるものかどうか、気を揉んでいる。

( 早く巣に戻ってほしい by 農園主 )

2014/04/25(Fri) クロちゃんです( 子分編 )

「田んぼで、カメっ、見つけたよ」
隣の田んぼで仕事をしていた、のぶ子さんが連れてきてくれた。

[写真]カメのクロちゃんの子分ガメ(まだ名前なし)

体長8p、クロちゃんの半分位のサイズ、元気がよく活動的だ。
人見知りのクロちゃんは、新しい小さな仲間に押され気味。
いつも休憩場所にしている岩陰をすでに占拠されている。
しかし、じっと見守る姿は嬉しそうにも見える。

( 無口な親分である by 農園主 )

2014/04/26(Sat) 先手必勝

さあ、GWの開幕だ。
初日の天気は爽やか、日焼けしそうな日差しである。
ハウスの中は少し暑いくらいだ。

[写真]受付ハウス正面入口から外を眺めた様子(外の田んぼでは水が張られ田植えの準備中)

心配された渋滞に巻き込まれた方は数組だけで
その方たちも大幅な遅れではなかったので安堵。
ほとんどの方々は、予定通りの到着であった。
ほんのわずか数分の早い出発が、数時間の差になったりする。
GWのこわいところである。

「まだ11時なのね。これだけ楽しんで」
初めていちご狩りをされたという年配の女性は、
その後、うれしそうに花摘みをされた。
「孫たちとこれからアウトレットに行ってみようかな」

( 早起きは本当にお得 by 農園主 )