[ポレポレ農園主のトレンドライン]

2014年5月18日〜5月24日

2014/05/18(Sun) 最適化

来シーズンの親苗たちの生育は、順調である。
少し暑くなってきたが、ランナー(ツル)が次々と伸び、
子苗の採苗時期も近い。
育てる4品種は昨年と同じラインアップになるが、
本数の割合を変更しようか、考えている。

[写真]太陽の光をいっぱい浴びて元気に育っている親苗の様子

「紅ほっぺ」「かなみひめ」「やよいひめ」「おいCベリー」
味覚や食感や香りには、それぞれに個性がある。
作り手からすれば、さらに異なる視点もある。
早生か晩生か、収量は十分に取れるのか、
果肉はパック詰めに耐える硬さなのかどうか。。。

しかし、作り手側に勝手な事情や思い込みがあっても、
ポートフォリオ(組み合わせ)の決定権はお客様にある。

( 皆様の声の結集 by 農園主 )

2014/05/19(Mon) シロツメクサ

クローバーのこと。 今シーズンも女の子たちが花飾りを作っていた。

[写真]ブルハウス北側広場にシロツメクサ・アカツメクサ・コメツブツメクサが生茂っている様子

農園には、シロ、アカ、コメツブ(黄色)の様々なツメクサが咲く。
漢字表記は、「詰草」。
名称の由来は、江戸時代にオランダから献上されたガラス製品の
包装にクッションとして詰められていたことに由来するそうだ。

背が低いままならば、いつまで咲いていても結構なのだが。。。

( いずれもアランの好物 by 農園主 )

2014/05/20(Tue) 美声の主たち

農園の早朝、上空でひばりが歌う。
「ピーチュク」「パーピル」「ピーピーカラカラ」
清々しい気分になる。
すると、「ケン、ケーン」
地上からの勇ましい鳴き声に遮られる。キジだ。

[写真]隣の麦畑を優雅に歩くキジのモモタロウ

オスは色鮮やかな羽を見せながら、悠然と隣の畑を歩いている。
飛ぶことが苦手なので、必然的に徒歩になっているのだが、
逃げる時の駆け足は、驚くような速さだ。
愛称は、モモタロウ。ちなみに国鳥でもある。

( 農園を縦横無尽に闊歩する by 農園主 )

2014/05/21(Wed) 来年への光

「やよいひめ」は名前の通り、3月以降に人気が上昇する。
先週の暑い中でのいちご狩りでも、他品種を圧倒する。
いちご好きな人ほど好む味と食感であるようだ。

しかし、2月までの今シーズンの出来に反省点は多く、
ひっそりと悩み続けてきた。
「一流に聞くしかない」
ヒントを探しに「やよいひめ」の本場である群馬県は富岡市を訪れた。
県下での受賞経験もある方に教えを乞うために。
収穫作業と大雪被害の復旧作業が忙しい中にもかかわらず、
時間をたっぷりと割いて様々なアドバイスをしていただいた。
温度、水、湿度の管理は予想以上に緻密である。

[写真]やよいひめの本場・群馬県(富岡市)のいちご農家さんのハウス

「うまくいくことばかりじゃない。でも大丈夫、必ずできますよ」

( 最後に背中を強く押していただいた by 農園主 ) 

2014/05/22(Thu) ランチの王様 ( 鰻重 in 弥七 )

シーズン中に疲れがたまると、必ず鰻に向かう。
体中に活力がポッポと湧いてくるから不思議なものである。
鰻重のうなぎの焼き方には、
しっかりと焼いたものと、ふっくら焼いたものがあるが、
正直どちらも選び難い。この店は後者の焼き方だ。
肉厚のほくほくとした鰻と美味しいご飯で、満腹になる。

[写真]君津・弥七の鰻重定食ランチ

場所は、農園から君津駅の中間くらい。
徒歩でご来園される方には、お薦めのロケーションかもしれない。
ランチの鰻重はお得なサービス値段であるのが大変うれしい。

( やる気が出るぞ by 農園主 )

※ 農園から車で約7分。
 ※ 店舗情報 : http://tabelog.com/chiba/A1206/A120603/12021084/

2014/05/23(Fri) フィナーレ

今週末の土曜日、日曜日の開園をもって、
今シーズンのいちご狩りは終了する。

[写真]紅ほっぺの赤い実と青い実がぶら下がっている様子

青い実がまだ数多くあることから、先行きも期待できるところではある。
しかし、ハウス内の気温が上昇し、ご来園された方々が暑く感じるようになってきた。
また、来シーズンの育苗が本格化する時期なので、
仕事の体制をそろそろシフトしていかなければならないこともある。

最後の手入れと掃除をしながら、これまでの安堵感と同時に寂しさあり。

( イチゴたちからは、まだやれるの声 by 農園主 ) 

2014/05/24(Sat) 折り紙付き

前回は食べたいちごの数がわからなくなったから。 ほら、これ」
彼女が首にぶら下げてきたのはカウンター(数取器)だ。

[写真]いちご狩りを終えた女の子が50を表示した数取器を見せてくれたところ

目標の数をクリアし、ご満悦の女の子は、
母親といっしょに折ったいちごの折り紙を今回もたくさん持参してくれた。
来シーズンのオープニングに他のお客様にプレゼントしてもいいと。
「たとえ、自分たちが初日に来れなくても」
ポレポレ農園は、こういう方々に育てられているのである。

( いよいよ、明日は千秋楽 by 農園主 )