2014年7月27日〜8月2日
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2014/07/27(Sun) 三郎畑( 開墾プロジェクト その2 )
三郎さんが鍬で耕した畑にネギを植えてくれた。
ところが、イチゴの子苗の切り離しにかまけている間に、
雑草があっと言う間に茂ってしまった。
これはいけない、と思っていたところ、
「なるほど、これはえらく茂ったもんだ」
三郎さんが登場。
自分の仕事の合間に見事にしてくれた。
「畑仕事って、ずっと草取りしているようなもの」
新規就農をして、大根をつくっている仲間が冗談まじりに、
そう言っていたのを思い出した。
( やっぱり丹精 by 農園主 )
2014/07/28(Mon) クロちゃんです( 夏男編 )
かつて人見知りだったカメとはとても思えない。
夕方になると餌を欲しがって、我々をちらっと見上げては、
これでもかと言わんばかりにバタバタと手足を動かす。
「ちょうだい、ちょうだい」と。
カメたちのタライは、暑さで水がお風呂のようになるので、
小まめに替えてはいるが、当人たちに夏バテの気配は全くない。
すごい食欲なのである。
( 我々は正直、少しバテ気味 by 農園主 )
2014/07/29(Tue) はさみ終了
6日間で、はさみ終えた。
13,000本の子苗のはさみ(切り離し)作業に昨年は9日間かかったので、
少しは進歩したようだ。
もちろん、早ければいいというものではない。
例えば「かなみひめ」は、ランナーが驚くほど太く固く、
ポットへの誘導が柔軟的でないばかりか、
根の発根が遅く、土へ活着に時間がかかる。
ひとつひとつの苗の根の張り方を確認しながら、
独り立ちの判断をしていくので、たっぷりと時間がかかるのである。
ともあれ、一仕事を終えた。
これから2ヵ月かけてしっかりした株に仕上げていく。
先はまだまだ長く、安心してばかりもいられない。
見渡せば、農園内の草刈りも待っているようだ。
( さぁ、次へ by 農園主 )
2014/07/30(Wed) 2ヶ月先を想像して
子苗たちに置き肥と呼ばれる固形肥料(チッソ)を与えた。
時期を昨シーズンよりも少し早めたことになる。
理由は、花芽分化を数日早めることで、
いちごの初売りやいちご狩りの開始日を少し早めたいと考えているからである。
秋口になって花芽が分化する条件は、主に短日と低温にあるが、
チッソ分の抑制もそれを促進させる要素である。
8月中旬にチッソ分のピークを持っていき、徐々に低減させていく。
ただし、生育をサポートしていくために葉の色を観察しながら、
液肥の併用が欠かせない。
( 思惑通りに行かないのも、仕事の醍醐味 by 農園主 )
2014/07/31(Thu) アランのこと( 野生の王者編 )
育苗ハウスで仕事をしていた午前中のこと。
日差しは強かったが、風があって気持ちのいい日であった。
「あれっ、アランの様子が変だけど、、、」
アランは時々、朝から丸くなってウトウトすることはあっても、
大の字というか、体を投げ出すように横になって寝ることはない。
「もしかして、体調が悪い?大丈夫か?」
慌てて近寄ってみると、耳がピクッと少し動くが起きない。
爆睡していたようだ。
「アラン、暑くないの?」 しばらくしてから体を揺すってみると、
「メヘェ〜」 慌てて起き上がり、草を食べ始めるのであった。
アフリカのサバンナでもここまで自由に生きているのは、
ライオンくらいなものであろう。
( 彼は草食動物のはずなのだが by 農園主 )
2014/08/01(Fri) アンギュレーション
一巡してくると、もう草がボーボーですよ」
庭を綺麗にされている近くのレストランの方が言っていた。
―ほんと、そうですよね。
変に盛り上がってしまうくらい、この時期の草はやっかいである。
草刈りの仕事は、不思議である。
時間はかかるし、暑いし、何よりも生産性がない。
普通に考えれば、無駄な仕事に見えるかもしれないが、
農地の保全には欠かせない大事な仕事である。
この仕事、楽なところもある。
失敗がないことだ。ただ、刈ればいい。
多少、トラ刈りになろうが支障はないのだから。
苗を育てることに比べたら、苦労は比較にならない。
だからこそ、つまらないと感じてしまいがちな仕事を
どうやって楽しめるかを考える。
例えば、仕上がりの模様とか。
( 多分、自己満足 by 農園主 )
2014/08/02(Sat) 葉水
今朝、子苗たちの葉先を見ると水滴が光っていた。
これを見ると、ほっとする。
子苗の根が順調に広がっていることがわかるからだ。
水の塩梅もいいということである。
見えない世界や未来を想像する。
どの仕事でも同じなのであろうが、
シグナルをどれだけ多く、そして早く見つけることができるか。
そのセンスを研ぎ澄ましたい。
( ぼやっとしている暇はない by 農園主 )
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