2014年8月3日〜8月9日
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2014/08/03(Sun) 手間の効果
この時期のイチゴの新葉は、5日ペースで展開していく。
7月下旬に2〜2.5枚に葉かき(剪定)したが、10日も経てば、
4枚になっているので倍の計算である。
子苗切り離し後、最初の葉かきをした。
[葉かき作業前]
[葉かき作業後]
葉は込み合うと風通しが悪くなり、病気・害虫が発生しやすくなる。
昨シーズンは、特に「やよいひめ」のハダニに手を焼いたので、
早めの手入れが予防になる。
それだけではない。
土の表面が良く見えるようになると、乾き具合が確認できるので、
灌水の加減も分かりやすい。
( サボらないこと by 農園主 )
2014/08/04(Mon) ぶらっと房総 (新日鉄住金 君津製鐵所)
モノ作りの原点である鉄。
製鐵所を見学したのは、これが初めてではない。
銀行に入社した時、新入社員全員で取引先の製鐵所を訪問したことがある。
その印象は、忘れられない。
基幹産業の現場の迫力とそこで働く人々のプライドは衝撃的だった。
こういう会社を支える金融という存在に心が震えたものだ。
残念ながら、銀行で配属された部署は外人がウロウロする証券部門。
その後、ディーリングルームでの生活が始まっていくことになるので、
「興業」のためとか、「ネジ一本」のためという経験はできなかった。
そのためか、君津に移住した当初から、再びあの感動を味わいたいと思っていた。
君津製鐵所は、鉄を溶かす心臓部である高炉が3つある日本最大の製鐵所である。
高さ100mを超える高炉の威圧感は圧巻だ。
薄板の製造工程では、真っ赤な厚い鉄が、大量の水と大規模な設備で
数ミリまでに延ばされていく過程を間近で体感できる。
見学には事前の予約が要るが、2時間で「燃える鉄の男」にしてくれる。
( 社食も堪能 by 農園主 )
※ 農園から車で約35分。
※ 公式ホームページ : http://www.nssmc.com/works/kimitsu/about/visit.html
2014/08/05(Tue) 風と雲
今朝の南風に運ばれた「ちぎれ雲」が、頭上を駆け抜けていく。
手が届きそうな高さで気ままに流れる雲をアランも面白そうに眺める。
ハウスの隣には、彼が自由に遊べるスペースを作ろうと
柵を立てる予定なのだが、なかなか着手できていない。
( すまん、アラン by 農園主 )
2014/08/06(Wed) 年中行事
農園の周りの田んぼでは、稲穂が垂れ始めた。
お正月のしめ飾りは、垂れる直前の稲を刈り取って編むのだそうだ。
「初物だよ」
のぶ子さんがその余りを少しアランに持って来てくれた。
真っ先に穂をかじる。
誰に教わるでもなく、旨い物はよくわかるようだ。
( 新米の季節が始まる by 農園主 )
2014/08/07(Thu) 油断大敵
君津イチゴ部会の検討会があった。
今年2回目の圃場巡回である。
今回は、当園の苗を諸先輩方や研究所の方に視察していただいた。
「いいね。」
先輩方から声をかけてもらうと、恥ずかしいがほっとする。
「ここまで手が回っていれば、明日からやることないじゃない。」
師匠にも冷やかされた。
―でも、やればやるだけ難しい迷路に入る感じです。。。ね。
「そうだね。 これからは我流が出やすい時期だから失敗もあるかも。
だから、初心を忘れないこと。」
やさしい笑顔のまま、そう言われた。
( 気を引き締めて by 農園主 )
2014/08/08(Fri) レスキュー隊
ランナーを選抜して、ぶら下げている。
まだまだ子苗の中には、活着が弱かったり生育が進まない苗が出てくる。
それらと交換することができるように、
緊急的な予備苗として、品種毎に数本用意しているのである。
葉かき(剪定)が一巡し、今の様子を見ている限りでは3品種は順調だ。
しかし、例によって「かなみひめ」だけは、活着があやしいものもあり、
まだまだ出動準備が必要である。
( 落下傘のよう by 農園主 )
2014/08/09(Sat) 11号
台風の影響だろうか、夕方には風を感じると肌寒い位になった。
みんな(アランを含む)で駐車場周りの草取りをする。
アランは、期待以上にきれいに食べた。
誰かに見られていると頑張るタイプではある。
しかし、残念なのは食べるのが上っ面の柔らかい部分ばかりであること。
根こそぎ食べてくれたら、本当はどれだけ助かることか。
台風が直撃している地域では特別警報が出ている。
イチゴ農家の仲間もいるから気を揉む。
( 早く過ぎ去ってほしい by 農園主 )
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