[ポレポレ農園主のトレンドライン]

2015年1月25日〜1月31日

2015/01/25(Sun) 出会いと別れ

[写真]受付ハウス前の花壇に咲いた2輪のキンセンカ

「今度、いつ会えるかな」
これを聞けば、恋人同士の会話だと普通は思うだろうが、
5歳くらいの女の子同士の別れ際の言葉だ。

いちご狩りに来る前までは、全くの見ず知らずの間柄だった二人。
それが当園で初めて出会い、意気投合したようである。
シャボン玉や竹馬をいっしょに楽しみ、アランとも仲良くすごす。
一気にお互いの距離を縮められるのは、女性の特権かも知れない。

( きっとまた、当園で再会できるはず by 農園主 )

2015/01/26(Mon) カイゼン (新しいアーケード)

昨シーズンは、受付ハウスからトイレに向かう雨除けのアーケードが、
突如として壊れてしまった。
春一番の大風で、吹き飛ばされたのである。
シーズン前にアランにも手伝ってもらいながら、自分達で作ったのだが、
強度が足りなかったようだ。

[写真]受付ハウスとブルハウスの間に作ったアーケード

そこで、今シーズンは“プロ”にお願いして作り直した。
当園のハウスをここ最近で2棟建ててくれている津田さんに。
仕事は丁寧で全面的に信頼している。
何よりもお客様のことを第一に考えてくれるのが有難い。
 「怪我がないように」
設備では最も大事なことである。
特にお子さんは予想外な行動をするから、慎重の上にも慎重に。

( 中は結構広いので、雨の日も楽しい by 農園主 )

2015/01/27(Tue) これ、いいね ( オリーブポップコーン )

ポップコーンの味は? と聞かれれば。。。
塩味でしょ。
あとは、キャラメルを絡めるか、バター醤油味(スナック)だろうか。

先日、お客様からいただいた“つまみ”は、
「バジルトマト味」と「ゆず胡椒味」のポップコーンだった。
なるほど、ビールによく合う。
調べたらこのメーカーでは甘味20種以上、辛味10種以上ある。
「何事も頭を柔軟に」 あらためて考えさせられた。

[写真]オリーブポップコーンのパロミータス(バジルトマト味)

ちなみに、米国で驚いたことのひとつに、
ほとんどのご家族が映画館にくると、バケツサイズを平らげる。それも一人一杯である。

( これ本当 by 農園主 )

2015/01/28(Wed) 平日だって

いちごの販売は毎日続けている。
いちご狩りについても、そうしたいところなのだが、なかなかそうもいかず、
平日に休む日が多くなる。その時のお問い合わせの電話がつらい。
「休み? いちご狩りできないのですか〜、ハァ〜」

休園するのは、株の手入れ作業があるためである。
これは生育に大きく影響するので、手抜きするわけにはいかない。
そして、皆様からは土日に開園してほしいという声が圧倒的なので、
どうしても平日に休園日が多くなってしまう傾向にある。

今週は、火曜日〜木曜日まで開けられた。
「この子が、ようやく3年目でアランを撫でられましたよ〜」
平日のリピーターの方々との再会も、また嬉しい。

[写真]食べ頃の“かなみひめ”の様子

( 休日返上の褒美 by 農園主 ) 

2015/01/29(Thu) 開墾プロジェクト ( ブロッコリーの初収穫 )

[写真]三郎畑で初収穫のブロッコリー

りっぱなブロッコリーが採れた。
昨年の夏から土地の開墾を始めた三郎畑、そこからの産物である。

来園された方はすでにご存知だろうが、ネギは年末から収穫が始まり、
深谷ネギに負けないくらいの太さと甘みになった。
数が少ないこともあって、いつも完売の人気である。

それに続く第2弾のブロッコリーは、春先まで採れそうだ。
「脇芽もたくさん出ているから、楽しみだね」
三郎さんがそう言っている。
丹精の結晶であるから、味は間違いない。

( こちらもお裾分けする予定 by 農園主 )

2015/01/30(Fri) 一番きついこと

農作物を生産している端くれとしては、
「うちのいちごは安全、安心」とか「甘くて美味しい」とか、
なかなか言えない。
プロとして当たり前の仕事であり、仮に自分がそう思っていても、
全てを最後に評価するのはお客様であるからだ。

「これからも応援よろしくお願いします、とは絶対に言いません。
応援してもらえる選手であるために”やらなくてはいけないこと”を続けていく」
イチローが移籍のインタビューで答えていた。
その言葉に深く頷いてしまう。
それをお願いするようでは、我々がお客様に「美味しいって言ってください」と
懇願するようなものかも知れない。

[写真]艶々の紅ほっぺ

( 甘えないこと by 農園主 ) 

2015/01/31(Sat) 楽しみかた

「時間無制限にしていただいて、本当にありがとうございます。」
ビデオを片手にお父さんがそう言われた。
ご家族がいちごを“頬張る”シーンを沢山撮れたそうである。

当園のいちご狩りに、時間の制約はない。
予約していただければ、好きなだけ食べていただいている。
先輩農家の方々によく言われるが、経営者としては上手くないらしい。
「大丈夫?儲けがないでしょ?」
お客さまからも心配される始末である。

[写真]赤く色付いた“やよいひめ”

“ポレポレ”していただきたい一念、
スワヒリ語で、“のんびりゆっくり”という意味である。

( 時間にも流れ方がある by 農園主 )