[ポレポレ農園主のトレンドライン]

2015年4月12日〜4月18日

2015/04/12(Sun) オーガスタ2015年

ゴルフの祭典が今年も盛り上がっている。
世界中の一流プロが難コースに挑む。
そのドラマを時差の関係で、全部を観るのは難しい。
これは会社人のころも、農家の今も同じだ。
早朝こそ、やらなければいけない仕事が多いからである。
 しかし、違うところもある。
当時は、映像であの美しいフェアウェイとグリーンを見た後は、
必ず打ちっぱなしの練習場へ行きたくなったものだが、
今は、農園の周りに伸び始めた草が気になって仕方がない。

( 早く刈らないと。。。 by 農園主 )

2015/04/13(Mon) 冒険と無謀の境目

銀行や証券会社では、ディーラー会議が定期的にある。
違う商品を扱うチーフがお互いの相場感やシナリオを交換する場だ。
それぞれが、その場では自信満々のしたり顔で語るのが常だが、
実は勝負はそこから。
情勢が少しでも変われば、瞬時に前言を翻す。 躊躇なく。
朝令暮改などという呑気な転換ではない。
 さっきまで“買い”と言っていたのに今は“売っている”、
そういうものである。

いつまでも最初のシナリオに固執することが、
結果的には“無謀”な戦略になることもある。
金融の世界で学んだことのひとつである。

( 豹変は、ちっとも恥ずかしいことではない by 農園主 ) 

2015/04/14(Tue) 春の“かなみひめ”祭り

春のいちごは、小粒と思っておられる方は結構多い。
決してそうでもない。
4月に入り“かなみひめ”の調子がいい。
こぶし位の大きさのものも、ゴロゴロしている。

[写真]大粒のかなみひめが実っている様子

「いちご狩りで、かなみひめ食べられますか?」
―ちょうどいいタイミングですよ。
 「本当?良かったぁ。娘にどうしても食べさせたくて」
母娘の2人でご来園予定の方である。

( ファンのみなさま、どうぞ by 農園主 ) 

2015/04/15(Wed) 凡人と専門家

その道のプロがいつも正しい、そんなことはあり得ない。
金融の世界で生きるディーラーやエコノミストの相場観が、
当たったためしがないのだから。

原発の再稼働は認めない、福井地裁がそう判断したそうである。
「万が一の危険という領域をはるかに超える現実的で切迫した危険」があると。
地震の多い我が国で「リスクゼロ」の原発はあり得ないから止めなさい、
そういう意見である。

賛否両論あるようだが、興味深いのは判決のスピードである。
通常5年以上はかかる訴訟の判決を約1年3ヶ月で言い渡し、
仮処分については4ヵ月で決定を出している。
理由は、原子力専門家の証人尋問を省いたからである。

原発の安全性に関する判断には、
「必ずしも高度の専門的な知識を要するものではない」と裁判長の弁だ。
“普通”に考えれば、ということである。

( イチゴ農家にも分かる by 農園主 )

2015/04/16(Thu) 湖畔の農園

当園はこの時期、突如と湖畔にたたずんでいるかのようになる。
何やらリゾート地のような雰囲気にも見える?が、
そう、周囲の田んぼに水が張られ始めたのである。

[写真]受付ハウス内から見た三舟山方向の風景(目の前には水が張られた田んぼが広がる)

おかげで夏は涼しい。これは確かである。
ただ、朝夕は相当騒々しい。

( ゲロゲーロの大合唱だ by 農園主 )

2015/04/17(Fri) 親子の宿命

3日おきくらいに来園されるご家族がいる。
お子さんのためにいちごのパックをお買い求めいただく。
息子さんが何か頑張った時にはそのご褒美に、
大好物のいちごが食べられることになっているそうなので、
家でいちごを切らすことはないのだそうだ。

「今度いちご狩りをやってみたいのですが、できますか?」
お母さんがいつもの通りパックを買いながら言われた。
―ハイ、是非おいでください。お電話でのご予約になります。
  お子さん、大好きですもんね。
「いえ、実は私がやってみたいの。だって、家ではこの子に遠慮して
いつも食べられないので。」
―そうだったのですか。ではその分、思いっきり食べに来てください。
「そうします。 父親ともども。」

( 子供はいつでも王様 by 農園主 )

2015/04/18(Sat) 爽快

[写真]受付ハウス前の田んぼの水面に映った逆さ三舟山

農園前の風景。
日中は春らしい20度を超える陽気になってきたが、
早朝はまだまだ肌寒く、かえって気持ちがいい。
風のない朝には、田んぼに張られた水に逆さの三舟山が映る。
ここ君津で、いちごと爽やかな風を堪能いただける。

( この季節だからこそ by 農園主 )