[ポレポレ農園主のトレンドライン]

2015年4月19日〜4月25日

2015/04/19(Sun) カラフルいちご

[写真]いちご狩りのお客様からいただいたいちごの折り紙

昨年に続き、今年もいただいた。
手作りの折り紙いちごである。
毎年いちご狩りにご来園いただく方からのプレゼントだ。
 「今年はなかなか予約が取れなくてね。
 だから、いつしか折る数が増えてしまいました」
いつもの明るいご家族である。

昨年にいただいたものを受付ハウスにいつも飾っていたので、
ご存知の方も多いはず。
 「これ、ください」
これまで何度お嬢さんたちにせがまれたことか。
それくらい女の子たちの心をつかむ“魔法のいちご”なのである。

( 泣いている子をあやすには最適 by 農園主 )

2015/04/20(Mon) かつてのかわいい娘たちへ

高校時代の同級生がいちご狩りに訪れてくれた。
当時から目立つ娘たちだった3人組。
今は主婦でありながら、それぞれに仕事を持ち、
世の中を逞しく闊歩しているせいか、
年々、そのパワーは増大し、現在に至っている。

もちろん、農園への助言に遠慮はない。
「農園主の朝の説明の声が聞き取りにくいよね」とか、
「トイレの説明書きが分かりにくいよね」とか。
しかし、いずれもお客さま目線での発言である。

アランも初めは3人娘といっしょに遊んでいたが、
そのオーラに圧倒されたのか、最後は私の背後に座った。
隠れるように。

( わかるよ、でもまた会いたいね by 農園主 )

2015/04/21(Tue) 穴場(その2)

「“やよいひめ”が食べたくて」
ハウスにご案内すると、ご主人がそう言いながら、
まっしぐらにそこへ向かって行かれた。
2月にいらした時には、実が少なくて“やよいひめ”のハウスは
開けておらず食べられなかったそうだ。
大変申し訳ない。
その上、早く再来園したかったのに土日が混んでいて、
2か月後の平日にわざわざご来園いただいたとのこと。

「仕事が今日は遅番だったから、その前にね。」
恐縮してしまったが、同時に感激だ。
この時期、平日の予約は余裕がある日が多いので、穴場なのは確かである。

[写真]艶々の大粒“やよいひめ”

「満足しましたっ」
そう言いながら足早にお帰りになった。

( いってらっしゃい by 農園主 )

2015/04/22(Wed) サクラソウの開花

控えめに咲く可憐な花。
そういう印象が強いが、多年草で株分けすると数は次々増え、
大変逞しい花でもある。

[写真]ニホンサクラソウが咲いている様子

しかも当園の花は、ただのサクラソウではない。
野生種なのである。
近年では珍しいそうであるが、山草として採種した方(勿論許可のある)から、
去年株分けしてもらったもの。
本当は繁殖力が強く、今頃にはワサワサと咲くものらしいのだが。。。
それでもこれから毎年の楽しみになればいい。

( カメ桶の脇にある花、是非ご覧あれ by 農園主 )

2015/04/23(Thu) 春の恒例行事

[写真]キンセンカの花畑の様子

キンセンカが今年も満開になって来た。
黄色にオレンジに真っ盛りだ。
今週末から、ご来園の皆様に花摘みをしていただく予定である。

4月になってから「お花摘めますか?」とお子さんからせがまれていた。
みんな昨年の楽しい思い出をよく覚えている。

三郎さんは「今年は花が少し小さいかな」そう言うが、
いやいや、どっさりと鮮やかに咲いている。

( 眩しいくらいに by 農園主 )

2015/04/24(Fri) クロちゃんです( 春のお食事 )

ようやく食欲が出てきた。
好物の乾燥エビを手からパックパク食べるようになった。
まるでガメラのように。

[写真]差し出した乾燥エビにかぶりつこうとするカメのクロちゃん

冬眠から目覚めたのが先月のこと。
動きは活発になっていたが、餌はほとんど食べなかったので、
心配していた。
長年カメを飼っているお客様にも尋ねたら、
「大丈夫、もうじき食べ始めますよ」
その通り、陽気とともにガッツキ始めた。ひと安心。

( できればもう少し上品に by 農園主 )

2015/04/25(Sat) ミツバチたち( 春の訪花 )

[写真]いちごの花にとまって受粉作業中のミツバチ

イチゴの花の受粉のために、彼女たちの存在は欠かせない。
そう、働きバチは全てメスである。
彼女たちの訪花でここまで順調にいちごが結実してきたが、
冬の寒い時期には動きは鈍く、訪花回数が少なくなることがある。
その場合には、不受精でいちごの形はきれいな三角形にならない。

一方で、春のこの時期には女王バチの産卵が活発になる。
飛来する数は増えるのは嬉しいことなのだが、群が大きくなったことで、
餌不足になりがちになり、今度は過剰に訪花することもある。
その場合、花柱にいたみが出るので、やはりいい実ができない。

バランスが難しい、というのは、勝手な言い分であって、
そもそもハウスという狭い世界で頑張ってもらっている。
ひとつ気を使っているのは、ハウス内外を2つの巣箱を交互に出し入れするようにしていること。
気分転換してもらうためである。

( もうひと踏ん張り頼む by 農園主 )