[ポレポレ農園主のトレンドライン]

2015年5月17日〜5月23日

2015/05/17(Sun) 楽しい時間

暑い中でのいちご狩りとなった。
外にベンチを用意して、涼しい風に当たってもらっている。

ご家族でいらしたおばぁちゃんが、にこにこして腰かけていた。
時々、ハウスに入っては大きないちごを一粒摘んでベンチに戻って来る。
陽に照らされて真っ赤に光るそれをゆっくりと食していく。
周囲をのんびりと眺めながら。

他のお客様がアランと遊んだり、お子さんがヨチヨチ歩いていたり。
シャボン玉が舞っていたり。

「ほんとうに楽しかったわ」
帰り際にそうおっしゃっておられた。
楽しい気持ちを素直に楽しめる、これも才能に違いない。

( ポレポレ by 農園主 )

2015/05/18(Mon) わた

珍しく農園でお子さんの泣き声が聞こえた。
時々あっても、それは大抵、アランのいる方からである。
「帰りたくない〜」とか「もっと草をあげたい〜」とか。
その場合には“それなら、アランの小屋に泊まっていく?”と聞くと
首を横に振ってどの子も泣き止む。そこまでは、ということらしい。

今回は少し様子が違っていた。
泣き声はアランの方からではなく、駐車場の方からである。

―どうしました?
「いえ、この子が綿毛をどうしても持って帰りたいって聞かなくて。。。」

[写真]農園の敷地に咲くタンポポの綿毛

しかし、どうやっても車に向かう途中で綺麗に飛んで行ってしまうらしい。
これは泣き止ませるのは難しそうだ。
タンポポはそういう仕掛けなのだから。

( 子供の発想にはいつも驚かされる by 農園主 )

2015/05/19(Tue) これ、いいね( そら豆ごはん )

そら豆が旬である。
塩ゆでした豆とビールとの相性は言うまでもないが、
実はご飯ともいいことを知った。

[写真]ご近所の方に差し入れていただいた“そら豆ごはん”

「お風呂に先入っておいで、上がるころに炊けるから。」
近所の方からそう声をかけてもらって、いただいたものだ。
そら豆は殻が大きくても、いざ剥くと豆はいくつも入っていない。
それをご飯にふんだんに混ぜてある。
ホクホクとした食感、豆の甘味と少々の塩味のご飯。
グリンピースご飯以上に、豆と米の絶妙なハーモニーがあり、
おかわりせずにはいられないのであった。

( 旬なうちに by 農園主 )

2015/05/20(Wed) 閉幕へ

いよいよ、千秋楽である。
今シーズンのいちご狩りは、今週の土・日曜日で終了する。
まだまだ充実した果実があるので、(正直)もう少し続けられそうでもある。
しかし、来シーズンの準備がすでに大事な時期に入っていることもあり、
つらい判断をせざる得ない。。。

[写真]まだまだ頑張って大きな実を生らせている“紅ほっぺ”

 いい仕事をし続けてくれているイチゴたち。
是非、彼らの頑張りを来園して実感いただきたい。

( 最後まで全力投球 by 農園主 )

2015/05/21(Thu) 仕事が好きになってしまう理由(わけ)

先日、いちご狩りのシーズンが今週末で終了することをお知らせしたところ、
皆さまからいただいた声である。

「木曜日しか休めないので狩りは諦めます。今日はパックを買いに来ました」
東京は目黒からわざわざご来園いただいた親子。
―ハイ、来シーズンは、木曜日の開園が増えるように工夫します。

「終わりですって? 金曜日なら休めそうなのですが、狩りできません?」
シーズンを通して贔屓にしていただいているご近所の方から。
―うーん、まだ手入れをしているので土日からです。ごめんなさい。

「ちょっとちょっと、本当に終わりなの? 孫のいちごはどうしよう。。。
その前に私が食べたいからいちご狩りいきたいな。」
ご親族で気に入っていただいている方から。
―是非、いらしてください。

[写真]真っ赤に艶やかに色づいた“紅ほっぺ”

( だから、頑張っている by 農園主 )

2015/05/22(Fri) 秒読み開始

いちご狩りにお客様をお迎えする。
そのための準備は、毎回真剣である。
余計な葉やランナーを取り除き、過熟になった果実もそうする。
皆さまが“お好みのいちご”を選びやすいようにするためである。
そして、ハウス内の掃き掃除をして仕上げになる。
皆さまが楽しまれる表情を想像しながら。

[写真]いちご狩りのお客様を迎える準備が整った本舗ハウスの様子

1,000u この手入れ作業をすると結構ヘトヘトになる。
それもそろそろ終わりになる。
しかし、解放感は不思議とない。 ただ安堵する思いである。

( 感謝とともに by 農園主 )

2015/05/23(Sat) いちご嫌い

「私、実はいちごが嫌いだったの。。。」
今シーズン何度もご来園いただいているご家族の
お母さんがそう言われた。
―えっ?まさかっ。だって、ご家族の中でいつも一番張り切っているのに。
「アハハ。最初は子供の食育のために来園したのですが、
すっかり私がハマってしまって。」

お子さんのご要望で何度も再来園いただくご家族は確かに多いが、
ママ主導だっていい。それも元いちご嫌いのママなら尚更だ。
「また、半年後に来ますね」
再会が今から楽しみである。

( いちご嫌いの方、大歓迎 by 農園主 )