[ポレポレ農園主のトレンドライン]

2015年5月24日〜5月30日

2015/05/24(Sun) 休日という舞台に

「モンシロチョウさん、おはよう〜」
今シーズン10回目のご来園となったご家族のお嬢ちゃん。
農園のベンチに座って手を振っている。
もう片方の手にはいちごを持って。

今日でシーズンは終了する。
皆さまの休日の舞台にポレポレ農園が少しでも出演できたことは、
大変光栄で、誇らしい。

[写真]いちご狩り最終日、お客様がお帰りになった直後の受付ハウス前の様子

( 名脇役を目指して by 農園主 )

2015/05/25(Mon) 間髪入れず

シーズンが終了した一夜が明け、片づけを始めている。
今年もファンが大変増えた“かなみひめ”。
全ての株をすでに抜き取った。

[写真]株抜き作業を終えた“かなみひめ”のハウスの様子

感傷に浸っている暇はない。
来年の苗作りが本格化するからだ。

( でも、本当によく頑張ってくれた by 農園主 )

2015/05/26(Tue) 年が暮れる

いちごパックの販売最終日。
本日を持って全ての営業を終了する。
お得意様が次々と来園され、口々に
「今年もお世話さま。ありがとう。また半年後ね」
そう言って帰られる。
―本当に今シーズンはありがとうございました。
 また、お待ちします。
見送りながら、“良いお年を”とつい言ってしまいそうになる。

そう、気持ちは本日が当園の大晦日だ。
家主さんからも“山ほどのエビフライ”を差し入れてもらった。
おかげ様でご馳走とともにいい年が迎えられそうである。

[写真]家主さんに差し入れていただいた山盛りのエビフライ

( サックサク by 農園主 )

2015/05/27(Wed) アランのこと ( パンジーに向かえ 編 )

今シーズンもアランの大活躍で農園がどれだけ盛り上がったことか。
アラン・フィールド(アランのいる柵)が人だかりになろうとも、
ちゃんと順番にみんなにお愛想する。
「キャー、こんな人懐っこいヤギ、初めてー」
皆さまが大事にかわいがってくれるので、
自分のこともすっかり人間だと思い込んでいるようだ。

シーズン中につまみ食いをしようとするといつも「コラッ」と
怒られ続けてきた“パンジー”である。
ご褒美に今日は好きなだけ行け。

[写真]パンジーの花を食べようとしているアラン

[写真]パンジーをくわえて喜ぶアラン

( 存分に by 農園主 )

2015/05/28(Thu) シーズン初日の贈り物

本圃ハウスの12,000株を全て抜き終えた。
連日続く真夏のようなこの暑さの中で。。。

[写真]すべての株を抜き終えた本圃ハウスの様子

ハウス内から息吹はなくなり、景色は一変。
残ったのは、機械類と高設ベッドに使った様々な資材だけ。
しかし、寂しい気持ちはない。
無機質な様子になって、今シーズンが終わったことを実感する。
すっと力が抜けた瞬間でもある。

今宵は、あの18年物で乾杯させてもらおう。
25年振りに再会した大学時代の後輩からもらった逸品で。

( この日を待っていた by 農園主 )

2015/05/29(Fri) ずっと先の先

シーズンが無事に終了したことを報告しに師匠の家に出かけた。
お孫さんたちの大好物であるドーナツを持参して。
いつお邪魔しても明るいご家族との団らんはホッとできる。

さて、師匠の頭の中。もう今年のことはないようだ。
来シーズンに向けた様々な興味で占有されている。
品種、育苗用の土の種類、育苗ポットのこと等々。
今年も新しいことを次々に試しに行くと言う。
そして、若輩者の私の意見にも耳を傾ける。
チャレンジ精神と柔軟な姿勢が、”一流の証し”とあらためて思う。
その背中はいつまでたっても見えて来ないのである。

( 駆けっこは得意だったのだが by 農園主 )

2015/05/30(Sat) 葉つゆ

早朝の親苗の新葉。
葉先から綺麗に水滴が湧き出ている。

[写真]親苗の新葉の葉先に水滴がついている様子

毎朝、灌水をしながらこの新葉の様子を確認するのが日課だ。
根の動きが順調か、チッソ分や灌水量は足りているか、その判断が出来る。

今年の5月は異例の暑さである。
遮光ネットをいつもよりも早く使って気温の上昇を抑制している。
高温による発育障害、病気の繁殖、心配は尽きないが、
今の健康状態をずっと維持させてあげたい。

( 朝のご機嫌伺いから by 農園主 )