[ポレポレ農園主のトレンドライン]

2015年5月31日〜6月6日

2015/05/31(Sun) ささやかでも至極の楽しみ

「ここ、いい風が通るね」
この場所に座ると皆がそう言う。

受付ハウスの横にアーケードを建てたのは、今年の初め。
いちご狩りのお客様が、雨の日にお手洗いに向かうときに
濡れないようにと。
ところが、この副産物が嬉しい。
暑い日には日よけにもなり、しかもこの通路に心地よい風が吹く。
春先の開園のころは、日よけアーケード下のベンチで涼みながら、
初対面のご家族が団らんする姿を時おり目にしたものだ。

シーズンオフになり、
半年寝かしてあった“ハンモック”をこの場所に引っ張り出した。
“風って、本当に気持ちがいいね”

[写真]受付ハウス脇のアーケード下に設置したハンモック

( 嫁さんも上機嫌だ by 農園主 )

2015/05/31(Sun) ささやかでも至極の楽しみ

「ここ、いい風が通るね」
この場所に座ると皆がそう言う。

受付ハウスの横にアーケードを建てたのは、今年の初め。
いちご狩りのお客様が、雨の日にお手洗いに向かうときに
濡れないようにと。
ところが、この副産物が嬉しい。
暑い日には日よけにもなり、しかもこの通路に心地よい風が吹く。
春先の開園のころは、日よけアーケード下のベンチで涼みながら、
初対面のご家族が団らんする姿を時おり目にしたものだ。

シーズンオフになり、
半年寝かしてあった“ハンモック”をこの場所に引っ張り出した。
“風って、本当に気持ちがいいね”

[写真]受付ハウス脇のアーケード下に設置したハンモック

( 嫁さんも上機嫌だ by 農園主 )

2015/06/01(Mon) いつも、あおぞらを。

[写真]育苗ハウス内で、子苗用育苗ポットに土を入れている様子

子苗用のポットに土入れを始めた。
13,000個を作り、品種毎に配列していく。
さすがに4年目なので、これまでの失敗経験から、
効率は多少よくなっているはずなのだが、
それでもカイゼンすべきことはまだまだ出てくる。
経験の蓄積は、ある水準までは財産に違いないが、
仕事に慣れすぎると弊害の方が多い。
だから、いつでもカイゼン。 これは肝に銘じている。

かつての会社の仲間たちが勤続25周年で会社からお祝いされたそうだ。
よもや組織の弊害になっている輩はいないはずである。
“組織の論理”、上司を慮って(おもんばかって)
仕事を進める手法にばかり長けた器用なタイプはいないからである。

( 愚鈍で行こうよ by 農園主 )

2015/06/02(Tue) チェック柄?

ポットへの土入れを終えた。
その配列には今年も神経質になる。

[写真]子苗用ポットが並んだ育苗ハウスの様子

まず、ハウス内の方位で土の乾燥する具合が異なる。
東と南が乾きやすいので、水をあまりほしがらない品種を並べる。
そして、ハウスの内側より外側に近いところでは風がよく当たるので、
ポットをある程度混ませて並べた方が乾きにくい。
すると、当園ではこのような模様が出来上がる。

( 嫁さんの力作 by 農園主 )

2015/06/03(Wed) 百合の意味

[写真]津田さんからいただいたスカシユリ

「ユリって、こんなに綺麗なんだね」
数日前に津田さんからいただいたもの。
次々と蕾が開花している。
ハウスの施工等、農園設備では全面的にお世話になっている
彼の地元は鋸南町。花卉栽培が盛んな地域である。

スカシユリ・エリートという品種と思われる。
ほんのりとしたオレンジ色は、安らぎと同時にパワーももらえる美しさだ。
この魅力は、植物自身の地力によるものだが、
それを引き出す生産者の手抜きのない技術があってのものでもある。
それを“丹精”と呼ぶ。

( いつも目を合わせているということ by 農園主 )

2015/06/04(Thu) 早弁(はやべん)

朝は3時半に起床し、4時半の夜明けから仕事を始めている。
最近は10時ころにはハウス内が暑くなり、作業効率が悪くなるので、
その前に仕事の目途をできるだけつけておきたいからである。

早起きは、会社人のころから6時には出社していたので、あまり苦ではない。
ただ、お腹が減るのが当時よりも早いのが、困る。
多分、体を動かしているせいであろうか。
相場は11時には前場が閉まるので、
早起きで空腹になっても、早々にランチに出かけられた。
もっとも、その日の相場次第では食欲がない日もないわけではないが。

今日は、我慢しきれずにそれよりも早めにお昼に出かけた。
店内で何を頂こうか迷ってメニューを凝視していたら、
「今のお時間ならモーニングセットもございますよ」
店員の方が笑顔でそう教えてくれた。

( そんな時間? by 農園主 )

2015/06/05(Fri) アランのこと ( 草刈り編 )

梅雨入りが間近である。
この時期は草が驚くほどよく育つ。
雨が降った翌日には目を疑うほどだ。
農園内を一気に刈るのはとても無理なので、
毎日、少しずつ時間を作って刈ることにしている。
のぶ子さんを見習って日々1〜2時間をめどに。
そうすると、体の負担も少なく、飽きも来ない。

ただ、機械では刈りにくいところも多い。
ハウスとの際とか、枕木のような固いものとの際とか。
そこは、アランの出番である。
結構、役割を心得ているようで助かる。

[写真]アランがハウスの際に生えている雑草を食べているところ

[写真]アランが受付ハウス前の枕木の際に生えている雑草を食べているところ

( 頼むぞ by 農園主 )

2015/06/06(Sat) 少し長い反省文

隣町にある三井アウトレットパークに出かけた。
この日は、夏のバーゲンで作業着になるものを買いたかったこともあるが、
“チーバくんプラザ”に寄ることももうひとつの目的であった。

千葉県の観光情報の発信地であり、スタンプラリーの受付場所でもある。
当園を含めた近隣のいちご園とアウトレットでスタンプラリーをし、
いちご狩りの帰りに寄ると、割引クーポンやちょっとしたおまけももらえるサービス。
これが毎年好評である。

プラザのスタッフの方々は大変熱い。当園にも数人訪れていただいている。
お客様に知らない場所は勧められないからというオモテナシ魂である。
「いちご、どうだった?」
「アランと遊べた?」などと楽しく会話が弾んでいるそうだ。

この日は、シーズン終了の挨拶と合わせて、
この方たちに“ヒアリング”したいことがあった。
―当園に来て、良くなかったという声は何でしたか?

お客様は我々に面と向かって悪口は言いにくいはず。
でも、我々はそこを聞きたい。
「皆さん、美味しかった、サイコーに楽しかったって、おっしゃいますよ」
スタッフの方はそう言われるが、
―いえいえ、でも何かありますよねぇ?
「そうですね。。。予約。 混んでいて予約が取りにくいって。
 でも、その分取れた時の喜びも大きいと言う方もいましたよ。」
―やはり、そこですか。 教えていただきありがとうございました。

シーズン中に予約が取りにくい日は確かにある。
しかし、いつもというわけではない。
1月や4月〜5月は“予約合戦”なくご来園いただける。
これが、意外に知られていないのは我々の努力不足。

( 是非、穴場狙いで by 農園主 )