2015年6月7日〜6月13日
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2015/06/07(Sun) ランナー留め 2015
ランナーの先にある“子苗”を専用のポットに
ピンで留めていく仕事が始まった。
根を活着させるための作業である。
親苗から出現するランナー(ツル状のもの)は、今年はとても順調で、
この時期ながらすでに本数も太さもある。5月の好天の影響と思われる。
ただ、あまり太すぎると扱いにくいこともある。
ポットの土の表面にピンで留めても、元気で言うことを聞かないのだ。
“かなみひめ”は特にそうである。
一方で、“おいCベリー”のランナーは細く、とても素直で扱いやすい。
品種の個性は、こういう面でも見られるのが面白い。
それぞれとひと夏の付き合いが始まる。
( どっぷりと by 農園主 )
2015/06/08(Mon) みどり色
「いいね。これ位の葉の色が好きだな」
師匠に今年の育苗の状態を見てもらった。
その時の言葉である。
葉の緑色には、黄緑から深緑の間に無数のグラデーションがあり、
毎日それを見ている農家には見える色がある。
天気、水加減、チッソ状態、病害虫の影響、変動要因は様々だ。
その意味では、師匠からこの時期としての最高評価をもらえたとも言える。
しかし、正直言うと、事情は少し違う。
この時期はランナーの出現を促し、子苗の生育を促進したいので、
チッソを効かせたくなる。そうすると葉色が濃くなりやすい(チッソ過多)。
それを指摘されてきた。
今朝のことである。
葉色が少し薄すぎるかなと判断して追肥した。。。
ここまで相当堪えてきたのだが、我慢し切れずに。
( まだまだか by 農園主 )
2015/06/09(Tue) これ、いいね( モロゾフのカスタードプリン )
疲れた時には甘味。
できれば、ほどほどの甘さであるとなお嬉しい。
久し振りに出会った“モロゾフのカスタードプリン”。
しかも地元のスーパーで。何かのイベントで仕入れてくれたようだ。
やわらかすぎず、固すぎず、絶妙な食感。
厚手のガラス容器だから、じわじわと熱が伝わるのが秘訣と聞く。
40年前は陶器を使っていたのだが、それが時期限定で復刻されたりする。
これもまた驚きの仕上がりなのである。
( また仕入れてほしい by 農園主 )
2015/06/10(Wed) ジンジン
鎌(カマ)の使い過ぎで、少し右手がしびれている。
本圃ハウスに植わっていたイチゴの株の根っこを鎌で切り取っている。
12,000株全ての。地道に。
イチゴの根は、トマトやナスのような太い主根はなく、
そのかわりに不定根と呼ばれる細かい根が広く浅く拡がる、とされるが、
いやいや、しっかり太く張りめぐらされている。
根元のクラウンは、親指の2倍くらいの大きさになっているものもある。
夏場に熱消毒を施しても、これらは土に分解されずに残ってしまうので、
来シーズンのさらさらの土を準備するためには、欠かせない作業となる。
例え、手が多少痛くなろうともである。
( しかし、いい機械がないものか。。。 by 農園主 )
2015/06/11(Thu) クロちゃんです (オフ・シーズン)
いちご狩りの開園中は、子供たちから大変可愛がられた。
と言うか、毎回いじくり回されていた。つんつんと突かれたり。
逆さまにされたり。
それでも、3年目でクロもトラもすっかり人に慣れたのか、
いつも首を出して楽しそうでもあった。
今はこの姿。
接客の多忙な日々から開放され、気持ち良さそうに
スイミングと日光浴を心ゆくまで楽しんでいる。
( バケーションだっぺ by 農園主 )
2015/06/12(Fri) サポーター
アブラムシを発見。“かなみひめ”の子苗に。
例年、この品種にはよく虫が寄って来る。その上、病気にも弱い。
育てるのに大変手がかかる。生産者には人気がない所以である。
しかし、その何倍もお客様にはファンがおられる。
( だからこそ、今年も挑戦 by 農園主 )
2015/06/13(Sat) 悪戯
「“アスター”の苗が少し余ったから、ここにも植えようかね」
そう言いながら三郎さんが、農園前の花壇を鍬で掘り返す。
ここにはシーズン中“キンセンカ”が咲いていた。
お客さまの記念写真の撮影に文字通り花を添えていた場所だ。
新しく植わった苗は、アスター(別名:えぞ菊)。
8月には色とりどりに開花するそうである。
「いたずら、だよ」
楽しそうに言う。 何とも高尚なシーズンオフの悪戯なのである。
( どんな色彩になるだろう by 農園主 )
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