2015年7月12日〜7月18日
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2015/07/12(Sun) リハビリの“ハ”
信じている人には申し訳ないが、
パワースポットやパワーストーンと言ったものには縁がない。
小ぶりのドーナツくらいの大きさの青い物体をこの2週間、嫁が離さない。
よく行くコンビニの会計の時に置き忘れて来るくらいいつも持ち歩いている。
実はこれ、握力増強用のゴム。青色は最も固いハードワーク用である。
通院している病院の看護婦さんに「あれっ?パワーストーンですか?」
と聞かれたそうだが、ある意味では当たっている。
正確には、パワーアップ・ゴムであるが。
甲斐あってか、仕事や家事の幅も随分と戻っている。
ちなみに、この辺りでは“リハビリ”のアクセントは“ハ”にある。
何となく楽しい響きになるのが可笑しい。
( 発音してみて by 農園主 )
2015/07/13(Mon) 赤い三角形
「“止まれ”の標識は信号と同じだからね」
学生のころ、アルバイトでお世話になった巣鴨の電気屋の社長さんは、
とてもせっかちで仕事も運転も、とにかく飛ばす人だった。
しかし、この赤い逆三角形の標識の前では、いつも急ブレーキをかけ、
そして急発進する。首が痛くなるくらいに。
仕事もそうだった。大きな現場にいくと大抵の職人さんは10時には一服するものだが、
この社長は昼まで休まず突っ走る。当然アルバイトも。
ただ、昼飯は周辺の人気定食屋さんで一番高いものを食べさせてくれ、
へとへとになった夕方には事務所で必ずビールをふるまってくれた。
“止まれ”の標識を無視した警察官がいたという報道を聞き、
驚きながらも、社長の顔を数十年ぶりに思い出した。
( 仕事こそ、一時停止が気持ちいい by 農園主 )
2015/07/14(Tue) 風の音
「ざわわ ざわわ ざわわ 風が 通りぬけるだけ
今日も 見わたすかぎりに 緑の波が うねる
夏の ひざしの中で」
名曲“さとうきび畑”の一節である。
気温は高いが、風があり、
見渡すと農園の周りの田んぼは、まさに“ざわわ”のように
稲の大海原がうねっているかのようである。
日陰に座ると、暑さを忘れて、ついうとうとしてしまうくらいである。
しかし、台風が近づいている。大変気がかりである。
( 天気にいつも一喜一憂 by 農園主 )
2015/07/15(Wed) 初冷風
タイミングとはこういうものか、
暑い時にクーラーは動かなくなったりする。
昨年買い替えたばかりの新品である。数日前の試運転では問題なかったのだが、
この暑さで“いざ”と思ったら、あれっ?ピクリともしない。
汗だくになりながら、リモコンの電池を交換したり、取説を探したり。
どうにもならなくて、電気屋さんを呼んでみたら、
「電気が来ていないですよ、東京電力さんに確認してください」と言う。
来るなりそれだけの仕事で6,500円の出張費だ。
その後、怒りの?電話で1時間もかからず、東京電力の保守の方が飛んできた。
電柱から家につないでいる引込線の取付点にヒューズが付いているそうだ。
これを交換することになった。
異常(ヒューズが飛ぶ状態)があれば、電気は来ない。
ただ、これは家庭では調べようがなく、東京電力も各家庭にあるヒューズなので、
定期点検は件数から難しい。ちなみに耐久年数は15年の部品だとか。
「この出張費は誰が払うべきものなのでしょうか?」
領収書は持ち帰ってくれたが、さてどうなることやら。。。?
( ともかく、クーラーが始動すると何でこんなに幸せなのだろう by 農園主 )
2015/07/16(Thu) 雨々
梅雨明けがいつになるか、気にしながら仕事をしている。
本圃ハウスの土を熱消毒するための準備があるからである。
ところが調べてみると、気象庁の梅雨入りと梅雨明け宣言には、
数字の根拠はないのだそうだ。
そもそも梅雨入りの発表は、雨の季節が始まると大雨などもおこりやすいため、
大雨に備えてという防災的な意味合いから行っているものなのだと言う。
気象情報というよりは、皆さまへの注意喚起の「お知らせ」なのである。
気象庁からのサービスとも言える。
なるほど。日々の予報の“はずれ”に目くじらを立てるのは少し控えようと思った。
( 今は四国の友人たちが心配 by 農園主 )
2015/07/17(Fri) 一番乗り
来シーズンの品種は熟考を重ねた結果、昨シーズンと同じ4品種に決めている。
以前にお知らせした通り、皆さまからの声を反映させてもらっている。
4品種はそれぞれに育苗を経験済みのはずなのだが、
天候条件は毎年同じではなく、いつまで経っても“毎年1年生”になってしまう。
そろそろ、苗が揃い始めて来た。
今年も“やよいひめ”が順調に育ち、必要苗数への到達は1番早かった。
それでも長雨の影響か、例年よりは数日遅れである。
( 他の品種ももう一息 by 農園主 )
2015/07/18(Sat) ラジコンヘリ
今年も農園周辺の田んぼに全長2mほどのラジコン・ヘリコプターが飛ぶ。
病害虫の駆除のために農薬を空中散布するのである。
全てを専門家にお任せするので農家の負担する費用は安くない。
一機1,500万円する機体を自在に操るには、経験と技術が要るそうだから、
誰にでもできるわけではない特殊技能とも言える。
しかし、“ドローン”の登場である。
安価で誰にでも操縦できる。これなら農家にでもいずれできるようになる。
心配は、飛ばす時のルールがないことである。
墜落すれば大惨事になりかねない。
実質的な法規制がない現状、操縦する本人たちの善意に任せられているのが実情だ。
それでも、農業への利用は大きなメリットがありそうだ。
( 農園内でもいつか by 農園主 )
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