2015/09/06(Sun) 彼岸花2015年
農園周辺の彼岸花が咲き始めた。
昨年より3日早い。
この赤い花はイチゴの花芽分化の時期を教えてくれるので、
重要なシグナルになる。
彼岸花は最初の開花から1週間ほどで盛りを迎えるが、
例年、そのころに当園のイチゴたちの分化が始まる。
これからは毎朝、開花状況を確認するのが日課になりそうだ。
( そろそろ by 農園主 )
2015/09/06(Sun) 彼岸花2015年
農園周辺の彼岸花が咲き始めた。
昨年より3日早い。
この赤い花はイチゴの花芽分化の時期を教えてくれるので、
重要なシグナルになる。
彼岸花は最初の開花から1週間ほどで盛りを迎えるが、
例年、そのころに当園のイチゴたちの分化が始まる。
これからは毎朝、開花状況を確認するのが日課になりそうだ。
( そろそろ by 農園主 )
2015/09/07(Mon) トップランナーの迫力
香川県の「苺ファーム森本」がつくるイチゴは、県内外から高い評価を受けている。
その若夫婦と毎年情報交換をする機会に当園は恵まれている。
先日、1年振りにひょっこりと来園され、刺激的な話をたくさん聞かせてもらえた。
とても明るくユーモアのあるお二人なので共有する時間はいつも大変楽しい。
ただし、仕事への取組みは真剣そのもので、厳しい。
そこが尊敬できるところでもある。
「毎年、前進を考え続けないと衰退しますよ、必ず。
だって、そうですよね。
我々農家の体力・知力が歳とともに劣化していきます。設備も同じです。
だから、同じことをしていたら、必ず地盤沈下を起こすと思っています。」
当園はこれまでの3年間、師匠や先輩方の背中を追いかけて、
ひたすら走り続けてきた。全力で。それは今も変わらない。
これも相当きついと思っていたのだが、まだまだ、楽をさせてもらっていたのである。
( 早くトップ集団の匂いを知りたい by 農園主 )
2015/09/08(Tue) プロジェクトT (イラスト完成編)
いいものが出来た(と思っている)。
嫁さんが描いたアランの絵である。
アランは、首を上に向けるくせがあり、「構って〜」という意思表示をよく見せる。
いつも皆といっしょにいたい、そういう気持ちからだ。
イラストの目と蹄(ひづめ)の部分は、私のアイディアが取り入れられた。
真剣にデッサンを何度も何度も描き直した成果?だと自負している。
( どうかなぁ by 農園主 )
2015/09/09(Wed) びしょ濡れ
あきれるほどの長雨である。
じめじめとした湿気や日照不足はイチゴにいいわけがない。
雨の合い間を見計らって、病気の防除をする。
また、ハウス内には雨水がしみ出てきたりするので、
これまた合い間を見ては、鍬で溝を掘ったりしている。
アランの小屋掃除も同様である。
アランはと言うと、あきらめ気味なのか、珍しく大人しい。
見渡せば、田んぼで稲が刈られるタイミングを今かと待っている。
お盆明けからずっとだ。
( 晴れ間よ、来い by 農園主 )
2015/09/10(Thu) 検鏡始め
イチゴの花芽分化は、定植前に顕微鏡で必ず確認をする。
今年の検鏡第1回目があった。
農業事務所の指導員の方々が総出で君津のイチゴ農家全ての検鏡をしてくれる。
もし、分化を確認しないまま定植した場合、本舗の広い土壌に植わることで、
イチゴたちは一気にストレスから解放され、花をつけようとする生殖生長から、
自らが伸びようとする栄養生長に戻ってしまうことがある。
そうなると開花、ひいては収穫時期が大幅に遅れることになる。
大変重要でとても繊細な作業なのである。
( 今年の分化は早そうだ by 農園主 )
2015/09/11(Fri) セット・アップ
本圃ハウスの高設ベッドに水かけをしている。
イチゴを植える前に、施肥後の肥料を土に馴染ませるためである。
美味しい状態にしてお迎えするというわけである。
昨日の検鏡では、花芽は“未分化”であった。(これは予想通り)
先月末からの低温で、例年より早まるのではという見方が強かったが、
9月に入ってから雨の割にはあまり気温は下がっていない。
また、「日照不足で体内に蓄積したチッソ分を消化しきれていない」
ことが分化を遅らせているという師匠の見方も説得力がある。
“Xデーは来週後半”、この見立てが有力である。
( 準備着々 by 農園主 )
2015/09/12(Sat) 迷信
農園の周辺は、のんびりとしているのが日常である。
ご来園されたことのあるお客様は、よくご存知かと思うが、
車通りは少なく、鳥や虫、カエルの鳴き声が響く田園(田舎?)である。
それが、この数日は大変賑やかで様相が違った。
明日、君津市の市会議員選挙があるからだ。
例によって名前を連呼する選挙カーが往来している。。。
中には「大きな声で、ごめんなさいっっ」というウグイス嬢もおり、
農園で作業をしながら、つい吹き出してしまうことも。
「選挙カーの声が届かないと、“うちらを忘れたのか”と怒る支持者もいるとか」(朝日新聞)
そんな迷信が、この時代遅れとも取れる選挙活動を続けさせているのかもしれない。
ちなみに、山形県選管が2013年に公表した調査では、
連呼を参考に投票者を決めた人は、0.4%、だそうだ。
( 市民は、黙っていても厳しい by 農園主 )