2016年1月17日〜1月23日
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2016/1/17(Sun) いつだって旬
当園に何度もご来園いただくリピーターの方々は様々である。
シーズン中に何度も来園される方もおられれば、
恒例行事として毎年同じ時期に決まって訪れてくださる方、
そして、毎年、時期を変えていらっしゃる方も。
「今年は1月にしました。去年は12月、その前は3月でしたので。
毎回、品種ごとに味と大きさに違いがあって。新鮮な驚きで楽しいです。」
― いつもありがとうございます。 4〜5月もいいですよ。
イチゴは本来、春の植物ですから。
「えっ? ・・・ 来年はそうしようかな。 あれ? 今シーズンでもいいのですね。」
( ハイ、お待ちします by 農園主 )
2016/1/18(Mon) Only You?
君津は幸い雨であったが、各地で大雪になっている。
都内で通勤される方々が四苦八苦される映像がニュースで流れている。
毎度のシーンだが、かつての自分を思い出してヤキモキしてしまう。
「オフィスに何としても行かなくては、時間通りに」
本当は自分ひとり出社できなくとも、仕事はちゃーんとまわっていくものなのだが、
それに気付くのは意外に難しい。 知りたくないと言うべきかも。
米国の証券会社で数年だけ仕事をしたことがある。
大雪の時は、幹部しかディーリングルームに来ていないことに驚いた。
「家の前の雪かきをしないと、お隣さんに怒られるからね、チャオ〜」
電話でそう言って、同僚たちは次々休むのであった。
( 彼らに見習うところもある by 農園主 )
2016/1/19(Tue) 漢字の妙
“紅ほっぺ”の2番果房が大きくなってきた。まだまだ青い実であるが。
さて、ここから手を入れる。
古くなった葉だけでなく、余計な脇芽や空になった果房を取り除いていく。
養分は全て次の果実に集中してほしいからである。
今シーズンから近所の“お母さん”たちに手入れを手伝ってもらっている。
9月の定植の時にも助けてもらっているので気心は知れた上に、実力は文句なし。
イチゴたちが、そばから生き生きしていく。
今さらだが、苺という文字は「草冠に母」と書く。
( その通りなのである by 農園主 )
2016/1/20(Wed) 羽ばたけ
「4年生になりました。おかげ様で。」
いちご狩りに来園された綺麗な女性が話しかけてきた。
―えっ?もしかしてあの時の新入生?
「そうです。就職も決まりました」
当園がオープンした最初のシーズンに大学の友人グループで遊びに来てくれた。
たまたま自分の出身大学で同学部の後輩に当たることがわかって話が弾んだものだ。
ただ、その時に随分と幼いなという印象を受け、正直少し残念だった記憶もある。。。
あとから「ゆとり世代」という言葉を知り、そういうものかと。
しかし、今日の彼女はとても輝いていた。
大人の女性として綺麗になっていただけではなく、
新しい船出に希望とやる気に満ち溢れていた。
何よりもコミュニケーションが上手くなっていたことが嬉しい。
これから厳しい社会の中でとことん揉まれながら、どんどん成長することだろう。
―仕事頑張ってね。その後でイチゴ農家になる?
「ハイ、考えておきます」
( そこは、“もちろん” でっ by 農園主 )
2016/1/21(Thu) 大寒
「だいかん」と読むそうだ。
1年中で最も寒い時季とされる二十四節気のひとつである。
確かに寒い。さらに来週初にかけては一段と冷え込む予報である。
しかし、ハウス内は陽が照ればとても暖かくなり、
閉め切っていれば、あっと言う間に30度に達する。
逆に、暑くなり過ぎないように温度管理にはとても気を使うくらいである。
おかげで、イチゴ達は順調な生育である。
( ハウス内の春を謳歌 by 農園主 )
2016/1/22(Fri) 気楽に慎重に
とても穏やかな午後である。
「日曜日の予約のことで伺いたいのですが。。。」
お客様から電話でのお問い合わせである。
「土曜日の夜に雪が降るかも知れないという予報ですので、
万が一、積もった場合はそちらに行けなくなることもあるのですが、
キャンセルするのも申し訳なく、予約していいものかどうか。。。」
― ご丁寧にありがとうございます。でも、無理をせず、
積もったら迷わずキャンセルしてください。
2年前の大雪の週末、閉園を決めたことがある。
東日本の各地でビニールハウスが倒壊した大雪の日だ。
ご予約をいただいた時に連絡先をうかがっているのは、こういう時のためである。
早朝に閉園のご連絡をすると、なかには“どうしても行きたい”と言われる方もあった。
車ではなく、電車で行くので大丈夫だと。
― いえ、電車もいずれ止まると思います。
思いとどまっていただくのに苦労した経緯があるが、結果的には、
電車の運行も大変混乱したので、お客様にとって間違っていなかったと思っている。
いちご狩りは、のんびりと楽しむもので、ゆとりがあってのものである。
( 無理をせずに by 農園主 )
2016/1/23(Sat) 小粒こそ
“かなみひめ”のトレーである。 今回は、やや小粒の果実で揃えた。
果肉が柔らかい品種なので、パック詰めがとても難しく、
クッションのあるトレーが一番安心感がある。
大粒は見栄えがするので、もちろん人気がある。
それでも小さいサイズは味覚が凝縮するため、ファンの方は結構多い。
もちろん、放っておいて充実した小さな果実になかなかなるものではない。
イチゴは、養分を長男(長女かな?)から先に供給する特性があるので、
小さい粒である末っ子になるほど、味覚は薄いものになりやすい。
そこに少しだけだが、ひと手間入れることで見違えるようになる。
明日は、いちご狩りでもその“小粒”を堪能していただける。
( トレーは、、、数に限りあり by 農園主 )
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